ギボシ端子のサイズと種類、選び方の解説

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ギボシ端子のサイズと選び方 メリット・デメリットと使い方

DIYの配線接続でもっとも使われている【ギボシ端子】。
特に車やバイクの配線の主役として活躍している。
ギボシ接続は振動に強く、シンプルで堅牢。そのため、昔から活躍しており今現在も主流の配線方法になる。

そんなギボシ接続の基本となるサイズ、種類、使い方について解説していく。あなたのDIYの一助になれば幸いだ。

ギボシの圧着方法は別の記事で詳しく紹介している。


「ギボシ端子」とは? メリット・デメリット

DIYで使いやすい!

ギボシ端子のオス、メスの外観と特徴を説明

脱着しやすさと、接続の確実性を兼ね備えた優れた端子。それがギボシ端子。
また、使用できる配線の太さが自動車配線で主に使われる0.5sq~2.0sqに対応できる汎用性もある。

そして何より昔から使われているという、信頼と実績がある点で安心できる接続方法だ。

メリット

・自動車配線 0.5sq~2.0sqに対応(AWG20~14)
・着脱しやすい
・確実な接続
・振動に強く、緩みにくい

もう自動車のために作られた接続端子と言わんばかりの特徴が揃っている。
取り外ししやすくメンテナンス性が高いので、ETC、カーナビ、電飾系で多く用いられている。

っていうか、ギボシ端子は立派にJISの自動車用電線端子として標準化されている。(JIS D 5403)
それくらい自動車業界で使われている端子だ。

また産業機器でも昔からよく使われており、モーター、電灯、制御関係に使われる。

構造がシンプルで堅牢な接続なのでDIYでとても人気な接続方法になる。
個人的には圧着が簡単であること、すっきりした配線にできることから好きな方法だ。

デメリット

そんな優秀なギボシ端子でも弱点はある。

・防水性が無い
・頻繁な着脱には不向き
・外すときに力が必要
・0.5sq~2.0sq以外に対応できない

見た目から分かるように防水性が無い構造上、水回りや雨が直接かかるような場所には使えない。
防水性を要するシーンでは防水用のカプラ、コネクタを使うべきだ。

また、ギボシは着脱できる構造ではあるが、接続にけっこうな力が必要。特に外す時。
なので、高頻度で着脱するような接続部にはちょっと不向き。年に1回、数年に1回の着脱には適していると思う。

DIYで困ることは少ないけど、細い0.3sqや大電流を印加したい極太線3.5sqなどの電線が使えない。
0.3sqなら半田付け、フェルール端子。3.5sqは、、、、使わないだろう。単心で約47A。そんな大電流怖すぎる。1/3で使っても約16A。怖い。

そんな感じで、弱点を知っていればDIYで使うシーンは多いくらい多い。


ギボシ端子の構造「オス・メス」

ギボシ端子のオスとメスの電気的関係
ギボシのオス、メス
ギボシ端子のオス、メスの違い
ギボシ端子と絶縁スリーブのオス、メス

ギボシ端子の「オス・メス」

ギボシ端子には「オス」「メス」がある。上の写真の左がオス。右がメス。
オス=差し込み側、プラグ、電源のマイナス側に接続
メス=受け取り側、レセプタクル、電気のプラス側に接続

絶縁スリーブの「オス・メス」

ギボシ端子を絶縁するための被覆が絶縁スリーブ。上の写真の半透明のカバー状のやつ。
この絶縁スリーブにもオス用、メス用がある。

オス=電源マイナス側、メス=電源プラス側

ギボシ端子は端子がむき出しになるオス側が電気的なマイナスに接続する。
絶縁スリーブで全体を覆っているメス側をプラス側に接続して使う。

ショート事故を防いで安全に使うため

(読み飛ばしてもOK)
万が一、通電した状態で配線が抜けてしまってもショート事故になりにくいため。
クルマやバイクのフレームの電位と、バッテリーのマイナスの電位は同電位なので電位差が無い。つまり、オス端子が車のフレームと接触しても電流が流れない。(だからと言って、やらないように。多少は電流が流れるし、仮に配線を間違っていると大電流が流れて火花が散る)
なので、電流が流れる可能性のある電源のプラス側をメスに接続される。


ギボシ端子と電線のサイズ、選び方

太さφ3.96、電線0.5~2.0sqが一般的

ギボシ外径φ3.96,電線径0.5~2.0sqが良く使われる。
しかし一部メーカーや車種、部位によっては少し小さめが使われることがある。
DIYならφ3.96を選べば問題ない。入手性もいい。

ギボシ端子の径 φ3.96、φ3.5

ギボシにはサイズが2種類あり、3.95と3.5がある。
日本圧着端子製造HPより引用

ギボシ端子のサイズは「φ3.96mm」と「φ3.5mm」の2種がある。
・φ3.96mm:標準サイズ。自動車やバイクで多く使われる。大サイズ、φ5と呼ばれる。
・φ3.5mm:小さめサイズ。一部の自動車やバイクで使われる。小サイズ、φ4と呼ばれる。

広く普及しているのは「φ3.96mm」のタイプ。産業機器でもφ3.96mmが多く採用される。
3.96と3.5では接続できないのでオスとメスは同じサイズを使おう。

適合する配線の径 0.5~2.0sq

ギボシ端子に使える配線の太さは0.5~2.0sq

ギボシ端子で圧着できる電線の太さは0.5sq~2.0sq。(AWG20~14)
このsq(スケア)はより線の芯線の合計断面積を表している。㎟、スケ。AWGはアメリカでの表記方法。
一部0.3sq用のギボシ端子もあるけど、お目にかかることは少ないので今回は省略する。一部の制御用に使うかな。

ギボシは同じメーカーを使うこと

ギボシのオスーメスは必ず同じメーカーを使おう。
メーカーが違うと、接続が固い、緩いなどの原因となる。

ニチフ、日本圧着端子、エーモン、ヒーロー電機などなど、ギボシ端子を作っている良いメーカーはたくさんある。
オス、メスを必ず両方製造しているので、セットで買おう。

そして海外の格安メーカー品はお勧めしない。マジでやめといたほうがいい。
粗製乱造で、金属の肉厚がペラペラに薄かったり、すぐに曲がったりする。加工精度も悪い。
ペラペラだと強度が低いだけでなく、流せる電流量も大きく制限される。接触不良だけならまだいいけど、煙が出たり火が出ることもある。

格安と言っても端子だと1個当たり1円くらいの差額しかない。その差額のためにリスクを取る気にはなれない。

初心者が買うなら工具もついて格安のこのセットがいいと思う。

絶縁スリーブの選び方

半透明の絶縁スリーブは「オス」「メス」の2種類を選ぶだけ。
0.5sq~2.0sq共通で使用できるので、配線径によって使い分ける必要はない。


まとめ ギボシ端子の選び方

ギボシ端子を使うときは以下のポイントを押さえよう。

1:ちゃんとしたメーカー品を買う
2:サイズ3.96が一般的
3:電線の適応径 0.5sq~2.0sq(AWG20-14)

圧着工具さえ持っていれば手軽にできる配線方法なのでぜひチャレンジしてほしい。

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