DIY、ハンドメイドをしていると接着剤がどんどん増えていかない?
僕は爆速で増えていった。(現在進行形)
いろいろ試すうちに「もっと早く知りたかった!」てなった、便利なボンドがたくさんあった。
今回はそんな地味だけど便利なヤツらを紹介していこうと思う。
汎用性のある接着剤については、別の記事で紹介しているのでぜひ読んでほしい。
ホットメルト(ホットボンド)
ホットボンド、ホットメルト、グルーガンって呼ばれる接着剤。
「早く知りたかったNo.1」だ。
けっこう有名みたいだけど、僕は知らなかった。みんな知ってた?
むちゃくちゃ便利。
何が便利かって、固まるのが超速で、さらに接着のやり直しができること。
部品の仮止め、ジグの制作、内部配線の固定とか作業性がほんとに向上した。
基本的に接着剤は固まってしまうと、もう一生取り外すことができない。
けど、このホットメルトは翌日でもやり直しができるのがすごい。
ホットメルトは熱を加えると柔らかくなって、冷えると固まる性質があるからだ。
なので、時間が経過しても再度あっためてやると、取り外すことができる。
そして、ホットメルトは母材に強固にくっつくようなものじゃないので、きれいに取り外すことができる。
今では使用頻度がかなり上がってきて、使う接着剤トップ3に入るくらい。
部品を強固に固定するには不向きだけど、手軽に固定するには便利なツールのトップなのがこのホットメルトだ。
まあ、PPポリプロピレン、PEポリエチレンの2大くっつかない奴らは接着できないけどね。
接着できるものは前回の記事で紹介しているので、そっちを見てほしい。
ねじロック
ねじのゆるみを防ぐボンド。
ハンドメイド、DIY界隈では全然使われていない代表の接着剤だと思う。
でも便利なんで使ってみてほしい。写真のやつは「アロンタイト」。
こんな引き出しのツマミ部分って使っているうちにクルクル回り始めない?
ねじ部分にねじロックをつけて、ツマミを締めるだけ。
これで振動なんかでねじが緩みにくくなる。
ねじロックは嫌気性という性質で、空気を遮断してやると固まってくれる。
ねじの締結力を強くするというより、使用によってねじが緩むのを防いでくれる感じだ。
金属同士の接着力が強くて、細かなねじ部分に浸透する液状なので、ほかの接着剤では代用しにくい。
この「アロンタイト」は頑張れば外れるくらいの低強度タイプなんだけど、一生とれない高強度タイプなんかもある。
取れるもんなら取ってみろっている意志の強さを感じるくらい強固。
M4くらいのボルトなら、頭が先に取れるくらい強い。
取るためにはバーナーでガンガンに熱して、接着成分を飛ばすくらいしないと取れない。
まあ、ハンドメイド、DIYでの必要性は感じないけどね。
一応こいつなんで興味のある人は買ってみて。「スリーボンド1305B」だ。
エポキシボンド
「コニシ クイックメンダー エポキシ樹脂系接着剤」
これは一般的な接着剤と違って、2つの溶剤を混ぜて化学反応で固まる接着剤だ。
めったに使うことはないけど、超便利なやつ。
ハンドメイドのジャンルにかかわらず、モノづくりするなら持ってていい接着剤だと思う。
固まるとプラスチックみたいになって、研磨形成ができるくらいになる。
瞬間接着剤みたいに乾いてくっつくではないので、接着剤が肉盛りされて残るので、穴埋めパテのような感じになる。
瞬間接着剤よりも衝撃に強いので、工具やジグの修理、失敗部分の穴埋めなんかに使ってる。
スプレーのり
あると便利なスプレーのり。
ステンシル、型の貼り付けなんかに重宝する。
接着力が低~高強度まであって、目的に合わせて選べるのもいい。
剥がすことを想定しているのがこの「スリーエム スプレーのり 55」。加工時の型の仮止め、ステンシルなんかに最適だ。
木材にステンシルすることがあるんだけど、ほんとに役立つ。
さっと吹き付けてステンシルを木材に張り付けるだけで、固定できて塗料がにじみにくくなる。
ステンシルをやってる人はぜひ試してほしい。
あと、スプレーのりを使うときにはセットで用意したほうがいいのが「スプレーはがし」だ。
ステンシルを洗うときに便利。接着剤と一緒にステンシルについた塗料も簡単に取れるので、すぐに洗い流せる。
ぜひ一緒に使ってほしい。作業時間が超短縮できて楽になる。
まとめ
今回は、ハンドメイド作品に直接使うというよりも、製造工程で便利な接着剤を紹介した。
ホットメルトやスプレーのりなんかは、顕著に製作時間や待ち時間を短くすることができるので、ぜひ試してほしい。
接着剤はほんとに幅広い分野で、種類やジャンルが多岐にわたる。
全然まだ理解が及んでいないけど、ちょっと探すだけで便利なものがある分野だと思う。