今回はLEDテープライトの詳しい配線方法を図にして紹介していこうと思う。
電圧、電流、電力など難しいことはできるだけ省略して、できるだけ安全に配線できるよう解説していく。
注意してほしいのは
配線の間違いに注意
それと
LEDテープライトは1or2m以内で使う
くらいだ。
目次
必ず守ってほしいこと
・機器の電源をOFFにすること
・コンセントから電源を必ず抜くこと
安全第一
安全対策は2重、3重あってもいい。
LEDテープライトの種類を確認
LEDテープライトは主に3種類あるので確認してみよう。
今回は1mあたりのLED数が30として説明している。
LED数が60ならLEDテープライトの長さは1/2に制限されると考えてほしい。
1mあたり30個のLEDがあるものとして説明しているよ
詳しくは別の記事にしているので確認してほしい。
配線方法 単色タイプ
単色タイプのLEDテープライトは切断部分に2本の銅箔端子がある。
この銅箔が電気を通すところなので、切断後も配線は同じ端子に繋ごう。
ハサミのマークがあると思うので切断後もLEDテープの向きは識別できる。
コネクタを使うときも、逆に配線してしまうことがあるので注意してほしい。
では具体的な配線方法を見ていこう
単色LEDテープライトを2本つなぐとき
(例:1mLEDテープライトを2本に切って使うとき)
ダイソーの単色LEDテープライト1mを2本に切ったときの配線図
ハサミマークに注意して同じ銅箔端子を接続するように配線しよう。
LEDテープの長さは自由に決めてOK。10cm+90cmもOKだ。
2mLEDテープライトも同様に自由に切って接続できる。
本記事に共通して言えることだけど、
もしコネクタではなく半田付けでリード線を配線するときは、
AWG20(0.5sq)を使うことを推奨する。
注意事項
詳しくは後述するけど、2mLEDテープライトで売られている商品を2本接続したりするのはNGだ。
2mとして売られているLEDテープライトは、それ以上の長さでは電気的に使えない可能性があるからだ。
(USBではパワーが足りなかったり、配線に電流が流れ過ぎて異常発熱したり)
単色LEDテープライトを3本つなぐとき
並列接続、直列接続の好きな接続方法で問題ない。
明るさや色合いに影響はないので配線しやすいほうを選ぼう。
今回LEDテープの長さを記述しているけど、図面の通りじゃなくても大丈夫。
20cm+20cm+20cm=合計60cm
のような長さでも全然OKだ。
(並列接続)
上の例では20cmテープから2分岐してるけど、50cmテープから2分岐しても問題ない。
(直列接続)
半田付けするなら直列接続のほうが簡単。
配線の順番に指定はなくて、20㎝テープ→30㎝テープ→50cmテープの順でも問題ない。
禁止事項
難しく考えず2m以内で使おう
【ダイソー2mLEDテープライトを2本接続して2m超にする】ことは推奨しない。
USBの電流規格、USB充電器の電力量、配線の太さ、LEDテープライト基板の電流容量などの知識がある人なら問題ないけど、
そうでないなら、売られているLEDテープライト以上の長さに接続するのはやめておこう。
発熱、発煙、故障の原因になる。
最初から5mLEDテープライトとして売られているなら問題ない。太い配線と大きなACアダプタ―が付属しているはずだ。
もともと長いLEDテープライトを使うときはOK
もともと5mなどで売られているLEDテープライトをその長さ以内で使うなら問題はない。
電流量に合わせて配線の太さを選定しよう。
上の配線の場合だと
- AWG20(0.5sq)
電流をたくさん使うならAWG18(0.75sq)とかになるよ
リード線は太いほどたくさん電流を流せるので安心。
配線 マルチカラータイプ(4本線)
4本線タイプのLEDテープだよ
配線が多いので間違わないように気を付けよう
マルチカラーLEDを2本つなぐとき
同じ銅箔端子同士を接続するように配線すれば問題ない。
このタイプはダイソーでは1mだけで売られている。2mはない。
先述した注意事項と同じように1mを繋いで1m超にするのはやめておこう。
1mで消費電流が740mAあって、2mだと1.5AくらいになってUSBではちょっとメンドクサイことになるからだと思う。
マルチカラータイプを3本つなぐとき
並列接続、直列接続どっちでも問題ない。
(並列接続)
コネクタならT字タイプを使おう。
半田付けはちょっと難しいかも。小さい端子に2本のリード線をはんだ付けする必要がある。
(直列接続)
半田付けするならこっちがオススメ。
コネクタもストレートが使えるので、こっちがいいかな。
もともと長いLEDテープライトと使うとき
配線の太さに気を付けよう。
LEDの種類によってはかなり電流を使うものがあるので注意してほしい。
AWG20(0.5sq)であっても、余裕をもって5A以下くらいで使うようにしよう。
自信がない方は、LEDテープライトを切らずにそのまま使うことをおすすめする。
(直列接続)
(並列接続)
配線 マルチカラー+アドレスタイプ(3本線)
この3本線タイプは今までと違って、並列接続と直列接続でLEDの光方が変わってしまう。
LEDがそれぞれアドレスを持っており、その順番が変わってしまうからだ。
(直列接続)
赤い丸の中の数字がLEDのアドレスだと思ってほしい。
直列接続なら、LEDが順番に並んでいる。
流れるような光方の場合はこのLEDのアドレス順に光っていくことになる。
これが並列接続だとこうなってしまう。
(並列接続)
アドレス6~10が重複してしまう。
なので、流れるような光方の場合、1~5までは1個ずつLEDが光るけど、6~10では点灯するLEDが2つに分かれてしまう。
なので
思ってたんと違う!!
ってなってしまう。
この接続方法でも壊れることはないのでそのまま使ってもOKだけどね。
このタイプのLEDテープライトは最も電流量を使うので電気に自信のない方は、切断せずに使うことをおすすめする。
切断したとしても合計1m以内に収めよう。
まとめ
今回はLEDテープライトの配線図を基に、それぞれの配線方法を説明してみた。
電気関係はけっこう複雑なので取り扱うときは注意してほしい。
自信のない方はLEDテープライトの接続はやめておこう。