何を知りたいのか分からない!!
DIYに興味があるけど、
「何から始めればいい?」
「必要な道具は?」
「木材ってどう選ぶの?」と迷ってしまう。
この記事では、DIYの基本工程である
「図面・木材選び・カット・サンディング・塗装・組み立て」
を順番で体系的に分かり易くまとめてみた。
DIY初心者に向けた総合ガイドとなっているので、活用しくれたら幸いだ。
その前に
最初はあまりお金を掛けないように
まずはお金をかけずに、成功体験を積めるシンプルなDIYから始めよう。続くか分からないしね。
DIYの全体像をつかむ
DIYは大きく分けて次の5工程で成り立っている。
- 図面を書く
- 材料を選ぶ
- 加工する(カット)
- やすり掛け、塗装
- 組み立て
テーブル・棚・壁掛け収納、引出し。ほとんどのDIYはこの流れに沿えば作ることができる。
実例:PCサイドテーブルを作る
僕が実際にPC用サイドテーブルを作ったときはこんな感じ。
STEP1:図面を書く
PCのサイズはこれくらいか。手書きで寸法メモメモ
STEP2:材料を選ぶ
脚は安いSPFでいいかー。天板はパイン集成材がいいな。
STEP3:加工する(カット)
カットはカインズさんで切ってもらおー
材料受け取ったンゴ
そのままカインズ工房に持ち込むンゴ
STEP4:やすり掛け、塗装
チャチャっとやすり掛けして、ワックス塗るンゴ
STEP5:組み立て
電動ドリルでビス止めして完成!!
ざっとこんな感じ。ノコギリ不要で、使った電動工具はレンタルの電動ドリルだけ。
で、できたのがこれ。5年以上経過した今でも現役で使っている。改造して引出しも付けた。

塗装すれば安いSPFもこんなきれいな木目になる。ツルスベ。

ではそれぞれの工程を詳しく見ていこう。
STEP1|図面を書く
難しそう、、、
難しく考える必要はなく、手書きでおおよそのサイズを書くだけでも大丈夫。
自分が理解できるラフ図で十分。
ネットで拾ってきた画像に寸法を入れるだけでもいい。むしろ最初はネットで拾う方法がおすすめだ。
もし机の参考図面が必要ならこの記事を参考にしてみてよ。
STEP2|材料を選ぶ

最初はSPF、杉、2x4などの安い木材がおすすめ。加工もしやすい。
どのホームセンターでも売っているし、サイズも豊富。
必要な寸法、数、樹種をメモしてホームセンターに買いに行こう。買うときはちょっと余分目に準備することをおすすめする。
失敗することもあるからね。特に切り間違い。
DIYにオススメの木材と、サイズ、価格をまとめているのでぜひ参考にしてほしい。
初心者向け木材
| 名称 | 特徴 |
|---|---|
| SPF、杉 | 柔らかく、加工しやすい。安い。 |
| 2x4 | SPFの規格サイズ。安い。1x4なども同様。 |
| 集成材 | 木材を組み合わせた板。反りが少なく天板向け。 |
| ベニヤ板 | 薄い板を積層した合板。安くて強度がある。 |
テーブル天板向け
・パイン集成材
・アカシア集成材(耐久性が良く、木目がキレイ)
木材の値段、サイズ一覧
STEP3|加工する(カット)

初心者は、ホームセンターのカットサービスが圧倒的におすすめ。
コツさえ掴めば初心者でもまっすぐカットできるので、がんばって切るのもあり。
手ノコの場合は、木目方向で使うノコギリの違いがあるので注意が必要。手ノコの選び方
電動丸ノコを持っているなら、丸ノコ定規を使おう。丸ノコ定規の作り方
ホームセンターの木材カットサービス

初心者が切るより精度よく、短時間でお安くカットしてもらえる。
僕は今でも2x4などはホームセンターでカットしてもらうことが多い。
これだけの量を手ノコで切ろうとすると地獄を見るけど、ホームセンターならカット料金700円くらい。
一番安いのこぎりを買うよりも安い。
STEP4|やすり掛け、塗装

仕上げで差が付く
DIYの完成度を大きく左右するのがやすり掛けと塗装。
やすり掛けの順番
- #120 →#180 → #240 の順に番手を上げる
- 木目に沿ってサンディング
- 押し付けずに軽い力で研磨する
塗装の種類と特徴
- ワックス:手軽で初心者向け
- オイルフィニッシュ:木の質感が美しい。シルク肌と艶が特徴。
- ニス/ウレタン:耐久性が必要なとき
- ペンキ:木目を隠したいとき
初心者にはワックスがおすすめ。高価な広葉樹を扱うならオイルフィニッシュ一択。
塗料の詳しい内容は下記を参照してほしい。
STEP5|組み立て
電動ドライバでネジ締め

電動工具で木材同士をビス止めして固定する。
難しそうに感じるかもしれないけど、以外にも簡単。
不要な廃材でちょっと練習すれば、きれいにビス止めできるようになる。
電動ドライバはレンタルできるので大丈夫。500円くらい。
ビス止めのコツ
下穴を空ければ大丈夫。
・木割れ防止に下穴を空ける
・ビスをまっすぐ打つ
・ボンドと併用が強度UP
ビスの種類について
コーススレッド、スリムビスと呼ばれる木工用のビスを使おう。
全ねじ、半ネジ、ラッパ頭など種類があるけど、あまり気にしなくて大丈夫。
強いて言うなら【半ネジ】がいいかな。木材同士を引き付けやすい。
完成
小さめの本棚であれば2時間で完成する。サイドテーブルなら3時間くらい。
作業机のような大きなものだと5時間くらいかな。
初心者DIYerが揃えたい道具

DIYに必要不可欠な「道具選び」。
しかし、いきなり全部そろえる必要なく、最低限でDIY世界に入門できる。
優先度の高い工具
- メジャー:測る
- サンドペーパー:仕上げ
- 電動ドリル(orインパクト):ネジ締め、穴あけ
- ドリルビット:電動ドリルの先端パーツ
- 手ノコ:切る
上記の中でも電動ドライバー・ドリルビットがあると作れるモノの幅が広がる。(インパクトドライバでも可)
できれば揃えたい
コスパのいい工具も紹介しているのでぜひ参考にしてほしい。
何を作る?初めてのDIY
最初は「成功しやすい作品」から始めると挫折しにくい。
初心者が挑戦しやすい作品
部品要素が少なく、構造的にシンプルなDIYがおすすめ。
本棚

スパイスラック

机

作ると便利なもの
DIYを続けるなら、作っておいて損はないDIY。
・丸ノコ定規
丸ノコで正確な直線カットに必須

・作業机
広いスペースと大きい収納

・フレンチクリート(収納棚)
工具が揃ってくると収納が欲しくなる
初心者が失敗しやすいポイントと解決策
DIYに失敗は付きモノだけど、その時の処方箋も知っておいたほうがいい。
■ ビス止めで木材が割れる
解決策:下穴を空ける、細いビスを使う
■ ビスが曲がる
解決策:下穴を空ける、まっすぐビスを打つ
■ 板が反る
解決策:反りにくい合板や集成材を使う、反りの向きを把握する
まとめ|失敗してもいい 上達する
今回はSTEP順にDIYの工程をまとめた。
基本的に紹介した手順で進めれば、問題なくDIYできる。
しかしDIYをド直球で訳すと「自分でやれ」となるように、自身に合った手順や方法にカスタマイズするのもアリ。
ケガに注意して長く続く趣味としてDIYを楽しんでもらえると嬉しい。
失敗することもあるけど、それもまた楽しい。


















