フリーハンドでまっすぐ穴あけするのは難しい。
ボール盤や市販のドリルガイドがあればまっすぐ垂直な穴開けができるけど、お金が掛かってしまう。
というわけで、安価で、簡単に、余った角材だけで作れる簡単ドリルガイドを紹介しようと思う。
ボール盤やドリルガイドが使えないシーンでは、むしろこの簡単ドリルガイドのほうが役に立つ。
DIYのいろんなシーンで活躍するので、ぜひ作ってほしい。
目次
簡単ドリルガイドの作り方



余った角材を2本重ねるだけで精度の高い穴開けができるドリルガイドになってくれる。
垂直精度はフリーハンドと比べ物にならない。
角材の2面がドリルの側面と接触して垂直方向のガイドをしてくれる。
接着剤もビスも不要。角材を手でしっかり握るだけで治具としてしっかり役目を果たしくれる。
角材の長さは10~15cmくらいはあったほうがいいかも。長いほうが手で握りこみ易い。
注意点 直角の出ている角材を選ぶ

ホームセンターで売っている杉の角材であればOK。
素人が丸ノコでカットするより直角が出ているはずだ。
杉やヒノキの角材を使おう。SPFや2x材は角が面取りされているのでちょっと使いにくい。
2~3か月で交換
ドリルビットの側面は木を切削する構造ではないので、かなり長持ちする。それでも使い込むと木材側面が消耗するので、定期的に新品の角材に交換しよう。
僕は3か月に1回くらいで交換しているかな。
簡単ドリルガイドの改良
簡単ドリルガイドは高頻度で使うので、ちょっと改良して使いやすくしよう。
改良1:接着剤とビスで固定


ガイドの位置がずれないように2本の角材を接着しビスで固定しよう。固定したほうが素早く作業できる。
さらにクランプでドリルガイドを固定するときも楽になる。
改良2:滑り止めのサンドペーパーを貼る


連続作業がすごく楽になる。軽く抑えるだけで良くなるので、手が疲れない。
位置の調整も格段に楽で、ズレにくくなる。
サンドペーパーの番手は120~180くらいがおすすめ。
荒い番手は木材にキズが付きやすい。400番くらいの細かい番手ではすべり止めとして、ちょっと弱い。
簡単ドリルガイドの使い方
使い方1:ドリル中心に合わせる方法
開けたい穴位置の中心を先にマーキングする。錐、ポンチでもいいし、鉛筆で印をつけるだけでもOK。
ドリルビットの先端をマーキング位置に合わせる。
そこからドリルガイドを沿わせて、ドリルビットがまっすぐなるように調整するのがコツ。
最初はこのやり方がおすすめだ。
使い方2:ドリル側面を墨線に合わせる方法
ドリルガイドの便利な使い方。
ジグソーを使って長穴や四角形の加工するときにとても便利。
墨線の端の端まで穴開けができる。以外にも墨線の端を目指して加工するのは難しい。
しかし、このドリルガイドであれば、簡単に精度の高い加工ができちゃう。




墨線の端に穴あけができると、後加工が断然楽になる。
市販ドリルガイドのおすすめ
市販ドリルガイドを買うのもあり。すごく安い。金属製なので耐久性は高い。
おすすめは藤原産業さんのSK-11ドリルガイドキット。ポンチも付いている。
丸棒、角材45°にも穴あけできるのはとても便利だ。
φ7mmは使えないのがちょっと残念。
ボール盤がどうしても必要なら?
ホームセンターのカインズさんでボール盤が使える。
僕はかなりお世話になっている。材料の持ち込み可で、材料を当日カインズで買えば無料で使うことができちゃう。