箱型トリマーテーブルの作り方と図面、材料一覧

広告 ものづくり 作り方&やり方

作業性の高いトリマーテーブルを作る

作業台の上で安定してトリマーを使いたい。

加工の安定度が高いBOX型のトリマーテーブルの作り方を紹介しようと思う。

図面と材料一覧を紹介するのでぜひ参考にしてほしい。

簡易ver、防音Verは別の記事で紹介している。興味があれば読んでほしい。


トリマーテーブルの図面

トリマーテーブルの図面
トリマーテーブルの図面

トリマーテーブルの材料一覧

サブロクサイズの合板1枚で作れる

部品名材料サイズ(mm)
天板、底板ランバーコア15mm500x400
横板x2400x400
背板370x400
扉板430x400
取手板x230x150
蝶番x2(片方)20x50

材料は変形しにくいランバーコア合板を使った。サブロク(1820x910mm)1枚。

合板は、構造用合板やMDFでもいいと思う。厚みは12~24mmくらいが丁度いい。

薄いと変形してしまうので注意が必要。

天板サイズはちょっと大きめの500x400。もうちょっとコンパクトで400x300くらいでもよかったかも。

扉を閉める構造は単純にクランプするようにした。磁石で閉まるようにしてもいいと思う。


製作手順

手順1:材料の切り出し

ランバーコアの切り出し

ホームセンターでサブロクサイズ(1820x910)のランバーコアが売っていたので、寸法を指定してカットしてもらった。


手順2:天板の穴加工

トリマービットが出る中心穴はφ35mm。

トリマーベースをビス止めする穴はφ5mm。

使用するトリマーによって位置は異なるので、実物合わせが確実だ。

僕のトリマーはHIKOKI M3608DA

書き写す穴位置
トリマーベースに合わせて加工
ボアビット35mmで中心穴を加工する
中心穴はボアビット35mmで加工
下穴錐でトリマーベースを止めるビス穴を加工する
ベース固定用のφ5穴は下穴錐でザグル

天板だけの簡易型トリマーテーブルならここで終了。

とりあえずはここで終わってもいいかも。


手順3:接着剤+ビスで組立

ビスと接着剤で組み立てよう

治具なので難しいことはせず、簡単にビスと接着剤で組み立てる。

下穴錐で下穴を開けておこう。特に天板はビス頭が出ないように。

トリマーテーブルの組み立て 接着材とビスを併用する
横板、背板の組み立て
トリマーテーブルの組み立て
下穴錐+皿取錐を使う

扉の組み立て

扉に蝶番を付ける

蝶番を2個使って扉を開閉できるようにしてある。

今回は密閉させるためにバネクランプで閉める構造にした。

磁石を使ったほうが便利かも。

扉は不要かも

コードタイプのトリマーを使う場合やトリマーの音が気にならないなら、扉は不要。


トリマーベースを天板に取り付け

トリマーベースを組み付けるとこんな感じになる。

天板にトリマーベースを組み付け

完成したトリマーテーブルの外観

トリマーテーブル正面
トリマーテーブル天板
トリマーテーブル側面
バネクランプで扉を閉める
防音トリマーテーブル 右側

写真撮り忘れたので防音Verの内部になる。申し訳ない。

トリマーベースの取り外しがめんどくさいので、ベースは予備を買ったほうがいいかも。

トリマーの電源ON/OFFは扉を開ける必要があるけど、そんなに苦にならない。有線式トリマーならACタップ側でON/OFFできるのでもっと使いやすいかもしれない。

トリマーベースは予備を買ったほうがいい
防音Verの内部

トリマーテーブルの使用感

テーブル天板が大きめなので使いやすい。作業スペースとの相談になると思うけど、大き目のテーブルがオススメだ。

トリマーテーブルの使用感
広い天板
トリマーテーブルの使用感 倣い加工
ベアリングビットで倣い加工
ストレートガイドの加工
ストレートガイドもクランプできる

防音対策

めちゃくちゃ効果があった

トリマーの爆音を小さくしたくて防音対策を施した。

大きな効果があったので興味があれば見てほしい。

https://shibainudiy.com/trimmer-table-silent

まとめ

トリマーの使用頻度が高いので、安定して加工できるトリマーテーブルは重宝している。

将来的に作業台を作り直す予定で、このトリマーテーブルも作業台に組み込む予定。