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【すぐに外したい】ネジが固くて回らないときの対処法 6選

固くて回らないネジを緩める方法を紹介。すぐに簡単に誰でもできる方法5選を詳しく解説しています。

ネジが固すぎて外れない、、、

DIYや家具を分解するときに「ネジが固くて回らない!」という経験をしたことはない?

HIYOKOは往々にしてあるんだよね。

今回は、その時に実践した固いネジやボルトを緩めるための実用的なコツやテクニックを詳しく解説していこうと思う。

ネジが救出不可能になる前にぜひ試してほしい。

強引に緩めようとしないこと

基本的なことなんだけど、無理やりネジを緩めようとするのはおすすめしない

強引にねじを回すと、ネジがナメったり、ネジ頭がちぎれたりする。

永久に緩まなくなっちゃうよ

ネジが外れない原因と対処法

適切なドライバーねじをたたく潤滑油、オイル加熱するネジザウルスネジに穴をあける
強く締まっている
サビ
接着剤で固着
焼き付いている
ネジ山がつぶれている

原因によって対処法が違うよ

上の表はネジが外れない原因とその効果を一覧にしたものだ。

まずは、ネジが外れない・固くなってしまった原因を確認しよう。

原因によって、対処法が違うからだ。

ではネジが固くなってしまった原因を見ていこう。

ネジが固くしまった原因 5種

  1. 強く締まっている:単純に締め付けすぎたネジ(難易度 低)
  2. サビ:古いネジがサビて固着した状態(難易度 中)
  3. 接着剤で固着:ネジロックなどの緩み防止用の接着剤で固着されている状態(難易度 中)
  4. 焼付き(かじり):締め過ぎなどでネジが熱膨張してネジ山が溶着した状態(難易度 高)
  5. ネジ山がつぶれる:ネジ山が変形し食い込んでしまった状態 (難易度 最強)

