ハンドメイドの利益率に大きく影響する送料。
今回はそんな送料やお得な配送方法、匿名配送の仕方について説明していく。
特に低価格帯の作品では利益に直結するのでぜひ参考にしてほしい。
発送方法に悩んでいる人も多いと思うのでオススメの設定方法も紹介する。
っていうか、作品の設計段階からサイズ感は意識しよう。

あとで後悔する。(後悔した)
そして個人的に最も大事だと思うことは「追跡」「補償」サービス。
余計なトラブルを未然に防いでくれる。ほんと大切。
Creemaの配送方法も一覧にしているので活用してほしい。
目次
ミンネの発送方法 早わかり表一覧
【クロネコヤマトでよく使う一覧】

【日本郵便でよく使う一覧】

【めったに使わない一覧】

ミンネの全10種の発送方法を一覧にした。
梱包サイズと料金の比較ができるのが便利。
詳細は公式HPからも確認できる。
minne
ハンドメイド作家さんにぜひ活用してほしいと思っているけど、正直自分のために作成した。
この表を見ながら、作品の設計段階でお得な発送ができるようにサイズを決めるためだ。
ミンネの原価計算フォームもあるので合わせて活用してほしい。
ミンネの送料について

ミンネの送料はお客様負担が一般的なので、原価に対して軽視されがち。
でも送料の10%はミンネ手数料にしっかり含まれるので、注意してほしい。
ましてや送料込みの作家さんは利益にダイレクトアタックされてしまう。
なので可能な限り、お安く、簡単に発送できる方法を選ぼう。
個人的には

「簡単に発送できる」こと
が重要だと思ている。
面倒な手順があると嫌になるし、何より時間が節約できる。
匿名配送はできる?

できる!
- らくらくミンネコパックで匿名発送可
- +50円の追加料金
- ファミマ、ヤマト営業所で発送可
追加料金は必要だけど、手続きが簡単なので住所や氏名を隠して発送したい場合は利用しよう。
詳細はミンネの公式ホームページに載っているので参考にしてほしい。
ミンネ公式HPはこちらから
minne

おすすめの発送方法は?
「ネコポス」「宅急便コンパクト」「宅急便」をサイズで使い分けるのがおすすめ。
とくに「ネコポス」「宅急便コンパクト」が便利で安いのでおすすめ。
ミンネxヤマト運輸はひっくるめて「らくらくミンネコパック」と呼ばれている。
匿名発送は不要でとりあえず安く発送するなら「スマートレター」。
発送方法がシンプルで楽。
もっと安い「クリックポスト」は利用者登録と、宛名ラベル作成がほんとにメンドクサイ。
「ゆうメール」もあるけど、ハンドメイド作品を送付できないので論外。
なのでおすすめしない。
選定理由や作品のサイズごとについてを説明しようと思う。
選定基準
作家さんごとに選定基準に違いはあると思うけど、おおむね次に項目で選んでいいと思う。
梱包後の「高さ(厚み)」
梱包後の「高さ(厚み)」で発送方法が大きく違ってくる。
設計段階で「高さ(厚み)」を考慮して作品作りすることをオススメする。マジで。
数cmの差で送料が3倍になったりする。(なった)
例 作品高さ2cm ネコポス230円 → 作品高さ4cm 宅急便800円
3倍以上じゃないか、ふざけるな。(自分のせい)
発送できる場所、時間
ファミマorポスト投函がほんとに楽。
郵便局やヤマト営業所は受付時間に制限があるし、店舗数が少ない。
僕は作品サイズ的にポスト投函がほとんどできないので、ファミマ発送を利用している。
追跡、補償サービスの有無
個人的に最も重要視しているのが追跡と補償サービス。
ハンドメイド取引の配送問題を回避するため重要な要素だと思っている。
購入者側が「届いていない」と主張すればハンドメイド作家側に対抗手段がないからだ。
悪質な購入者もいるかもしれないので、僕は必ず追跡+補償は付けている。
どの販売サイトと使っても、あくまで「個人間の販売取引」となるので、ミンネなどが仲裁に入ってくれたりしない。
なので自衛のためにも追跡、補償サービスはあったほうがいいと考えている。
小さい作品(アクセサリー、小物雑貨、素材)
匿名発送なら「ネコポス」230+50円。
送料が180円で最安値でポスト投函できる「スマートレター」も便利。
さらにスマートレターは180円で専用封筒がついてくるので更にお得。
でも追跡や補償がないので、単価の低い作品に限られる。
配送方法としてはどちらもアクセサリーや薄い小物雑貨なんかには最適だと思う。
でもまあ追跡補償がある「ネコポス」がいいと思うけど。
「ネコポス」のライバル「ゆうパケット」があるんだけど、残念ながら選ぶメリットがない。
送料も安くて追跡、補償も付くネコポスより優位性は感じない。
(ネコポス 引用元:ミンネ)

