
後悔していない!!
とは言えなくて、ハンドメイド販売として木工雑貨を選んだことに少なからず後悔はある。
その後悔を赤裸々に公開しつつ、これから始めるハンドメイド初心者の礎になろうと思う。
ぜひジャンル選びの参考にしてほしい。
ハンドメイド販売でいくら稼げるの?

木工雑貨で【いくら儲けてるの?】
満足はしていないけど、サラリーマンの副業として悪くない額は儲けているよ(ドヤ―)
1年間の収益を報告しているので参考にしてほしい。
稼げるジャンルの傾向
ジャンルを紹介する前に、その傾向を紹介していく。
複数の販売サイトを活用しているとすぐに気付くと思うんだけど、

人気ジャンル、稼げるジャンルは明確にある
販売サイトの力の入れ具合も確実に違うんだよね。
ってことで、現役作家の気付きを共有していこう。
女性向けが圧倒的優勢

これはミンネの公式データなんだけど、購入者の94%が女性。

偏りがエグイて
おそらく作家側の男女比率も1:9くらいだと思う。
ミンネ、Creema、Base、、、どれを見てもHPの作りが美しい。透明度と清潔感が違う。
メルカリやヤフオクのような雑多なイメージが無い。
トレンドがあるジャンルが強い
僕がminneで初めて売れたのは特集掲載された作品だった。すぐに売れた。
季節、イベント、、、などのトレンドがあるジャンルが強い。
ミンネなどの運営側もトレンドがあるほうが特集しやすいし、閲覧数も段違いに多いからだ。
日常品がよく売れる
ほとんどが日常使いできたり、必要性の高い作品のジャンルばかりだ。
使用頻度が低かったり、無くても困らないようなジャンルはほんとに人気が無い。

だって無くても困らないから
リーズナブルな価格帯

1万円以下
さらに5000円前後の価格帯がよく売れる印象。
minneとCreemaで価格帯に若干の差はあるけど、1.5万円を越えると売れ行きが落ちると思う。
minneとCreemaの売れる価格帯については別の記事にまとめている。
作品サイズが小さい
これは顕著に表れていると思う。
家具サイズの大きい作品は単価も高く、ネットで購入するのはちょっと怖い。
実物を見て買いたくなるのは心理的に理解できると思う。
売れ筋ジャンル10選 ランキング
ではそれらを踏まえたうえで、実際に人気のジャンルを個人的順位を付けて紹介しようと思う。

現役作家の溢れんばかりの妬みランキングといってもいい
1位. アクセサリー


ダントツ人気No1
メルカリ、ミンネ、クリーマ どこを見ても人気No1。
サイズが小さく、比較的に製作時間が短いため、隙間時間でも取り組みやすいのが魅力。
低~高単価まで幅広く、デザインの工夫次第で差別化しやすい。
なによりリピーター(固定客)が増えやすい傾向にあるのが大きい。
小さいサイズ=大きなアドバンテージ
個人的にはサイズが小さいのは大きなメリットだと考える。
送料が安い、梱包が簡単、小さい作業場+在庫スペースなのは作家側としてはかなりコストを抑えることができる。

2位. ベビー&キッズ系


アクセサリーに追従する人気ジャンル
子育て経験のある方におすすめのジャンルがベビー&キッズ系アイテム。
経験者が子供のために作ったものを商品化することができ、需要のある商品を生み出しやすい。
子育て中のママたちとの共感を生むコミュニケーションも取りやすく、購入に結びつきやすいのがメリット。
消費サイクルが早く、市場規模も大きい
他のジャンルに比べて、消費サイクルが早いジャンル。市場も大きいのは羨ましい。
3位. スマホケース
ここ数年で爆発的に人気が出たジャンル。
スマホケースは形が決まっているため、商品化と量産がしやすい。
意外にも制作のハードルが低く、ハンドメイド初心者でも挑戦しやすいジャンル。
かわいいデザインやオリジナリティを加えた商品を製作しやすいので、リピーターが増えやすい傾向にある。
4位. 布小物(ポーチ、マスクなど)
裁縫が得意な方には、ポーチやマスクなどの布小物制作がおすすめ。
普段使いできるアイテムなので、実用性もあり、手軽に販売することができるのが強み。
サイズが小さく、隙間時間で作れるので副業として続けやすいのもポイント。
5位. レジン小物

ハンドメイド人気の火付け役
レジンを使ったアイテムは、100円ショップでも材料が揃うため、手軽に始められるのが強みだ。
特にキーホルダーは人気のアイテムで、モールドを使えば簡単に多様なデザインが作れるのが魅力。
ハンドメイド初心者でも挑戦しやすく、低コストで制作ができるのもポイントが高い。
でもアレルギーには気を付けよう。手袋必須。
6位. ドライフラワー