原因は主に5種類

ネジが固くなった原因を難易度ごとに順位を付けると上のリストのようになる。

主にみんなが直面するのは【強く締まっている】だと思う。これは以外にも簡単に対処できるので安心してほしい。

問題なのは【焼付き(かじり)】【ネジ山がつぶれる】だ。

この2つはほんとに大変。

特にネジ山がつぶれてしまうと、オネジだけじゃなくメネジもダメになって修復がすごくめんどくさい。


固いネジを外す方法6選

原因が分かったら、次は対処法だ。

以下の6つの方法を紹介するんだけど、原因が分からないときは方法1から順番に試すことをおすすめする。

方法1:サイズの合ったドライバーを使う

プラスドライバーには先端の大きさが異なる。主に使うのは#2。サイズの違うドライバーでネジを回すと、ネジ頭がナメる原因になる。

プラスドライバーにはサイズがある

基本的なことなんだけど、けっこうプラスドライバーのサイズを間違っていることがある。

正しいサイズのドライバーを使うだけでネジは簡単に緩めることができたりする。まじで。

ドライバー先端のサイズは主に#1~3が使われている。一番使うのは#2サイズで、ねじの呼び径M3~5に使う。

詳しくはみんな大好き工具メーカーのVESSELのHPを見てほしい。

適正サイズより大きいとネジが回せない。

小さいと回せるけどネジ頭がすぐにナメってしまう。

ドライバーの正しい使い方

正しいサイズのドライバーを使っても、ネジが固いとネジ頭が潰れ(ナメる)てしまうことがある。

これを防ぐためにも、ドライバーを正しく使うようにしよう。

コツはこんな感じだ。

  • 反時計回りに回す
  • ドライバーをまっすぐ押し当てる
  • 押し当てる力80%、回す力20%

時計回しで締めこんでしまうことがけっこうある

でも、【逆ネジ】ってのもあるので注意しよう。


方法2:ネジをたたく

ネジに衝撃を与えて緩める方法。貫通ドライバーのお尻をハンマーで叩く。

ドライバーのお尻の部分をハンマーなどで叩いて、ネジ頭に衝撃を与えよう

ジャムの缶を緩めるときのライフハックと同じで、ネジの締結力を緩めることができる

【強く締まっている】【サビ】に対して効果的なので、ぜひ試してほしい。

ドライバーのお尻が金属の貫通ドライバーを使うとより効果的。

ドライバーの先端とお尻の金属が一体になっているので、衝撃がダイレクトにネジに伝わってくれる。

オススメはこのVESSELの貫通ドライバー。グリップが握りやすくて、ドライバ先端のホールド力もすごい。

VESSELのこのシリーズは使いやすくて、日常使いしている。ドライバの根元に六角部があって、レンチで力強く締めることもできちゃう。


方法3:潤滑油、オイルを使う

CRE556(クレゴーゴーロク)が有名

金属の隙間に浸透する力がある潤滑油(オイル)スプレーを使用して緩める方法。

ネジの隙間にオイルが浸透して潤滑液となって緩みやすくなる。

【強く締まっている】【サビ】【焼付いている】に有効な方法だ。

ネジの焼き付け防止にもなるし、蝶番のぎーぎー音対策にもなるので1本持っておいても損ではないオイルだ。

サラダ油でも代用はできるけど、浸透力が低いので効果も低い。あまりおすすめはしない。

個人的にオススメオイルは【ラスペネ】。サビには【凍結浸透ルブ】。

【ラスペネ】はクレ556よりお高めだけど、断然効果が高い

ラスペネを使うともう戻れない

昔はクレ556を常用していたんだけど、今はラスペネ一択になった。

マジでいい。浸透力がすごくて、隙間にぐんぐん入ってくれる。

少量ですごい浸透してくれるのでけっこう長持ちする。

サビにはこれ一択

サビが固着しているときは迷わず【凍結浸透ルブ】だ。

ネジ部を-40℃で凍結してサビや固着を破壊し、オイルが浸透しやすくなる。

ゴツ目のボルトがサビているときなんかの救世主になってくれる。

同じKUREで【フリーズルブ】ってのもあるけど、中身は同じで容量が違うだけだ。

パッケージが違うだけなのでどちらを選んでもOKだ。


方法4:加熱する

ねじロックなどの【固着剤、接着剤】には加熱することが抜群に効果的

ガスバーナーやヒートガンでネジを加熱することで固着剤の効果が消失して、驚くほど簡単にねじを緩めることができる。

また、【強く締まっている】【サビ】にも効果的

ネジとナットのどちらかを一方を加熱することで緩みやすくなる。

ネジ側を加熱するなら、加熱後に良く冷ましてからネジを緩めよう。(加熱と冷却で隙間ができる)

ナット側を加熱するなら、さめる前にネジを緩めよう。(メネジが膨張して広がる)

ヘアドライヤーは火力が低いので代用は難しい。


方法5:ネジザウルス

力こそパワー!!

ナメったネジに活躍してくれるネジザウルス。

でも実はネジがナメる前に使っても十分に活躍してくれる。

強力なピンチ力でネジを摘まんで強引にネジを緩める方法だ。

【強く締まっている】【サビ】【接着剤】【焼付き】に効果がある

他の方法と併用して、ドライバーの力だけでは緩まないときの奥の手として使う感じだ。

実はネジザウルスはネジを緩めるだけでなく、普通にペンチとしての機能も備えている。


方法6:ネジに穴をあける(最終手段)

固いネジを緩める方法の最終手段。ねじにあ穴をあけて専用にビットで緩める。

(引用元:アネックスHP

最終手段!!

もうどうしようもない時の最終手段になる。

専用ビットでネジに穴をあけて、特殊なねじ外しで緩める方法だ。

【焼付き】【ネジ山が潰れている】時に有効。

またネジ頭が千切れてしまったときはこの方法しかない

電動ドリルのパワーが必要になるので、電動ドリルを持っていない人はカインズでレンタルしよう。

これを機に電動ドライバを買うのもありだと思う。

アイリスオーヤマのコスパ最強のコードレスタイプがおすすめだ。

電動ドライバー+バッテリー+充電器がついて6,000円以下だ。

コスパ最強

HIYOKOは2台目として購入を予定している。


まとめ

固いネジが外れないときはイライラするけど、焦らず今回紹介した方法を試してほしい。

きっと解決できるはず。

それでも我慢できずにネジ頭やボルト頭がつぶれたり、舐めてしまった場合は別の方法で解決しよう。

基本はネジザウルスが活躍するけど、ほかのライフハックもある。

詳しくは別の記事でまとめようと思う。