2x4で作る簡単作業台 図面と寸法図、組み立て方を解説

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簡単2x4作業台をDIY 図面と組み立て方法を解説

2x4作業台を自作する

簡単に作れるよ

DIY初心者でも挑戦しやすく作るとめちゃくちゃ便利な作業台を紹介。

2x4作業台の完成

堅牢なフレームと艶のある広い天板。テーブル下にはたっぷりの収納スペース。

自分に合わせてカスタマイズできるのは自作DIYの大きなメリットだ。

壁の2x4材3本は作業台とは別物。

交換できる天板

天板は数年に一度交換する。丸ノコで切ったり、ドリル穴が開いたり、塗料がこぼれたり、、、

天板は厚めで安価な材料を選ぼう。今回は平面精度が良いランバーコア21mmを使った。構造用合板12mm2枚重ねでもありだと思う。メンテナンス性が良くなる。

安定性のあるフレーム

2x4作業台の堅牢なフレーム

体重80kgの僕が乗ってもビクともしない

安定性があり丈夫な作業台。グラグラしないので使いやすい。

2x4材くらい太い材料なら人が乗っても大丈夫。

自分の身長に合った高さで作れる

写真では背が低く見えるけど、フレーム高さ820mmある。

市販の作業台では高さを選ぶことができないけど、自作すれば好みの高さに設計できる。

DIY作業台の大きなメリットだ。

クランプできること

材料を作業机にクランプできることは必須条件。掴み代がない作業台もあるけど、DIYでは不便だと思う。


2x4作業台の図面

2x4作業台の図面と寸法図

材料一覧

数量材料寸法
天板1ラワンランバーコア1250x800x21
幕板142x41100mm
幕板282x4650mm
42x4820mm(※)
補強材(上)42x4100mm
補強材(下)42x450mm

※脚の長さは身長に合わせて調整してほしい。今回の設計だと天板高さは841mm。僕の身長182cmだとジャストサイズ。作業がめちゃ楽になった。

カインズでカットしてもらった2x4材 作業台の材料

全部カインズさんでネット注文+カットしてもらった。

コーナンコメリでも木材カットサービスがあるので近所のホームセンターを活用しよう。

2x4:約5,500円(カット込み)

ランバーコア:約4,500円(カット込み)


