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アカシア集成材のメリット・デメリット【テーブル天板に最適な選択肢】

ホームセンターで入手できる希少な広葉樹のアカシア集成材について詳しく解説。アカシアのメリット、デメリットを踏まえてテーブル天板になぜ最適なのかを説明している。DIYで購入できる方法についても紹介。

DIYでテーブルの天板を選ぶときはほんとに悩んじゃう。

候補に挙がるのが【パイン集成材】【アカシア集成材】【2x4】などなど。

その中でもマーブルを思わせるような特徴的な美しさを持つ【アカシア集成材】は人気の樹種だ。

エキゾチックな美しさと広葉樹ならではの耐久性を兼ね備えた人気の木材であるアカシア

今回はそのアカシア集成材のメリットとデメリットを詳しく解説しようと思う。

アカシアはいいぞ、、、

(アカシアいいぞおじさん)

アカシアとは?

アカシア集成材の外観。ホームセンターで購入できる数少ない広葉樹。茶色の濃い木肌でリーズナブルな木材はアカシアくらいしかない。

アカシアはマメ科の広葉樹。

spfなどの針葉樹に比べて、堅く耐久性に優れた特徴を持つ木材だ。

主に家具やフローリングなどに使用され、高級木材ウォルナットの代替材として人気。

数少ないダークブラウンの材料で、高級材ウォルナットの代わりに使われるよ

アカシア集成材のメリット

アカシア集成材の木目。マーブル、モザイクを連想させるような木目。硬く耐久性に優れる木材。テーブル天板に最適な木材だ。
  • テーブル天板に最適
  • 堅く、耐久性に優れる
  • リーズナブル
  • 緻密で手触りのいい木肌
  • 希少な濃い茶色の樹種
  • ホームセンターで買える数少ない広葉樹

