トリマーの購入を検討している人には、
静かで、
操作性抜群、
切削速度No.1、
最高のトリマーハイコーキHIKOKI M3608DAを強くお勧めする。
特にDIY初心者であるほどオススメだ。
ライバルとの比較、機能、実際の使用感、そして初心者にこそオススメする理由について詳しくレビューしていこうと思う。
安全性、操作性が段違いに素晴らしいだけでなく、爆音による騒音問題と恐怖感からの解放が特筆して素晴らしいのでぜひ参考にしてほしい。
目次
絶対王者ハイコーキM3608DA
DIYのトリマー界では絶対的な2強があってそれが、
でも開発時期の違いからか、名機マキタRT50DZを研究し尽くしてリリースされたようなハイコーキM3608DA。
ほぼすべての点においてマキタを上回った性能と言ってもいい。(異論は認める)
HIKOKI M3608DAのいいところを紹介する前に、ライバルのマキタRT50DZ、AC機の名機京セラMTR-42と比較していく。
おすすめトリマー3機の比較
HIKOKI M3608DA | マキタ RT50DZ | 京セラ MTR-42 | |
---|---|---|---|
電圧 | 36V | 18V | AC100V |
回転速度 | 10,000~30,000可変 | 10,000~30,000可変 | 32,000固定 |
切削速度 | S | A | B |
操作性 | S | A | C(電源コード) |
ブレーキ | S(瞬時) | B(3秒) | B(3秒) |
静音性 | S | A | C |
集塵機連動 | 〇 | ✕ | ✕ |
付属品 | テンプレートガイド 集塵アダプタ | テンプレートガイド 集塵アダプタ ストレートガイド ストレートビット | ストレートガイド ストレートビット |
価格 | 2万(NN) | 2万(DZ) | 8,000円 |
表から見て分かる通り、HIKOKI M3608DAがすべての性能で優れていることが分かる。
(値段も違う京セラMTR-42と比較するのはちょっとかわいそうではあるけど)
木材を加工するという基本性能である切削速度は国内No1というだけあって、実感できるほど早い。
細かな部分でもHIKOKIが上回っていて、特にHIKOKIのワンハンドオペレーション設計による恩恵がライバルとの大きな差になっている。
実際に使ってみると顕著に操作性の違いが分かる。手の位置を動かすことなく電源ON-OFFできる操作性は他の追随を許さないほどだ。
またブレーキング性能による安全性とストレスの軽減も大きい。
本当に便利で安全性が高いことがわかる。
ライバル マキタRT50DZ
ライバルとなるマキタRT50DZ。長らく最高のバッテリー式トリマーとして君臨した名機。
名機であっても、時の流れには逆らえない。無慈悲。
優秀なトリマーであることに間違いはないけど、後発で開発されたHIKOKIに比べると見劣りしてしまう。
良いところと言えばストレートガイドが標準装備していることぐらいか?無慈悲。
切削速度は実感できるほど差があって、HIKOKIに軍配が上がる。AC機に比べると早いけど。
そして電源操作を左手に頼るのは操作性と安全性で明確に劣っている。
もしマキタのバッテリーをすでに持っている人なら選択肢に入るか?ってくらいだ。
AC機の雄 京セラMTR-42
入門用としておすすめされることが多いAC機の最優秀トリマー。
トリマーの爆音を気にしない環境かつ、滅多にトリマーを使わないのであれば十分な性能だ。
AC機では珍しく逆さに置けるのは便利。ビットが調整しやすい。
でも初心者にオススメなのかというと疑問に思うのが正直なところ。
トリマーに3万回転は過剰な数値だ。
切削面が焦げるし、爆音の恐怖感が凄まじい。
初心者こそ回転数を下げてゆっくり安全に加工すべきだと思う。
そして何よりもコード式は取り回しが悪いのがネックだ。
付属品トリマーガイドの有無
付属品が豊富なところではマキタが若干勝っているところか?
