木材にドリルで綺麗な穴を開けたい。
でもバリが出ちゃう、、、、
穴の周辺や裏側がバリバリになってしまう、、、
せっかくのDIYなのできれいに作りたいよね。
ってことで、DIY初心者でも失敗せずに「木材にきれいな穴をあける方法」を紹介していく。
目次
バリとは?なぜきれいに穴が開かない?

穴の周りがバリバリ


バリとは、ドリルで穴をあけた際に木の繊維がめくれたり、割れたりしてしまう状態のこと。
特に穴の出口側(裏面)は発生しやすい。
金属や樹脂と違って、木材は繊維状の構造になっている。
繊維をきれいに切断できなかった場合、繊維が引き裂かれるようにバリっと剝がれてしまう。これがバリ。
木材の繊維をきれいに切れば、バリはでない

繊維をきれいに断ち切ることができれば、こんなきれいな穴あけができる。
ちょっとしたコツでできちゃう。
キレイに穴を空ける5つのコツ

コツ1:木工用ドリルを使う

木工用のドリルビットを使おう
僕も最初は知らなかった。ドリルのビット(刃)に鉄工用、木工用があるなんて。
木工用ドリルビット

木工用ドリルビットは木の繊維を断ち切るような刃先になっている。
最初に穴の円周の繊維を断ち切ってから削るので、バリが発生しにくい。
鉄工用ドリルビット

対して鉄工用のドリルビットは、刃物のような構造ではなく金属を削る形状をしている。
なので木の繊維を断ち切るのは苦手でバリが出やすい。
コツ2:竹用ドリルならもっときれい
バリを防ぐには一番効果がある。


最強のDIYドリル
木工用ドリルの中で最強のドリルが【竹用ドリル】。
竹のようなめちゃくちゃ固い材質もきれいに切れるドリルだ。
良く切れるドリルビットの代名詞と言ってもいい。
ドリルを使うのが楽しくなるくらい、サクサク掘れる。ほんとにバターのように穴が開く。
コツ3:【あてぎ】


必ずあてぎは使おう
ドリルの出口側に【あてぎ】となる木材を当てることで、出口側の木の繊維が割れるのを防ぐ。
どんなによく切れるドリルであっても、必ずあてぎはしよう。
あてぎをしないとこうなるよ。

材料と一緒にあてぎ側にもちょっと穴を開ける。

コツ4:マスキングテープ

すごい効果がある

ドリルで穴を開ける場所に事前にマスキングテープを貼ると、バリを防げる。
マスキングテープが繊維のほつれを抑えてくれるのでバリになりにくい。
粘着力の強いテープだと木の表面が剥がれるので、弱めのマスキングテープがおすすめだ。
ここぞというときに使うくらい。使用頻度は低め。
竹用ドリルを使うようになってからはやらなくなった。
コツ5:高速回転
ドリルは回転速度が早いほどよく切れる。
最初は不安だから回転速度を落としがち。でも臆することなく、ドリルの回転数はMAXにしよう。
コツ6:押し込むスピードは遅く
ドリルを木材に押し付けるスピードはゆっくりに低速が基本。
木材を掘るときは慎重なほどきれいに仕上がる。
「竹用ドリル」+「あてぎ」を併用
「高速回転」と「ゆっくり掘る」は必ず心掛けるとして、僕は「竹用ドリル」「あてぎ」を併用している。
竹用ドリルではなく、普通の木工用だと「マスキングテープ」も使うようにしている。
まとめ:きれいな穴あけは、ちょっとした工夫で実現できる
誰でも簡単にできる「バリを防いできれいな穴あけテクニック」を紹介した。
ちょっとした工夫でプロのようにきれいな加工ができるのでぜひ参考にしてほしい。
木工作業では当たり前かもしれないけど、初心者DIYerであれば知らないことだらけだ。ぼくもそうだ。