丸ノコ定規でまっすぐ切る方法。丸ノコ定規の作り方を説明。DIY初心者に必須の道具だ。

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【まっすぐ正確に切る】丸ノコ定規を自作しよう!

誰でも簡単に正確なカットが可能な丸ノコ定規。

丸ノコ定規は市販されているけど、使うにはちょっとコツがいる。いや、かなりコツが必要になる。

なのに結構な値段する。

自作したほうが断然安いし、使いやすい。

なので今回は【丸ノコ定規】の作り方と使い方を紹介していく。

っていうか初心者DIYerには必須アイテムだと断言できる。

作るの簡単だよ

フリーハンドは難しい

その前に、なぜフリーハンドじゃダメなのか?について。

丸ノコの切る位置は丸ノコベースのガイド部分になる。

写真の赤点線になるんだけど、この位置に墨線を目視と手動で精密に沿わせなくてはいけない。

まあまっすぐ切れない

フリーハンドで丸ノコを使うときの位置調整は目視。

ではプロである大工さんがどうやってまっすぐ切っているか?というと

丸ノコ定規を使ってる

プロでさえ定規を使うんだよ。

なので一般DIYerも素直に丸ノコ定規を使おう。

丸ノコ定規とは

誰でもまっすぐ正確にカットするための定規

全DIYerが持っているといっても過言ではない必須アイテム

市販のガイド定規もあって、どのメーカーの丸ノコでも使える万能定規だ。

でも先述したように、使うのにはけっこうなコツと経験が必要。

一般DIYerにはあまりお勧めしない。

市販の丸ノコガイド(ガイド定規)

ではなぜ市販の丸ノコ定規をおすすめしないのかというと。

市販のガイド定規はカットラインを正確に切ることが難しいからだ。

なぜかというと下の写真のように、【ガイド定規】と【丸ノコ刃の位置】は一致しないからだ。

墨線はカットラインではなくてガイド定規に合わせることになり、墨線を直接カットすることができない。

市販の丸ノコガイド定規の使い方。ガイドとカットラインが離れているので正確な位置で切るのが難しい。初心者DIYerには不向き。

しかも高い!6千円くらいする

とてもじゃないけど簡単に買える金額じゃない。

でも自作すれば500円で作れちゃう。

自作の丸ノコ定規

自作した丸ノコ定規の全体像。DIYで簡単に作ることができる。

しょぼくない?(´・ω・`)

って思うかもしれないけど、これくらいシンプルでいい。

ベニヤ板+角材で作れちゃう

丸ノコ定規の仕組

自作丸ノコガイドの使い方を説明。角材が定規変わりとなり丸ノコベースを沿わせるだけで直線性を確保してくれる。

丸ノコの動作の直線性は、角材が担保してくれる。

さらにベニヤ板の端が丸ノコの切断位置(ガイドライン)とぴったり合致する。

なので墨線を直接カットすることができるんだよね。

この【墨線を直接切る】ことが切断精度の向上に大いに寄与してくれる。

丸ノコ定規の使い方

  1. 丸ノコ定規のベニヤ板の端を墨線に合わせる
  2. クランプで固定
  3. 定規のガイド部分(角材)に丸ノコを沿わせてカット

カット位置に墨線を引く。

自作丸ノコ定規を使う前に木材に墨線を引く

墨線に丸ノコ定規のベニヤ板部分を合わせて、クランプで固定しよう。

引いた墨線の位置に自作丸ノコ定規のベニヤ板を合わせる。丸ノコ定規がずれないようにクランプする。

そして角材に丸ノコベースを沿わせるように動かしてやれば、墨線を確実にカットできる。

丸ノコ定規のガイドに沿わせて丸ノコを動かして木材をカットする様子。

コツは見る箇所はカットラインではなくて、角材とベースの位置で、ずれないように集中することだ。

この部分がずれてしまうと直線性も失われてしまうからだ。

これさえ気を付けておけば、

びっくりするほど簡単に正確に切ることができる


丸ノコ定規の作り方

10分で作れちゃう

必要な材料

  • ベニヤ板: 厚さ9mm、600x400mm以上のサイズ
  • 角材:長さ600mmx30mmくらい 厚みは10mm
  • アルミフラットバー(角材の代替として):厚さ3mm程度
  • 木ねじ:5本
  • 木工ボンド、またはG10速乾ボンド(アルミバー用)
丸ノコ定規を作るための材料。ベニヤ板、角材、木ビス。

