木材のバリ、ササクレの簡単補修方法の解説

広告 ものづくり 作り方&やり方

木のささくれ、バリの補修方法と目立たなくするコツ

ささくれ、バリの補修方法

手順1:ササクレ、大きなバリは取らない

木材のバリ、ササクレがある状態

大きなササクレやバリは取り除いてしまうと、【木材の欠け】になってしまうのでそのまま補修に使う。

細かなササクレやバリなら、サンドペーパーで軽くサンディングしよう。

手順2:ボンドをたっぷり塗る

木工用ボンドをバリの下にたっぷり塗布する
バリにたっぷり接着剤を塗布する

ササクレの下にたっぷりと木工用ボンドを塗布しよう。

全体に塗布できるように、つまようじなどで奥までしっかり塗布する。

100均の木工用白ボンドでOK

形成するならタイトボンド3

補修後に形成が必要なら【タイトボンド3】を使おう。

白ボンドだと乾燥後はブヨブヨなのでサンディングして形成できない。

タイトボンド3はガッチガチに固まって、カッターやサンドペーパーで加工できる。また接着強度が白ボンドの約3倍あるので、負荷がかかるところにも最適。

手順3:ボンドをふき取る

木のバリに接着剤を塗布した後に圧着する

一度ぐっとバリを手で押し込んで、余分なボンドを出す。

ウエスやショップタオルではみ出たボンドをしっかり拭き取る。

水で硬く絞ったウエスなどで拭き取るときれいに仕上がる。

手順4:固定する

バリに接着剤を塗布した後にテープで固定する

ササクレが浮かないようにテープで固定しよう。

接着強度が低めのマスキングテープがおすすめ。

ボンドが乾くまでテープで固定する

白ボンドなら4~5時間、タイトボンドなら20分待とう。

バリが接着剤で補修された状態

ボンドが固まった後の状態。

サンディング前のなので、よく見るとササクレが分かる。

手順5:サンディング

バリを接着剤で補修した後にサンディングする
バリを接着剤で補修した後にサンディングする2

サンドペーパーで軽くサンディング。

ホームセンターで売っている茶色の紙やすりでOK。

番手(粗さ)は#180を使う。

補修箇所が目立つときは#120→#180の順でサンディング。

すごく丁寧に仕上げるなら追加で#240を使うかな。

遠目からは分からないレベル

バリが接着剤で補修しきれいにサンディングした状態

近くから見ても補修あとはほとんど分からない。

バリが接着剤で補修しきれいにサンディングした状態

遠目からは木目の一部にしか見えない。

バリが接着剤で補修しきれいにサンディングした状態

手でなぞってもちょっと凹んでる?くらいで、もちろん手に刺さることもない。すべすべ。

手順6:色鉛筆でなじませる

ササクレの後がどうしても目立つときは、色鉛筆で周辺となじませよう。周辺の色より薄めの色鉛筆がおすすめ。

深めのキズの場合はクレヨンで埋めてしまうのもあり。重ね塗りやぼかすこともできる。

手順7:塗装で保護する

木の保護、新たなササクレ防止のためにも塗装することをおすすめ。

元と同じ塗装が理想だけど、分からなければ蜜蝋ワックス、えごま油、アマニ油を塗ろう。

ホームセンターで少量でも売っているので使いやすい。

サラダ油、オリーブオイルなどは乾性油ではないのでNG。一生ヌルヌルする。


ひっかき傷ならサンドペーパーで簡単

浅めのひっかき傷なら色鉛筆だけでも十分隠れる。凹凸は残っちゃうけど、触らない場所なら十分だ。

テーブル天板で手触りもよくしたいなら、【サンディング】→【塗装】しよう。

サンドペーパー(紙やすり)の粗さ#180でひっかき傷くらいなら簡単に消える。深い傷なら#120→#180の順番でサンディングしよう。

ニス、ウレタンニスで塗装された木材は補修が難しい

しかしテーブル天板がニス、ウレタン塗装などで塗装されていると補修するのが難しい。

個人的には無理だと思う。

ニス、ウレタン塗装(ウレタンニス)は塗膜が厚く硬いので塗装を剥がすのがめちゃくちゃ大変だからだ。

ニスならまだ頑張れば補修できそうだけど、ウレタン塗装はあきらめたほうがいい。

おとなしくプロにお願いするしかない。


欠け、穴、ヒビ 補修方法

パテが簡単

木工用のパテ

木材の欠け、穴などは木工パテが便利。

固めのボンドのようなパテを注入して、付属のへらで形成してやるとガッチガチに固まる。

ビスも打てるし、カッターで削ることもできる。

でっかいチューブタイプは使い切らないと思うので、買うなら少量タイプがおすすめ。