インテリアやギフトとして近年人気を集めているジャンル。季節、行事などのトレンドとの相性が抜群によい。
しかも、他のジャンルの材料にもなるオールラウンダー。

材料として使いたいと思うこともある
7位. ペーパークラフト


SNSと相性がいい
ペーパークラフトは、特別なイベントやギフト用に人気のジャンル。造花、リース、飾りつけ用品などのインテリアなど。
紙を使って手軽に制作できるため材料費も抑えられ、かつ送料が格安なのでお得感がでる。
SNS映えするアイテムが好まれる傾向があり、トレンドをキャッチすることが成功の鍵。
8位. ぬいぐるみ
子供向けから大人向けのインテリアまで幅広い需要があるのが強み。
ぬいぐるみの素材でジャンルも違って、結構住み分けができているイメージ。
しかも複数同時に購入してくれる傾向にあるのが強い。
9位. キャンドル

消耗品は強い。
おしゃれなインテリアアイテムは強い。
ドライフラワー、色、フレーバーを取り入れることで、より個性的で高級感のある商品に仕上げることが可能。
SNS映えするのも人気のジャンルとして押し上げている。
10位. ペット用品

意外にも大きなジャンル
意外にもハンドメイドで人気の高いジャンル。
トレー、トレー台、サークルなどのペット用品から服やおもちゃなど、既製品にはない個性的なデザインとサイズが人気の理由。
ペットを飼っている方なら、自分の経験を活かして商品開発ができるのが強みか。
後悔したこと
ここからは、現役作家である僕が木工雑貨を選んで後悔したことを説明しようと思う。
具体的に作品ジャンルのキーワードは「木工」「インテリア」「照明」「雑貨」になる。
自分のスキルからハンドメイド販売を始めるのもいいけど、逆算して「売れるもの」からスキルを磨くのもありだと思う。
寧ろ本来のスキルUPとして正しい道だと思う。
後悔1.作品サイズが大きい

いちばん後悔した(進行形)
- 送料が高い
- 大きな作業スペースが必要
- ゴミが大量に出る(特に木くず)
- 在庫を保管できない
最も後悔したのは作品サイズが大きいことだ。
デメリットだらけで、いろんなことに波及する。
そして地味に作るのがしんどい。重てーんだ、これが。
後悔2.市場が小さい

人気なさすぎワロタ(笑えない)
【照明】は木工雑貨の中でも人気の無いジャンルだと思う。
そもそも木工雑貨自体があまり人気とは言えないジャンルだ。
ライバルが少ないのはいいことだけど、購入者が少なすぎて閲覧してもらえない。
後悔3.日常使いしない作品

お金が落ちないジャンル
日常的に使うことはなく、購入の優先順位の低い作品を選んでしまった。
なのでお金が落ちにくいジャンルであることは確実だ。
毎日見る、使う作品群のほうが絶対に売れやすい。
売るなら何がいい?

後悔した現在をやり直すなら?
もし、もしだよ。
過去に戻ってジャンルを選びなおすことができたなら?
- 高単価
- 需要が多い
- サイズが小さい
- ライバルが少ない
- 日常的に目に入る、使うもの
そのジャンルの作家さんにめちゃくちゃ怒られそうだけど

ミニチュア、ファンシー小物がいい
SNSでの映えが、くそでか木工雑貨より100倍魅力的。
サイズもリアルに100倍違う。
単価が木工雑貨に比べて良い。
まあ技術力が段違いにすごいってのもあるけど、すごく羨ましい。
人気ジャンルでいえば、【4位ペーパクラフト】【5位ぬいぐるみ】【8位レジン】【9位ドライフラワー】が近いジャンルだ。
まあ、隣の芝生は青く見えるってだけかもしれないけど。
販売のコツ
自分に合ったジャンル
先述した通り、ジャンル選びは売れ行きや市場規模という要素が大事になってくる。
しかし、「自分に合ったジャンル」「好きなジャンル」も重要。
続けることが何よりも大事だからだ。作品づくりも、情報収集も好きなら続くし、ストレスにならない。
フリマも併用する
マーケットプレイスであるminne、Creemaだけじゃなく、フリーマーケットであるメルカリ、ラクマの併用もおすすめ。
僕は試作品をメルカリで販売するようにしている。フリマでもそこそこ稼げる。
作り方を教える副業もある
教室開催はハードルが高いけど、この記事のようなブログ形式で稼ぐ方法もあり。
ブログであれば、初期費用が安く、手軽に始めることができる。興味があれば僕の収益報告を読んでほしい。
まとめ
ハンドメイド販売のジャンル決めはかなり重要な要素であることは理解してもらったと思う。
同時に筆者であるヒヨコがその選択を誤っていることも理解できたと思う。
賢明な読者諸兄は、ヒヨコのように同じ過ちを犯さぬよう参考にしてくれることを期待する。
まあ、後からジャンル変更できるのであまり気にしていないけどね。