DIYに慣れてくると広葉樹を使いたくならない?
広葉樹をいろいろ調べても、どの樹種を選んだらいいか迷ってしまうので、おすすめの広葉樹を紹介しようと思う。
中でも入手しやすくそこそこリーズナブルな【ビーチ(ブナ)】【タモ(アッシュ)】の紹介。
目次
北欧家具の代名詞 ビーチ(ブナ)

北欧家具で人気のビーチ

ヨーロッパや北米でビーチと呼ばれ、日本名ではブナと呼ばれる広葉樹。
強度と弾力性に優れており、家具作りに重宝されるいい木材。スキー板やスポーツ用具にも使われる。
北欧家具の代名詞のような木材で、国内外問わず家具に広く使われている。
堅い木できめの細かい手触り。ナチュラルイメージのDIYには最適だと思う。
ビーチ(ブナ) 特徴と性質
- 北欧風・ナチュラル
- 家具で人気の木材
- 強度、弾力性に優れる
- 木目はきめ細かい
木目はきめ細かく、緻密でまっすぐなのが特徴。
色は淡いピンク~黄褐色。
ナチュラルで落ち着いた美しさ
オイルフィニッシュでナチュラルさが加速して、落ち着いた木のぬくもりを感じられる色合いになる。
グッと落ち着いた風合いと、きめ細かな手触りは家具で人気があるのも頷ける。



荒々しさはなく、シンプルで静かなイメージの木目。



柾目側はギュッと詰まったような特徴的な木目をしている。
広葉樹ではリーズナブル
ビーチは広葉樹の中でもリーズナブルな価格帯の木材。
高級材のウォルナット、チークなどに比べるとかなり安いので手を出しやすい。半額近くになると思う。
加工はけっこう難しい

ビーチはSPFなどに比べるとかなり硬い。
オークやメープルほどではないけど、ブラックチェリーやウォルナットより硬い。DIY初心者の方は注意してほしい。
まあ堅いからこそキズが付きにくいんだけどね。
DIY初心者の頃にビーチに手を出したんだけど、加工が難しかったのを憶えている。
使っていた丸ノコ【京セラMW-46A】ではパワーが足りなくて、刃の回転が止まることがあった。
良く切れるノコ刃を使っても、深めに切断しようとするとすぐに止まった。
キックバックの危険性もあるので、丸ノコのパワーに不安がある人は、いっぺんに切ろうとせずちょっとずつ加工することをおすすめする。
もしくはいい丸ノコを使うこと。パワーが段違いで楽に加工できてびっくりしたのを憶えている。
存在感のある タモ(アッシュ)

キリっと引き締まった美しさ

あまり聞き馴染みがないかもしれないけど、家具やスポーツ用品に人気なタモ(アッシュ)。
有名なのは野球のバット。粘り強さと硬さを兼ね備えているので打球を跳ね返すバットに最適。
もちろん家具にも人気で、建築内装の見えるところの化粧板、テーブル、棚にはとりあえずタモ、、、ってくらい人気だ。
タモ(アッシュ)特徴と性質
- 【木】ってイメージ
- 年輪、木目がはっきり
- 木目が均一でクセが少ない
- 硬くて強度もある
- 手触りは粗いが、オイルでシルク肌になる
個人的には【木】の王道をイメージするような木目。
木目も色も均一。塗装前の色合いは【少し黄色みのある白】。
塗装後は落ち着いた濡れ色で高級家具って感じ。
清潔感もあって、当たり外れの無い優等生と言う感じだ。

塗装前だと和を少し感じる。

オイルで輝く艶とシルク肌になる
塗装前のタモは木肌は粗くて、ざらざら。
しかし、オイルやワックスを塗ると見違えるほどの艶と手触りに仕上がる。
ツルスベのシルク肌。塗装で仕上がりに大きな差が出る木材だと思う。
雰囲気が引き締まるような木目


加工は難しめ
硬く強度もあるので、加工は難しめ。
先述したビーチと同等かちょっと上の加工難易度だ。
人気なので高め
高級木材と言えるくらいの価格帯。
めちゃくちゃ高いわけではないけど、広葉樹の中でも高い部類に入る。
まあ人気があるので仕方がない。
加工難易度も考慮するとまずは突板を使ってみるのがいいと思う。
広葉樹の入手先
DIYer御用達の「マルトクショップ」さん。
種類も豊富で値段も安い。おそらくほとんどの樹種で最安値。
リンクを貼っておくのでぜひ見てほしい。樹種の紹介を見るだけでも楽しい。

ほかにもネット通販できるところもあるので、興味があれば下の記事を読んでほしい。
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