DIYや電子工作、鉄道模型などでよく使われるロータリースイッチ。
しかし「使い方が分からない」「種類の違いが分からない」という声が多い。
なので今回は
- 仕組み
- 種類
- 配線方法
- DIYでのおすすめタイプ
- 購入先
を、初心者にも分かりやすく解説していく。
目次
ロータリースイッチとは?
つまみ(ノブ)を回すことで接点を切り替えるスイッチをロータリースイッチという。
接点とは?
接点とは電気が流れる物理的な道のこと。スイッチを押すことでこの接点がつながったり(ON)、離れたり(OFF)する。
つまみ(ノブ)を回すと?




上図のようにロータリースイッチのつまみを回すと、C(共通ピン)と各ピンの接点が順番につながって、電気が通るようになる。
接点の数は(=ピンの数)?
切り替わるピンの数は製品ごとに異なり、4、6、10、12、16、24などさまざま。
DIYで使うなら多くても16接点。数百円の価格帯だ。
接点数が多いと価格も高くなり、大きくごっついロータリースイッチは数万円するものもある。
産業機器用だ。
ロータリースイッチの用途
クルマのエアコン、電子ピアノ、照明機器など
以外にも産業機器では昔から使われており、身の回りにもある。
DIYでの使い方
DIYだと主にLEDの切り替わりやモーターの回転速度の調整などに使う。
例を挙げるとこんな感じ。
16接点のロータリースイッチを使って、16色のLEDを光らせている。
鉄道模型では速度コントローラや動作の切り替わりに使ったりする。
オーディオ、音響関係のDIYでは機器の修理やトーン調整などなど。
以外にも活躍している。
ON/OFFスイッチとの違い
トグルスイッチや押しボタンスイッチとの違いは
複数の選択肢から1つを選べることだ。
たくさんの状態を一つのスイッチで切り替えることができるので、便利なスイッチとして重宝されている。
ON-OFFスイッチについては別の記事にまとめているよ。
ロータリースイッチの種類
便利なロータリースイッチには大きく3つの種類がある。
1:ロータリースイッチ
2:ロータリースイッチ(DIP)
3:サムロータリースイッチ
DIYでよく使うのは1>2>>>>3の順。
1:ロータリースイッチ

ロータリースイッチの代表。
写真のスイッチはつまみ込みで高さ6cm、直径3cmくらい。12接点。
接点数が少ないともっと小さい製品もある。接点数も多く、たくさん電気を流せるタイプはペットボトルくらいある。でかい。

半田付けする端子形状はこんな感じ。
中央の「A」がC共通端子(コモン端子)。
周辺にきれいに並んでいるのが1~12番ピン。
つまみを回すごとにA-1導通→A-2導通→A-3導通、、、、
というように切り替わる。
2:ロータリースイッチ(DIP)


プリント基板に実装して使うタイプ。
1cm角くらいのサイズ。普通のロータリースイッチと大きな違いは内部の構造にある。
「出力が2進数」になっている。
コード表は下記の通り。
0~Fがスイッチの表示番号、●がCOM端子と導通を意味する。
| ピン | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | A | B | C | D | E | F |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | ||||||||||||||||
| 2 | ||||||||||||||||
| 4 | ||||||||||||||||
| 8 |
| ピン | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | A | B | C | D | E | F |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | ||||||||||||||||
| 2 | ||||||||||||||||
| 4 | ||||||||||||||||
| 8 |
端子がC、1,2,4,8ピンとなっており、出力が2進数になっている。また、正論理、負論理の2タイプがあって、接点の開閉が逆になっている。
まあ電子工作する人だけが知っていれば十分だと思う。電子回路やマイコンとセットに使うスイッチだ。
3:サムロータリースイッチ

工場の設備や制御盤にあるタイプのロータリースイッチになる。別名デジタルスイッチ。
DIYではまあ使わない。
プラスとマイナスのボタンを押すとメモリが増減し、接点が出力される。出力タイプは2進、10進、16進などがある。
DIYに向いているロータリースイッチは?
断然1:ロータリースイッチ
理由は
・シンプルで使いやすい
・接点容量が大きい
・配線が分かりやすい
・操作性が良い
構造が単純で、サイズが大きくはんだ付けしやすい。
接点容量が大きいタイプが多いので、LEDを直接制御することができる。
ロータリースイッチの購入方法とオススメショップ
ネット通販
ネット通販が主な購入方法になる。
コーナンなどのホームセンターではほとんど売っていない。電子部品の実店舗もほとんどが閉店したしね。
ではどこのネットショップが良いかと言うと
秋月電子
初心者・DIY用なら秋月電子さんがおすすめ。
【安い】【少量購入できる】【探しやすい】【実店舗もある】
僕が良く買っているスイッチも紹介しておくので参考にしてほしい。


Mouser、Digi-keyは種類が豊富
秋月電子さんに欲しいものが無い時はMouser、Digi-keyで探そう。
両者ともに超大手の電子部品販売サイトで実績ある会社さんだ。
海外サイトになるが、個人でも購入できるのはありがたい。
電子部品の購入先については別の記事で詳しく書いているので興味があれば読んでみてほしい。
まとめ|DIYにロータリースイッチを
・ロータリースイッチは3種類ある
・DIYでは大きいタイプが使いやすい
・照明・模型との相性が非常に良い
・購入は秋月電子が手軽で安心
DIYでロータリースイッチを使えるとできることが大きく拡がる。
値段も手ごろなのでぜひ活用してほしい。


