ネジ収納ボックスをDIY

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100均ケースでネジ収納をDIY 図面と作り方を紹介

DIYで使うビスやネジを手軽に収納できるネジ収納BOXの紹介。

取り出しやすく、片手で蓋の開閉ができ、省スペース、大容量のネジ収納。

ネジの取り出しにストレスを感じている人はぜひ作ってみてほしい。


ネジ収納BOXの特徴

ねじ収納ボックスの外観2
ネジ収納ボックスからねじボックスを取り出した

手元にネジボックスを置けるのでビス止め作業が楽になる

ビスの混在も防止できてストレスフリーだ。

特徴1:簡単に作れる

ねじ収納ボックスの外観

単純な構造

ビスと接着剤で固定する構造。

内部の仕切り板を差し込む溝も丸ノコがあれば簡単に加工できちゃう。

特徴2:100均ケースを流用

100均のビスケース
100均のビスケース

蓋付きの100均ケースで、おが粉が入らないのできれいに使用できる。

2種類のビスを収納できる100均ボックスなのも便利。長さの近いビスを同時に使うシーンが結構あるので重宝している。

さらに蓋が個別に開閉できるので選び間違いも防止できる。

特徴3:片手で開閉できる

100均ビスケース蓋つき
100均ビスケース蓋2個付き

片手で蓋を開閉できるのはほんと便利。しかも指先で開閉できるくらい軽い。ストレスフリーで使い勝手がいい。

しっかり締まるタイプのケースは、両手で開閉しなくちゃいけなくて、けっこうめんどくさい。

特徴4:取り出しやすい

ねじボックスを取り出す

100均ボックスの中央部に木の取っ手を挟み込むように取り付けており、簡単に引き出せるようにした。

この取っ手は必要なら取り付けるでOK。今回のネジ収納ボックスは100均ケースがぴったり入るようにスリム化しているので、取っ手がないと引き出し難い。その解決策として取っ手を付けた。

特徴5:12種類を収納

12種類あれば困ることは少ないと思う。長さ違いのコーススレッドとスリムビス、小さい木ねじ、2種類のタッピングビスを収納している。

使用頻度を考えてスタメンを入れ替えることもできる。タッピングビスは使用頻度が低いので、別のネジと入替ようかと思っている。


ネジ収納BOXの図面と作り方

図面と寸法

ネジボックスの寸法図
全体寸法図

材料一覧

部品名数量材料寸法
天板構造用合板12mm225x85
側板構造用合板12mm422x85
底板構造用合板12mm201x85
仕切り板普通合板4mm207x85
背板普通合板4mm434x150
フレンチクリート1x4(45°カット)150
ビス12コーススレッドφ3.8-38mm

内寸と100均ケースのサイズはこんな感じ。

ネジ収納BOX内寸:横201x高さ65x奥行85

100均ケース:横195x高さ57x奥行80

100均ケースに対して片側3mmくらいの余裕がある省スペース設計。

高さは8mmしか余裕がないので、指を入れて取り出すのは困難。

なので木の取っ手を付けている。


作り方

手順1:材料の切り出し

材料は合板なのでカットしやすいと思う。直角・直線精度もそこまで必要なく、まあまあラフでもOk。

手順2:側板に溝加工

側板の溝加工
側板の溝加工

側板に仕切り板を入れる溝を加工しよう。丸ノコで簡単に加工できる。位置がずれないように側板2枚を同時に加工。

丸ノコ定規で墨線通りに加工すれば結構簡単。直角精度に気を付けて墨線に合わせて溝加工しよう。

僕は自作の丸ノコスライド台を使っている。何も考えずに直角と直線加工ができるので重宝している。

丸ノコ定規の作り方

丸ノコスライド台の作り方

ネジ収納ボックスの部品図
側板の加工図

深さ5mm、幅5mmで加工。仕切り板の厚みに対してプラス0.5~1mmくらいの幅で加工することをおすすめする。

もし仕切り板を5.5mm合板にするなら、トリマー6mmビットでもOK。

仕切り板が両端に3mmずつ乗っかる構造だ。

手順3:組み立て

ネジ収納ボックスの組み立て

単純な構造なので組み立ても簡単。

  • ①天板と側板をビスとボンドで組付ける
  • ②仕切り板を挿入
  • ③底板をビスとボンドで組付ける
  • ④背板をビス止め

ビスの下穴サイズ一覧

①天板と側板

天板の組付け

ビスは4か所。コーススレッドφ3.8-38mm。

②仕切り板の挿入

仕切り板の組付け
ねじ収納ボックスの内側

側板の溝にボンドを塗布してから仕切り板を組み付ける。

仕切り板が両側の溝に約3mmずつ挿入されるので強度的に問題ない。ビスの量をもっと増やすなら5.5mmなどにしたほうがいいかも。

③底板の組付け

底板もビスとボンドで組付け。ビスは天板と同じコーススレッドφ3.8-38mm 4本。

④背板の組付け

背板の組付け

背板はビス6本とボンドで組付け。コーススレッドφ3.8-38mm。

背板を付けることでがっしり安定してくれる。

必要あればフレンチクリートのレールを取り付けよう。

おまけ:取っ手が必要ならば

100均ボックスに木の取っ手を取り付ける
9mm合板を手ノコで加工
100均ボックスに木の取っ手を取り付ける2
ぐっと押し込むだけ

合板を手ノコでこんな形に加工して、100均ボックスの溝に押し込む。

押し込む部分はサンドペーパーでちょっと面取りしたほうが押し込みやすい。

完成

ねじ収納ボックスの外観2
ネジ収納ボックスからねじボックスを取り出した

今回のネジ収納ボックスはかなり使用頻度が高く、フレンチクリートの中でも上位に入るくらい作ってよかったと思っている。

長さの違うビスの混在が無くなって、ビス選びも簡単になったのでストレスフリーになった。

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