でも実際には付属のストレートビットは切れ味が悪いので使わないし、ストレートガイドは他機種のガイドを流用している。めったに使わないしね。
よく使うテンプレートガイドはメーカーごとに規格が違うので各々付属している。
こう見ると各メーカーあまり差が無いように見える。
トリマーM3608DAの機能
では実際にハイコーキM3608DAの特徴を見ていこうと思う。
- 圧倒的な静音性
- 回転速度が調整可能 10,000~30,000回転/分
- ワンハンドオペレーションによる安全性と操作性
- バッテリータイプの作業性の良さ
- AC機を大きく超える切削速度(2倍)
- 瞬時に止まるブレーキング性能
- 逆さに置ける
- スパナ1本でビット交換
- LEDライト付き
- 安定した操作性
絶対王者にふさわしい性能を誇っている。
実感できるほどの切削速度の速さに加えて、その静音性と安全性、操作性を兼ね備えている。
またバッテリー式の抜群の使い勝手と、片手で操作がすべて完結するワンハンドオペレーションは唯一といっていいほどの快適性を提供してくれる。
ああ、すごい
さらにこのワンハンドオペレーションは安全性と加工精度にも多大な恩恵をもたらしている。
まあ、すごい
今まで使ってきたトリマーを置き去りにするかのような性能だ。
圧倒的な静音性
M3608DAを使って最も驚いたのが圧倒的な静音性。
一般的なAC機の動作音と比べると1/10の大きさだ。
個人的にはDIYの騒音はめちゃくちゃ大きな問題だと思っていて、その中でもトリマーは騒音の王様だ。
M3608DAは回転数を無段階に調整できるので、圧倒的な静音性を手に入れることができる。
・ご近所への騒音問題への対処
・爆音によるトリマーの恐怖感
この静音性により素晴らしいDIYライフを送ることができている。
これからトリマーを買おうと考えている人は、多少値段が高くても回転数を調整できるトリマーを選んでほしい。マジで。
具体的な音の大きさ
実際の音圧の大きさとしては約1/10。
デシベルだと106dB→87dBになる。
これは「とあるメーカーのAC機」の数値。106dB。
車のクラクションと同等の大きさ。
お昼間でもトリマーを使うのが嫌になるくらいの爆音だ。
M3608DAの回転数を1=10,000回転まで落とすと87dB。
-20dB=1/10。まじで静か。
DIYについて回る騒音問題を解決してくれる。
また切削面の焦げ付きがほとんど発生しなくなったのも良いところだ。
ちなみに回転数3設定では97dB(約1/3)
M3608DAのMAX6設定30,000回転でも102dBなので、AC機に比べるとー33%くらい小さくなる。
マキタのRT50DZも回転数は調整できるけど、平均的にM3608DAのほうが音は小さくなっていると感じる。
回転速度の無段階調整
切削面が焦げない。
トリマーの回転数を落とすことでほんとに焦げなくなった。
30,000回転あると木口が焦げやすかったんだけど、その心配がないのは安心できる。
何度も言うけど圧倒的な静音性を手に入れるには必須の機能だ。
切削速度は国内No1
強力なブラシレスモーターを搭載しており、国内最強の切削速度かつ長時間の使用でも一貫したパフォーマンスを誇るすごいヤツ。
ホームセンターで売っているトリマーは数分間使うとモーターが高音の嫌な音を発し始めるんだけど、M3608DAでは発生しない。
名機であるマキタRT50DZや京セラMTR-42に比べて体感で分かるくらい切削速度は速くて軽い。
バッテリー駆動
M3608DAはバッテリー式のため、電源コードの煩わしさから解放される。取り回しが格段に向上し、自由度の高い作業が可能になる。
ほんとにAC機には戻れない身体になってしまう。
ワンハンドオペレーション
個人的にはマキタや他のトリマーと大きく違う点だと思っている。
持ちやすさを重視したデザインになっており、安全な作業と抜群の操作性を実現している。
DIY初心者こそワンハンドオペレーションによる使いやすさと安全性を享受すべきだと思う。
電源スイッチが親指で簡単に操作できる。
トリガーボタン。
電源がONの状態でトリガーを押すと回転が始まる安全設計。
このトリガーボタンで回転スタート、ストップをコントロールする。
一般的なトリマーは右手でトリマーの固定しつつ、左手で電源ON-OFFをするんだけど、これが片手でできる。
右手の指だけで電源と回転数の変更ができるので操作性は抜群にいい。
左手をトリマーベースから離すことなく電源をOFFできる。
これはM3608DAで特筆すべきポイントで、安全性と操作性、加工精度に多大なる恩恵をもたらしている。
初心者ほどこの機能の恩恵は大きいと思う。
AC機にありがちなトグルスイッチは電源のON-OFFが非常に分かりにくい。
なので電源コードをコンセントに指すときにいつもドキドキするんだけど、M3608DAにはそんな心配が不要だ。
トリマーで木材を加工する最後に左手で電源OFFすることがあると思う。
この時トリマーがぶれてしまって、余計な部分も削ってしまうことない?