ベニヤ板の厚み

9~12mmが最適。

これより薄いと湿気でベニヤが変形しやすくなるし、逆に厚いと丸ノコの切れる深さが制限されてしまう。

丸ノコ定規に使うベニヤ板の厚み 9~12mmくらい

角材

丸ノコのベースと接触する面は直線であることを確認しよう。

また直角になっている木材を選ぼう。

SPFは角が丸いので不向きだ。

丸ノコ定規に使う角材の直線性を確認する

そして角材の厚みは10mmぐらいを推奨する。

丸ノコを一番下まで下げたときに、モーターと角材が干渉しないような厚みを選ぼう。

ヒヨコの丸ノコは約15mmだったので余裕を見て10mmを選択した。

角材の厚みは10mmくらいが適切。丸ノコを最も下げた位置でモーターと干渉しない高さを確認すること。

木ビス、接着剤

ベニヤの裏側からビス止めするので、角材+ベニヤよりも短い木ビスを使おう。

接着剤は木工用ボンドでOK。なくてもいい。

丸ノコ定規に使用する木ビスの詳細
丸ノコ定規に使用する木工用ボンド

角材ではなくアルミバーを使うときはビスは不要。

接着剤はG10速乾ボンドがおすすめ。木工用ボンドではくっつかない。

作り方の手順

  • 角材のをベニヤ板に仮固定
  • 角材のビス止め
  • 丸ノコでベニヤ板の右側を切り落とす

完成!!

では詳しい手順を見ていこう。

角材をベニヤ板に仮固定

・ベニヤ板の中央付近に角材をボンドで仮固定。(適当な位置でOK)

・ベニヤ板の左右の余白に注意(左150mm、右100mm以上)

丸ノコ定規の左側には余白を設けること。クランプできて、丸ノコのモーターと干渉しないくらいの余白が必要。
丸ノコ定規のベニヤ板の右側余白の状態。100mm以上残しておき、後で丸ノコで切り落とす

アルミバーを使うときも同じで適当な位置に接着すればよい。

角材のビス止め

・ベニヤ板の裏側から角材をビス止め(アルミバーの場合は不要)

ビス止めするときはベニヤ板からビスの頭が出ないように注意しよう。

ベニヤ板の裏側から角材をビス止めする。

下穴を空けておくことをおすすめする。

丸ノコでベニヤ板の右側を切り落として完成

ベニヤ板の右側部分の不要な余白を丸ノコでカットする。

ベニヤ板の右側余白を丸ノコで切り落とす
丸ノコ定規の余分なベニヤ板をカットした様子

丸ノコでベニヤ板を切り落とすとノコ刃とベニヤ端がぴったり合うようになる。

丸ノコ定規の右側余白を丸ノコで切り落とした状態。ノコ刃とベニヤ板の位置がぴったり合う。

メンテナンスのコツ

変形防止

ベニヤ板は経年で湿気を吸って曲がることがある。

ワックスを全体に塗っておくと変形防止になる。

丸ノコの摺動性UPも兼ねている。

丸ノコ定規が変形しないようにワックスを塗っておく。使うのはブライワックス。

ベニヤが摩耗してきたら

丸ノコ定規を使っているうちにベニヤ板の右側が削れてくる。

その時は150mm余白を残していた右側を新たに切り落として使おう。

2度使えるよ

丸ノコ定規に追加できる機能

ちょっと工夫すると機能を追加できる。

おすすめは【滑り止め】のサンドペーパーだ。

直角機能

  • 裏側に角材を固定すれば、直角切りが可能に

取っ手

  • 取り回しを良くするため、左側に取っ手を追加

滑り止め

  • 裏面にサンドペーパーを貼り、丸ノコ定規が滑るの防いでくれる

細長く貼るのでロールタイプが使いやすい。番手は240。

まとめ

丸ノコ定規は、DIY初心者からプロまで活用できる便利な道具。

自作すれば安価で使いやすい定規を手に入れることができるので、市販品を購入する前にまずは作ってみよう。

欲しいモノを作るのがDIY。

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