DIYでノコギリ(手ノコ)は頻繁に使う。丸ノコを持っていても、ノコギリは必須。
繊細なカットに対処する重要な役割を持っているけど、いざ使うときに切れ味が悪いと困る。
というわけで、忘れがちなノコギリのメンテンナス方法を紹介していく。
目次
ノコギリの切れ味が悪くなる原因
原因1:サビ


サビが最も厄介
一番の原因がサビ。湿気や水分でノコ刃がサビてしまうと、一発で切れ味が悪くなる。
空気中の湿気、木材の水分、手の皮脂が要因になる。
原因2:木くず


以外に忘れがち
木くずがノコ刃に付着したままだとサビの原因になる。木くず自体が水分を含んでいるのと、空気中の水分を引き寄せてしまう性質があるので、木くずもかなりサビやすい要因となる。
原因3:ヤニ・ボンド

木を切った後の茶色いヤニ(樹液)。2x4のヤニだまりを切ったときは刃にこびりつくことが多い。
そしてダボ切りした時のボンド。単純に刃の表面をコーティングしてしまうのと、サビの原因となり切れ味が落ちちゃう。

特にダボ埋めしたときは、ノコ刃がボンドまみれになっちゃう。掃除しないまま高確率で刃の交換が必要になる。
僕は必ず濡れた歯ブラシとウエスできれいに掃除している。
基本的なメンテナンス方法
原因を紹介した時点で読者諸兄はメンテンナス方法がわかっていると思うけど、僕がやっている方法を紹介しようと思う。
お手入れ1:ウエス、歯ブラシで清掃

ウエスやショップタオルでノコ刃全体の汚れを落とす。基本は乾拭きでOK。
また、刃の部分の木クズが取れにくい時は使い古した歯ブラシを使っている。
お手入れ2:ヤニ・ボンドの除去
ヤニ
ヤニは目立ってきたら除去しよう。2x4はけっこうヤニだまりがあるので。
ヤニ取りクリーナーを使うのがいい。濡れタオルではまあ取れない。
ドリルやトリマービットにも使えるのでヤニ取りクリーナーは1本持っておこう。
100均でもヤニ取りクリーナーでもOK。
僕はクリーム状の泡になる刃物用のクリーナーを使っている。
ボンド

ダボ埋めしたときは必ずやっているよ
ボンドが刃に付いたときは固く絞ったショップタオルで汚れを落として、水分を取るために最後に乾拭きしよう。
水分が付いたままだと錆の原因になちゃう。
頑固なボンドの時は刃を水に30分位つけてから清掃する。水につけるのは短時間にするよう心掛けよう。1日水につけるとびっくりするくらいサビちゃう。
お手入れ3:油を塗る

保管するときは【さび止め】【潤滑油】をノコギリ全体に塗ろう。ウエスなどで刃全体に塗布しよう。
使える油と代用品
- 椿油
- シリコンスプレー(無溶剤タイプ)
- クレ556、グリス、機械油
- サラダ油
基本的に空気で乾燥しない不乾性油であればOK。
プロは椿油orシリコンスプレーが多いみたい。DIYであれば手軽で使いどころの多いシリコンスプレーががおすすめ。
僕は刃物全般シリコンスプレーを使っている。おすすめは呉のシリコンルブ。
とりあえず刃物関係は買ったらこれを塗りこんでいる。
お手入れ4:新聞紙で包む
刃の周辺の湿度を一定に保つために布や紙で刃を包んで保管する。。。。んだけど、僕はこんな感じで吊り下げているだけ。
刃のカバー刃付けているけどね。

切れ味が悪くなったら刃を交換
のこぎりの刃は研ぐことができる。しかし僕らのようなDIYレベルでは個人で研ぐことはかなり難易度が高い。
なので素直に刃を交換しよう。昔はノコ刃を交換できなかったので研ぐことが多かったけど、現代では交換したほうが安いんじゃないかな?
僕の場合は3年に1回くらいで刃を交換している。