圧着端子の主役。「裸圧着端子」。
その裸圧着端子のサイズ、使用できる電線のサイズ、そしてカシメ方を紹介していく。
DIYだけでなく電気工事士試験にも役に立つのでぜひ参考にしてほしい。
カシメの失敗例も紹介しているので、初心者の方にはぜひ読んでみてほしい。
DIYのできることが拡がる
圧着端子の種類と工具については別の記事にしている。
目次
裸圧着端子のカシメ方

今回は裸圧着端子のカシメ方を紹介する。
圧着端子と配線のカシメは簡単。手順はこんな感じ。
手順1:配線の被覆を剥く

ワイヤーストリッパーで配線の被覆を剥く。
6~7mmほど。
手順2:圧着端子を圧着工具にセットする

先に圧着端子を圧着工具にセットするとやりやすい。
圧着端子の溝があるほうを圧着する。向きに注意しよう。
手順3:配線を挿入してカシメる

配線を挿入して、圧着工具を握るとカシメ完了。
以上!
手順としてはめちゃ単純。なので慣れると考えることなく流れるように作業ができる。
圧着工具と言う優れた工具があるので初心者でも確実な圧着ができる。プロと遜色ない仕上がりだ。
がしかし、それでも間違いや失敗することはある。
なので各手順を詳しく解説しようと思う。
圧着の詳しいやりかた
そんな難しいことじゃないよ
詳しい手順1:圧着端子のサイズを選ぶ

裸圧着端子と配線のサイズを選ぼう。
裸圧着端子【R1.25-3】の場合は例に説明すると、
R=形状記号 丸端子
1.25=電線サイズ㎟ 配線を入れる筒部の内径
ー3=ネジの呼び径
形状記号 R
丸端子R、Y端子F、棒端子Bなど、形状が記号になっている。
メーカーによっては丸端子のRは省略されることもある。
しかしJIS認証された丸端子は必ずRが付く。丸端子以外はJISが無いので記号がデフォルトで付く。
電線サイズ 1.25

㎟、sqを意味する。
R1.25の型番ではより線1.25sqしか使えないってことはなく、0.25~1.65sqまでOK。
AWG換算するとAWG22-16。
R2-3なら1.04~2.63sqまで使える。
一部の配線太さがオーバーラップしている。
具体的には1.25sqのより線なら、R1.25とR2の両方に使用できる。
僕が良く使う大同端子製造さんの箱にはちゃんと表記してくれている。ありがたい。
大同端子製造さんのHPは見やすいのでよく参考にしている。
ミスミさんのHPもみやすい。

ネジの呼び径を選ぶ
M3ネジの端子台なら「-3」、M4ネジなら「-4」を選ぼう。
詳しい手順2:圧着工具の選定


裸圧着端子用の圧着工具を使う。
絶縁被覆付き用やリングスリーブ用の圧着工具は使えないのでで注意が必要だ。間違えないように。
これから工具を買う人はクラッチ式のJIS認証された製品がおすすめだ。
僕が使っているのは伝統と実績のあるホーザンP-732。
コンパクトで軽く、使いやすい。もちろんJIS認証マークもある。
裸圧着スリーブP,Bにも使える。
詳しくは別の記事で詳しく解説しているのでよく読んでほしい。
詳しい手順3:絶縁キャップは先に入れておく

裸圧着端子とセットで使う絶縁キャップ。
使用するなら、カシメる前に電線に通しておこう。後から取り付けることはできない。
詳しい手順4:カシメ位置に注意してカシメる

先述したように、圧着端子の溝側が凸部で圧着するようにカシメる。
正しい位置に圧着端子をセットする

圧着工具の側面と圧着端子の側面が一致するようにセットする。クラッチ式なら自然と正しい位置にセットされる。
圧着痕は中央

圧着痕が中央に来るように圧着されるのが正しい圧着になる。
また、配線の被覆と圧着端子には少し隙間を設ける。配線の被覆が噛んでいないことの確認のためだ。
隙間は1mmくらいで大丈夫。被覆を含めた配線の径以上だとNG。
また圧着部を貫通した芯線も1mmほど出しておく。被覆剥き寸法不良の確認のため。
圧着の失敗例を用意したので参考になると思う。
圧着の失敗例

失敗1:配線と圧着端子間の芯線が見えない
失敗2:圧着端子を通過した芯線が見えない
失敗3:圧着位置が後ろ過ぎ
失敗4:圧着位置が前すぎ

失敗5:配線と圧着端子が離れすぎ
失敗6:圧着端子を通過した芯線が多すぎ
失敗7:より線がばらけている
もし電気工事士2種を考えているならしっかり練習しておこう。
まとめ 裸圧着端子のカシメ方
DIYでの使用頻度は高くないけど、圧着端子を使えるとできることが拡がる。
電子工作ならR1.25の1種類だけでも十分。0.3sq~1.25sq使えるので十分な電流容量だ。



