ランダムサンダーのオススメ紹介

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【安くて高性能】ランダムサンダーの魅力と選び方 初めての電動サンダー

長時間のサンディング地獄。。。。

全身筋肉痛による悲鳴。。。。

そんな苦痛から解放してくれる電動工具。それが、

電動サンダー

工具の電動化による肉体的恩恵をひしひしと感じる素晴らしい電動工具。

使用頻度と快適性において、DIYで優先すべき電動工具トップ3に入る。

今回はそんな素晴らしき電動サンダーの種類と選び方、そして

安物のランダムサンダーで十分!!

ってことを声高に語っていこうと思う。


電動サンダーの違い

電動サンダーには大きく3種類あって、見た目がかなり違う。

  • オービタルサンダー:四角形、三角形
  • ランダムサンダー:円形
  • ベルトサンダー:回転ベルト

ベルトサンダーは研磨力は最強で、広い面積をバリバリ研磨する使い方をする。金属の塗装剥がし、ウッドデッキのような大きい建造物用でDIYレベルで使うことはほぼない。

なので今回はDIYでよく使う「オービタル」「ランダム」について解説する。

オービタルサンダー、ランダムサンダーの違い

オービタルサンダー
オービタルサンダー
ランダムサンダーの外観

・オービタルサンダー:楕円のような偏心運動。研磨力は低め。削りすぎないので扱いやすく、初心者向け。繊細な研磨に向く。

・ランダムサンダー :偏心運動+円運動のダブルアクション。研磨力が高い。削りすぎることがある。繊細な研磨から粗削りまでカバーする万能タイプ。

ざっくりまとめると下の表になる。

オービタルサンダーランダムサンダー
研磨方法偏心運動偏心運動+円運動
研磨力低い高い
用途仕上げ粗削り~仕上げまで万能
メリット研磨力が低く扱いやすい
隅、狭所を研磨できる
安い
削りすぎることがある
粗削りも可
デメリット粗削りに不向き円形のため隅、狭所の研磨できない
ちょっと高め

研磨力が低く扱いやすいことから、世間的な意見では初心者にはオービタルサンダーがおすすめされている。繊細な研磨にも向いている。

しかしながら研磨力の低さは、オービタルサンダーの使用シーンの制限とトレードオフの関係がある。

塗装前の仕上げには最適だけど、見た目に分かるようなキズや段差を研磨するにはパワー不足を感じる。

また、安物のオービタルサンダーはサンドペーパーの接触面に偏りがあるのが難点。サンドペーパーの一部だけ摩耗して、中央部はほとんど使われていない。まあ、ランダムサンダーの無名メーカーの安物も偏心運動がヨワヨワですぐ止まるやつもあるけどね。

対してランダムサンダーはその強い研磨力から、粗削り・段差・キズに対応でき、繊細な仕上げまですべてをカバーしてくれる万能選手だ。

偏心運動+円運動によるランダム性が均一な接触にも貢献してくれており、偏った研磨になりにくい。

この違いからランダムサンダーのほうがDIYで活躍するシーンが広い。僕個人的な意見だけど、DIY初心者にはランダムサンダーのほうが扱いやすいんじゃないかと思っている。オービタルのほうがコツが必要と感じる。


ランダムサンダーをおすすめする理由

ランダムサンダーの形状

先述したようにオービタルサンダーの繊細な研磨力は仕上げに最適であることは間違いない。しかし一般的なDIYでその繊細さを必要とすることがないのが現実だ。

ランダムサンダーの仕上げ性能でも十分な仕上がりを実現してくれる。そしてDIY初心者にありがちな、段差・キズをカバーしてくれる研磨力は圧倒的な作業効率の違いを生む。

ランダムサンダーのデメリットである角部分の研磨は、そもそもそんなシーンが極めて少ないことと、必要となっても面積が小さいのでハンドサンディングで対応できる。

これらの点から、初心者DIYerが最初に買うにはランダムサンダーがおすすめだ。

もちろんオービタルサンダーも優れた電動工具なので、すでに持っているなら買い替える必要はないけどね。

安いランダムサンダーで十分

価格によって研磨能力にほとんど差はない。あるとしたらこんな感じ。

  • バッテリータイプ or 有線式
  • 速度調整の有無

バッテリータイプによるコードレス化は電動サンダーではあまり優位性が無い。丸ノコやインパクトであれば顕著な差があるんだけどね。

そして速度調整の有無に関しては、まあ使わない。と言うか、変更しても違いが分からないというのが正直な感想。

あるとすれば音の大きさくらいで、マンションなどの集合住宅でお隣さんに気を遣うのであれば、速度調整機能は役に立つかも。

集塵能力、操作性などはプロが長期間使って違いを感じるくらいの差だ。一般DIYerでは誤差範囲。

なので、初心者は安価な有線式で十分

おすすめランダムサンダー

ランダムサンダーの外観
E-valueランダムサンダーEWS-220R

僕が10年くらい使っている藤原産業の「E-Value ランダムサンダーEWS-220R」

パッドが計6枚も付属して、4,000円以下。有名メーカー品では最安値だと思う。

安心と実績の藤原産業さんの工具で4,000円以下はかなりお得。

僕はこのランダムサンダーと一緒にいろんなものをDIYしてきたけど、困ったことはない。頼もしい相棒だ。

オイルフィニッシュ前には#180→240で仕上げ調整。塗装するとこんなにつやつや。

オイルフィニッシュの効果を表現している。左は塗装前、右は塗装後。高級感のあるツヤと濡れ色になってくれる。使ったオイルはアルドボス。

PCラックの天板、脚、幕板もワックスの前にランダムサンダーできれいに仕上げる。

ハンドサンディングではとてもじゃないけどやってられない。

PCラック代わりのサイドテーブル

バッテリーを持ってるなら

バッテリーをすでに持っているなら、HIKOKI、マキタの2トップを選ぶことになると思う。

僕はHIKOKIのバッテリーを持っているので、次買うならこれかな。

マキタならこれ。


ランダムサンダーの使い方

  • 力を入れず、押し付けない
  • 自重で滑らすようにゆっくり動かす

サンドペーパーでもそうなんだけど、サンディング時に力いっぱい押し付ける人がいる。

これはランダムサンダーの回転運動を阻害するだけで、サンディングの効果を十分に得ることができない。

むしろキズを付ける行為だ。なので、ランダムサンダーを使うときは押さえつけずに、サンダーの自重で優雅に滑らすような動かし方をしよう。

手は添えるだけ。

サンドペーパー

ランダムサンダーのサンドペーパー

ランダムサンダーに使える円形のサンドペーパーは規格が統一されており、ほぼすべてで共用できる。

DIYでは#80、120、180,240あれば十分で、最もよく使うのは180,240。

番手はマジックテープ側に記載されている。

ランダムサンダーのサンドペーパー番手は120
ランダムサンダーのサンドペーパー#120

付属の茶色のサンドペーパーは目詰まりしやすいので、白いサンドペーパーに替えよう。

研磨力と耐久力が全然違う。SK-11の白ペーパーは特殊な塗装がされており、ほんとに目詰まりしにくい。


まとめ:初心者に必要なのは「高性能」より「持っていること」

ランダムサンダーはDIYの肉体的負荷と時間効率を劇的に改善してくれる優れた電動工具だ。

電動工具の中でも値段も安いので優先して揃えるのもありだと思う。

ハイエンド機でも2万円しないし、低価格機でも必要な性能を備えているので検討してみてほしい。