ネコポスはポスト投函もできるけど、送り状印刷はファミマorヤマト営業所しかできないので、結局ポスト投函は使わない。
(スマートレター 引用元:日本郵便)

中くらいの作品(衣類、財布、雑貨)

頻繁に使うよ
「宅急便コンパクト」がおすすめ。
「宅急便コンパクト」は高さが5cmまで発送できて、匿名配送、補償、追跡、到着が早い。590円+専用BOX70円。
薄手の上着や小さめのインテリア雑貨などに最適だ。
メルカリであれば日本郵便「ゆうパケットプラス」っていう高さ7cmまで使えるサービスがあるんだけど、残念ながらミンネでは使えない。
僕がメルカリで発送するときは結構お世話になっている。

(宅急便コンパクト 引用元:ヤマト運輸)
「定形外郵便」はおすすめしない
「定形外郵便」もあって、送料が安いのが特徴
でも正直おすすめしない。
先述した「追跡」「補償」がなからだ。
追加料金を支払って特定記録郵便で追跡サービスだけを付与することもできる。
でも結局は割高で補償はないので使わないよね。
大きい作品(家具、バッグ)
「宅急便」一択になる。
棚、イス、壁掛け時計などのDIY作品、バック、大きめの布地なんかは宅急便を使うことになる。
料金は3辺の長さと重量によって変動するので、可能な限り小さくしたほうがお得だ。
重量で超過することはほとんどないので、作品サイズを中心に考えればいいと思う。
鉄の塊なんかを送るなら話は別だけど。
送料を抑える方法
送料を抑えたいときは次の2つの要素で選んでみよう。
1.厚み 3cmの壁
「ネコポス」230円が使えるかどうか。
梱包後の厚み3cmに大きな格差があって、かなり料金が違ってくる。
3cmを超えると「宅急便コンパクト」590+70円になって送料が3倍近くになる。
料金を抑えるためにはこのサイズ以下に抑えることが最も重要。
縦、横のサイズはあまり問題にはならなくて、実際悩んだことはほとんどない。
2.追跡、補償の有無
トラブルの発生確率とトレードオフになるけど、追跡+補償が不要であれば安くすることができる。
とても小さい作品なら「ゆうメール」「定形外郵便」で安く発送することができる。
でも、何度も言うけどおすすめはしない。
悪いことは言わないので追跡補償はつけよう。
配送トラブルはほんとにめんどくさくて、一生解決しない。
送料の価格設定
結構悩む人多いよね。
特に「運送会社の送料と作家が請求する送料の差額」について。
結論から言うと悩む必要はないと思っている。
- 運送会社の送料と一致しなくてOK
- ミンネに規約にもない
- 差額は梱包手数料とすればいい
- 差額分を切手で送るのはやめておこう(使わない)
特別高い送料を設定しなければ多少多めの料金設定でも全然OK。
購入者側の立場で考えても、まあクレームなんて入れない。
特にBtoBにおいて送料には手数料が上乗せされるのが一般的で、運送会社の送料だけってのは稀だ。
差額分を切手にして、商品に同封する人もいるみたいだけど正直迷惑でしかないと思う。

切手つかう?
なので送料は常識の範囲内で設定すればOKだ。
まとめ
今回はミンネにフォーカスした内容だけど、メルカリやクリーマであっても基本は同じ。
ハンドメイドの発送方法は種類がたくさんあって複雑だ。
なのに利益率に直結する重要な要素。
これからハンドメイド販売を始める人も、すでに始めている人もぜひ参考にして、お得なハンドメイドライフを過ごしてほしい。
僕が過ごしたい。