DIYの仕上がりをワンランクアップさせてくれる【トリマー】。
トリマーを手に入れたらぜひ作ってほしい治具がある。
それが【トリマーガイド】。
トリマー定規、ストレートガイドとも呼ばれたりする。
簡単、便利、使用頻度も高いトリマーガイドの作り方を詳しく解説していく。
材料は100均で十分
丸ノコ定規も必須なのでぜひ作っておこう。めちゃ簡単。
目次
トリマーガイド(定規)とは?
トリマーガイドは、トリマーに付属のストレートガイドとは別物。
↓ストレートガイドはこれ
個人的にはトリマー付属のストレートガイドはほとんど使わない。
サークルカットの時くらいしか使わないんだよね。
トリマーガイドの用途
真ん中の四角溝はトリマーガイドを使って加工した。時計のムーブメント入れる溝になる。
深い溝を何度もフリーハンドで精密に加工するのは不可能と言っていい。
でもトリマー定規を使うと簡単にきれいに加工することができるんだよね。
しかも加工したい墨線の位置を直接加工できるのが使いやすいところだ。
下の画像のように、墨線ピッタリの位置に正確に溝を掘ることができちゃう。
正確な位置に溝が掘れる
- 用途
- 正確な位置にトリマー加工ができる
- 溝加工、縁の仕上げ、飾り加工、ほぞ穴の正確な加工ができる
- 特徴
- 500円で作れる
- 5分あれば作れる
- 墨線の位置に直接位置合わせできる
トリマーガイドの作り方
簡単、500円以下
必要な材料
- ベース板:
- ベニヤ板orMDF(200mm x 400mm、厚み10mm以下)
- ガイド板:
- ベニヤ板orMDFor角材(30mm x 400mm、厚み20mm以上)
- 接着剤:
- 木工用ボンド
【ベース板】はベニヤ板かMDFの薄めの板を使おう。
厚いとトリマーで加工できる深さが短くなってしまう。MDFなら曲がりにくいので3~5mmくらいでもいいと思う。
【ガイド板】はトリマーを沿わせる部分なので直線性が必要。厚みは2cmくらいほしいかな。
薄すぎるとトリマーが乗り越えちゃうからね。
100均のMDFだけでも作れちゃう
作成手順
では作り方を見ていこう。
手順1:ベース板とガイド板の接着
- ベース材の中央付近にガイド材を接着剤で固定
- 木ねじでビス留めしてもOK
- はみ出た接着剤はウエスで拭き取る
ベース板の両端に5cmくらい余白が残るようにガイド板を接着させよう。
この余白をトリマーでカットすることで、正確な加工位置となってくれる。
接着剤は白ボンドでOK。
手順2:乾燥
白ボンドを使うなら24時間しっかり乾燥させる。
タイトボンド3なら30分の乾燥でOKだ。
手順3:トリマーで余白部分をカット
実際に使うトリマーでベース板の余白を切り落とそう。
ヒヨコはφ6mmのストレートエンドミルを多用するので、トリマーガイドの右側をφ6用、左側をφ8用として使っている。
トリマーのストレートビットは【超硬エンドミル】が断然おすすめ。普通のストレートビットと比べもにならないくらい良く切れる。
トリマーガイドの使い方
墨線を引いてガイドを合わせる
墨線にトリマーガイドを合わせる
トリマービットの径を考慮して墨線を引くようにしよう。
クランプで固定
クランプでしっかり固定しよう
トリマーは丸ノコほどパワーはないので、軽めのクランプでもいいし、両面テープでもOK。
加工時はトリマーをゆっくり動かす
トリマーはゆっくり何回かに分けて加工しよう。
加工時の注意点
木くずはこまめに掃除しよう
加工時の木くずがトリマーの動作を阻害してまっすぐ加工できなくなるので、こまめに掃除しよう。
まとめ
トリマーガイドはトリマーに必須と言えるくらい便利な道具なのでぜひ作ってほしい。
丸ノコガイドと同じくらい重要な道具だ。
トリマーはDIYのクオリティーを底上げしてくれるので、トリマー関係の小技はちょくちょく記事にしたいと考えいている。