ロッカースイッチ。またの名を波動スイッチという切替スイッチ。
値段が手ごろとシンプルな構造で使いやすい。
この記事の前半で先に【ロッカースイッチxLEDテープライト】での使い方。
後半で【ロッカースイッチの選び方、使い方】を解説するよ。
形状の違うトグルスイッチはこっちの記事から。
目次
波動スイッチとは

シンプルで使いやすい

操作部をシーソーのように動かしてON-OFFを切り替えることができるスイッチ。
パチ、パチと音とがする構造と操作部の面積が大きく操作しやすいのが特徴。
揺れる・揺り動かすのROCKからロッカースイッチ呼ばれ、日本では波動スイッチとも呼ばれる。
一般的にはロッカースイッチで呼ばれることが多いかな。

ロッカースイッチはON-OFFが分かりやすく明記されているものが多いので、産業機器や建築内装によく使われる。
部屋の照明スイッチもロッカースイッチが良く使われている。
ロッカースイッチとLEDテープライトの接続方法

LEDの電源をON-OFFできる
配線図 ロッカースイッチ+LEDテープライト
ダイソー単色LEDテープライトは2本線タイプなので、この接続でOK。

ロッカースイッチをLEDテープライトの配線の間に接続する。
USBケーブルの外装(シース)をカッターで切り離して、+リード線を切断しよう。
そして+リード線の識別方法は、リード線の色が赤色、もしくはLEDテープライトとリード線の接続部に「+」と書いてある。
ロッカースイッチの端子に電気的な向きは無いので、USB側とLEDテープライト側がどちらの端子に接続されてもOKだ。(上の画像とロッカースイッチが左右逆でもOK)
LEDテープライトの半田付け方法は別の記事に詳しくまとめているよ。
ロッカースイッチの配線方法
はんだ付けが必要になるけど、はんだごてメーカーのHAKKOさんが動画で詳しく解説してくれいてる。初心者でもはんだ付けできると思う。
半田付けは簡単なので一度チャレンジしてほしい。
半田ごての選び方は別の記事にしているので参考にしてほしい。

トグルスイッチの端子形状

ロッカースイッチにはリード線をはんだ付けできる大き目の端子が2個付いている。
先述した通り、電気的な「+」「ー」の向きは無いので安心して半田付けできる。
半田付け方法1

HAKKOさんの動画とHPがめちゃ分かりやすい
・リード線の被覆を15mmくらい剥いて予備半田

予備半田したリード線を端子の穴に通して折り返す。

端子とリード線を半田ごてで温めつつ、はんだを送る。

半田面積が広いので強度的には強い。
収縮チューブで絶縁処理

上の写真はトグルスイッチの端子に収縮チューブを取り付けた様子になる。ロッカースイッチでも同じように端子を収縮チューブで保護しよう。
万が一のショート事故を防ぐことができる。
ロッカースイッチのDIY活用方法
基本は薄い板材にロッカースイッチをカチッと音がするまで押し込むだけ。
金属板、ベニヤ板の取付がおすすめ

基本的には薄めの板材に取り付けする構造になっている。
板厚は1~2.5mmくらい。
ザグリ加工すれば角材なんかにも取り付け可能。
僕はけっこう2x4材なんかに取り付けることが多い。

ロッカースイッチを金属板に組み付けて、その状態で穴あけした2x4材に取り付ける方法もある。レトロ感が増す。金属板はねじ止めで木材に固定してもいいし、接着剤でもOKだ。
取付加工
僕は秋月電子さんの「DS-850K-S-ON」をよく使う。値段も手ごろ。
メーカーのデータシートを参照しよう

板厚:1~2.5mm
加工寸法:13x19mmくらい
B寸法は板厚でちょっと異なる。ロッカースイッチが板を固定するクリップ構造によるもの。板厚が厚いと、B寸法をちょっと大きくしよう。
僕は19mmくらいで加工して、やすりで微調整している。
どこで買うのがお得?

秋月電子さん、共立エレショップさんがおすすめ。
ロッカースイッチに関しては共立エレショップさんをよく使うかな。
値段は同等だけど、共立エレショップさんのほうが種類が豊富で、お得なセット販売がある。

電子部品がお得に買えるショップ
ロッカースイッチだけじゃなく、電子部品はネットショップがおすすめ。
ゆっくり選べるし、探すのもネットが楽。値段も安い。
詳しくは下の記事でまとめている。