僕はけっこうあるんだけど、このワンハンドオペレーションではトリマーがぶれないし、瞬時に回転が止まるのできれいに加工することができる。
豊富なアタッチメント
標準装備の集塵アダプタに加えて、別売りのオプションも多数揃っている。
残念なことにストレートガイドは付属していないんだけど、マキタ、京セラのストレートガイドがそのまま使えちゃう。
おそらく両者の買い替えユーザーの取り込みも想定した設計だと思う。
純正のストレートガイドはこれになる。アマゾンで売ってないんだよね。
マルチボルトバッテリー
電動工具は18V、36Vでそれぞれ電圧ごとにバッテリーと専用充電器を買い揃えなくちゃいけないんだけど、HIKOKIのマルチボルト対応はほんとにありがたい。
M3608DAは36Vなんだけど、マルチボルトバッテリーなので18Vにも使えちゃう。
HIKOKIバッテリーは互換性が高く、複数の工具を使う場合でもバッテリーの管理が容易になる。
プロやヘビーユーザーのようにバッテリーと充電器を複数持っていない一般DIYerにとてはマルチボルトバッテリーの電圧互換は大いに節約になってくれる。
WiFi機能 集塵機との連動
マルチボルトバッテリーにはWiFi機能が搭載タイプがあり、対応する集塵機と連動することができる。
トリマーは大量の粉じんが発生するので集塵機との連動で効率的に除去し、作業環境を清潔に保つことができる。
HIKOKIの集塵機は将来的に必要となると思うので購入を予定している。
集塵機との連動が不要な人はwifi無しタイプの購入をオススメする。ちょっとやすい。
トリマー電源自体をスマホなんかで操作することはできないので注意してほしい。
あくまでトリマーのON-OFFに集塵機のON-OFFが連動するだけだ。
ビット交換が楽
シャフトロック機構付きなのでスパナ1本でビットの交換ができるので楽。
バッテリータイプなのでトリマーを逆さに置くことができるのも良い。
ビット交換や長さ調整が楽にできるからだ。特許によるものなのか、ほとんどのAC機では電源コードが邪魔して逆さに置くことができないのが現状だ。
ビットの長さ調整はパッチンとできるクリップ式で手軽だ。
一般的な蝶ねじによるねじ止めよりも個人的には好き。
締めすぎてベースを割ってしまうことがないから。
おすすめトリマービット
トリマーに付属している刃はほんとに切れない。音がうるさい、焦げ付く、切削速度が遅い。
なので超硬エンドミルにすぐに交換しよう。
バターのように切削できるようになる。
こっちのページで詳しく紹介しているので興味があれば読んでほしい。
現実世界のコピペである「ならい加工」ならこのビットがおすすめ。
ストレートビットと同じくらいの頻度で使う。
まとめ
今回はHIKOKI M3608DAのレビューをしてよいところを書き連ねてみた。
その最後として言いたいこととしては
DIY初心者こそハイエンドモデルのトリマーをオススメするだ。
「回転数が可変」「バッテリータイプ」である機種を強くお勧めする。
特にDIY初心者のひとには。
ぶっちゃけマキタで揃えたい人はRT-50DZでもいいとおもう。
ACタイプのトリマーはけっこう手ごろな値段で販売されていて魅力的なんだけど、DIYの入門編としてはあまりお勧めできない。
・静音性による騒音問題の解決
・トリマーへの恐怖感からの解放
・安全性、操作性を重視した設計
トリマーを使う上で重要なこの3点が解決できないからだ。
少なくともAC機を購入する前に、AC機の使用感をカインズのレンタル工具で体験してからでも遅くないと思う。