耐久性が高い

アカシアは硬く、粘りがあり、曲げや衝撃に強いため、家具としての強度が非常に高い。

特にテーブル天板として使う場合、厚さ20mmの集成材であれば80kg程度であれば十分耐えることができる。

緻密な木肌なのでキズも付きにくい点もテーブル天板に適している。

希少なダークブラウンの木材

ホームセンターで買える茶色い木材としてかなり希少。アカシア以外には売っていない。

特徴的なマーブル模様やモザイク柄を連想させるダークブラウンが人気で、ビンテージ風からアジアン家具まで、幅広いスタイルに合う。

ホームセンターで入手できる濃い色合いの木材。

濃い色合いの木材で代表的な【ウォルナット】【ブラックチェリー】があるけど、まあホームセンターでは売っていない。

なので、ブラウン系の色合いの木材が欲しい時は、必然的にアカシアを選ぶことになりがち。

ウォルナットの代替材として経済的

アカシアはウォルナットの代替木材として人気で、価格は大幅に安い。

900x600x20の集成材で比較すると、アカシアが約7,000円に対し、ウォルナットは25,000円と、3倍以上の価格差がある。

ウォルナット高すぎワロタ

経年変化で穏やかな色合いに

アカシアは珍しく経年変化で色が薄くなる木材。経年変化したアカシアの木目を見てほしい。

これもウォルナットと似ている特徴で、アカシアは経年変化で色が徐々に薄くなり、優しい風合いになる

ほとんどの木材は日焼けで色が濃くなるんだけど、ウォルナットとアカシアはみんなと一緒が嫌なのか、逆に薄くなっちゃう。

みんなと同じは嫌なんやね、、、わかるよ

経年変化でナチュラルな色合いになるので個人的には愛着が湧く材料だ。

防虫性、シロアリにも強い

あんまり屋内用家具のDIYで必要にはならないけど、防虫性とシロアリに強いのも特徴だ。腐りにくく耐久性を求められる家具にも適している。


アカシア集成材のデメリット

特にないんだけど、あえて言うなら

木目や色の違いが目立つ

アカシアは独特な木目と色なので、北欧家具とはあまりマッチしないかも。白と茶のコントラストがはっきりしている。

独特のマーブル模様は色の濃淡がはっきりしているため、家具全体の統一感を求める場合にはデメリットになるかもしれない。

北欧風にシンプルな家具で統一してる中にアカシア家具があるとちょっと浮くかも。

spf、2x4などに比べてちょっと高い

アカシアは広葉樹なので緻密な木肌、堅さ、反りにくさ、木目の美しさがあるんだけど、針葉樹と比べると少し高い価格帯だ。

パイン集成材の1~2割くらい高いイメージ。

まあ広葉樹としては最安といってもいい価格なんだけどね。


オススメの塗装

オイルフィニッシュで輝くようなシルク肌になる

広葉樹であるアカシア集成材にはオイルフィニッシュがおすすめ

特にテーブル天板にするならオイルフィニッシュ一択と言ってもいい。(オイルフィニッシュ信者)

アカシアの色目を活かすためにもクリアで塗装しよう。

頬ずりしたくなるようなシルク肌コップの輪ジミができない防水性鈍く高級感のある艶を手に入れることができる。

オススメのオイルフィニッシュはリボス社のアルドボスだ。

アルドボスは食器や幼児のおもちゃにも使える安心安全の塗料なので、食事用テーブルにも最適。

塗り方も紹介しているので興味があれば読んでほしい。

テーブル天板にワックスはおすすめしない。衣服に色移りするのでもう大変。(経験談)

また基本的にワックスは水に弱い点もおすすめできない理由だ。

まあ水に強いのはアルドボスの特性で、ワトコオイルも水にはめっぽう弱いんだけどね。


アカシア集成材の購入方法

基本的には下の2つの方法になる。

1.ホームセンター(カインズ)

ホームセンターのカインズさんはアカシア集成材、無垢材ともに力を入れて扱っている。

厚みやサイズに制限があるけどほとんどの店舗で扱ってると思う。

アカシア無垢材も取り扱っていて、ほかのホームセンターではあまり見かけない。ありがたい。

カインズでは集成材のカットサービスもあるので、工具が無くても指定のサイズにカットしてもらえる。

僕も最初のテーブルはカインズの木材カットサービスを利用した。マジで便利。

初心者が集成材をまっすぐ切るのは無理やで

2.ネット通販(マルトクショップ)

ネット通販なら、より広いサイズや種類から選ぶことができる。厚めの天板も扱っていて、指定のサイズに切ってくれるので脚さえ買えばすぐにでもテーブルができちゃう。

おすすめは「マルトクショップ」さん

僕がネットで広葉樹を買うときはマルトクさん一択だ。樹種、クオリティー、価格の面で最良だと思う。

リンクを貼っておくのでぜひ見てほしい。

マルトクショップ 公式サイト

いろんな樹種があって見てるだけで楽しい。

無垢材もたくさんあるのでついついいっぱい買っちゃうんだよね。

マルトクショップではいろんな樹種の木材を扱っている。集成材、無垢材もたくさんある。

パイン集成材とどっちがいい?

これは完全に好みだと思う。

色合いが全く異なるので、ナチュラルな北欧風ならパイン、存在感と艶のある高級感ならアカシアになる。

耐久性ならアカシアが勝るけど、価格面と軽さならパインが優勢だ。

どちらを選ぶかは用途や好み、部屋の統一感による。

ちなみに僕の最初のテーブルはパインだった

ラジアタパイン集成材の表面。集成材は表面がなだらかで凹凸がない

まとめ

アカシア集成材は、耐久性が高く美しい木目を持つ木材で、DIYで家具を作る際には非常におすすめの素材だ。

いきなりウォルナットを扱う前にの代替材としてアカシアを使ってみるのもありだと思う。

まあウォルナット集成材なんてホームセンターで扱ってないけどね。今まで見たことない。

もしテーブル天板をアカシア集成材で作るならぜひオイルフィニッシュに挑戦してほしい。

意外に簡単だし、塗装するのが楽しくなると思う。塗り重ねで鈍い艶が出てくると「ニチャー」ってなる。

針葉樹ではなかなか味わえないのでぜひ広葉樹にチャレンジしてほしい。