2x4作業台の作り方

事前準備として2x4の木口以外の面をサンディングをしておこう。木口をサンディングするとせっかくの直角が損なわれる可能性があるからだ。

2x4を120番でサンディング

今回は120番でサンディング。

作業台でラフに使うので120番で十分。

目に見える表側だけ180~240番で仕上げてもいいかも。

塗装するならここでやってしまうのもあり。

サンディングのやり方の記事


ステップ1:幕板の作成 2セット

2x4作業台の製作図面 幕板の組み立て
2x4作業台の幕板
幕板の仮組

天板を乗せる幕板と足元の棚用の幕板は同じ構造。漢字の目のような構造になっている。

幕板は天板を乗せるので、平面具合はきっちり確認しておこう。

また角の90度の直角確認をしよう。

幕板の直角確認

幕板は接着剤とビスでガッチリ組み立てる。

もちろん木割れ防止に下穴+皿ザグリしている。

下穴+皿ザグリのやりかた

この部分は後でさらに2本のビスを打つことになる。なのでまっすぐビスを打つようにしてほしい。斜めになるとビス同士が干渉する可能性があるからだ。

幕板の接着とビス止め
ビスは合計16本。

接着剤+スリムビス 3.8mmx65mm 合計16本

使ったビスはスリムビス3.8mmx65mm。もちろんコーススレッドでもOK。長さは58mm以上が望ましい。

ビスの長さの考え方

幕板のビス止めに使ったスリムビス 3.8x65mm

ビス頭を隠すためにダボで埋木をする。おが粉やゴミが溜まらない対策になる。

木ダボでビス頭を隠す
木ダボで埋木するとビス頭がきれいに隠せる

ダボ埋め・埋木の手順


ステップ2:脚+補強材(下)の作成 4セット

2x4作業台の脚の図面
4セット作る
2x4作業台の脚の組み立て
接着剤とビスで組付け ビスは2本x4セットで合計8本

脚は長さ、木口の平面度、曲がりに注意。作業台のガタつきに直結する

脚には補強材(下)2x4材50mmを組み付ける。ビスと接着剤でガッチリ組付けよう。

接着剤+スリムビス 3.8x65mm 合計8本

この脚+補強材(下)の面が床と接地するので、段差がないように気を付けること。

段差ができてしまったら、軽くカンナをかけるかサンディングして段差を無くそう。


ステップ3:上側の幕板+脚の組み立て

2x4作業台の組み立て 脚と幕板
2x4作業台の幕板と脚の組付け方法
平面が出ている場所で組付け
脚の組付け ビスを打つ方向
ビスは外側から4本

脚が幕板に対して90°であることに注意しつつ組み付ける。

天板が乗るので脚と幕板に段差ができないように注意。

組み立てには接着剤+ビス。ビスは各脚に4本ずつ打つ。すでにあるビスと干渉しないように注意。

接着剤+スリムビス 3.8x65mm 合計8本


ステップ4:補強材

補強材の組み立て図面
幕板を保持する補強材
作業台を逆さにしている

経年で天板用幕板がずれないように補強材を組み付ける。

ビスを打つ側は表裏どちらかでもOK。

接着剤+スリムビス2本 3.8x65mm 合計8本


ステップ5:下側の幕板の組付け

棚用の幕板を組み付ける

下側の幕板はすでに取り付けている補強材に乗っける感じでビス止めしよう。

幕板が脚に組み付きにくい時は幕板をちょっとカンナで削るか、サンディングで調整する。

接着剤+スリムビス2本 3.8x65mm 合計8本


ステップ6:塗装

フレームの塗装 ブライワックス ジャコビアン 1回塗り

天板を固定する前に塗装する。もしくは、2x4をサンディングした直後に塗装するのがいいかも。

今回は濃いめのブライワックス ジャコビアンを使った。汚れが目立ちにくく、アンティーク調で高級感が出る。

湿度による木材の反り防止のためにも、塗装したほうがいいと思う。

ワックスの塗り方はこの記事

艶が出る
ブライワックスジャコビアンで塗装
ブライワックス ジャコビアン

天板の塗装 ブライワックス クリア 1回塗り

天板はブライワックスクリアで塗装。ブライワックスの着色は色移りしちゃうので天板はクリアを選択。もしくはオールドウッドワックスorオイルフィニッシュ。

天板のサンディングは#120→180→240で仕上げている。

ランバーコア21mm 塗装前

ブライワックスのクリア。1回塗り。

ブライワックス クリアで天板を塗装

すべすべの天板

天板をブライワックスクリアで塗装した後

ささくれ、引っかかりもないので材料に傷を付ける事も無く、掃除も楽。

今回使用したのはラワンランバーコア。単にランバーコアとも呼ばれる。シナよりきれいさでは劣るけど、軽くワックスするだけで十分きれいでツルスベの木肌になってくれる。


ステップ7:天板の組付け

2x4作業台の完成

天板に接着剤の使用は厳禁。交換を前提にしているため。

ビス止めは天面側から4か所。横ずれ防止のため、裏側から当て木や金具で補強してもいいかも。

以上で完成。

作業時間は約8時間。塗装とサンディングを省略すると5時間あれば十分。


DIY初心者が挑戦しやすい難易度

もっと早く作ればよかった

広いスペース、身長に合った高さ、大きな収納、、、、

DIYの作用効率が大きく向上した。

めんどくさがらずに早く作るべきだったと後悔している。

サイズは大きいDIYだけど、難易度的には低いのでDIY初心者でも挑戦しやすいと思う。

ぜひチャレンジしてほしい。作ると便利なのでDIYが捗ること間違いなしだ。

まあ市販品でもいいので自分に合った作業台を見つけてほしい。