1年前の僕はどう思っていた?
月20万は行くと思ってた。。。。
サラリーマンを辞めてフリーランスになっている思ってた。。。。
スタバでノートPCを「カタカタ、タッーン」と爆音を轟かしていると思ってた。。。。
そんな希望的観測が打ち砕かれた悲しい現実を見ていこう。
目次
ハンドメイド1年間で儲けた金額:約17万円
1年間の合計:167,200円

悪くない
サラリーマンの副収入として
全然悪くない、、、というのが僕の印象。
そりゃ1年前の根拠も無い目標と比べたら1ヵ月以下の収入で、今どきの高校生のガチバイトなら軽くぶち抜かれる金額だ。
でも現実に財布を潤してくれた諭吉さん(or渋沢さん)たちだと考えるとめちゃ大きい。
1年間の売り上げ推移
月 | 出品数 | 販売数 | 売り上げ | 単価 | |
---|---|---|---|---|---|
1ヵ月 | 8(2023年) | 2 | 2 | 6,400 | 3200 |
2ヵ月 | 9 | 2 | 1 | 3,800 | 3800 |
3ヵ月 | 10 | 2 | 2 | 7,000 | 3500 |
4ヵ月 | 11 | 4 | 3 | 12,500 | 4167 |
5ヵ月 | 12 | 3 | 3 | 11,000 | 3667 |
半年 | 1(2024年) | 3 | 3 | 10,500 | 3500 |
7ヵ月 | 2 | 4 | 4 | 13,000 | 3250 |
8ヵ月 | 3 | 6 | 4 | 13,500 | 3375 |
9ヵ月 | 4 | 8 | 6 | 21,000 | 3500 |
10ヵ月 | 5 | 8 | 6 | 25,000 | 4167 |
11ヵ月 | 6 | 7 | 5 | 20,500 | 4100 |
1年 | 7 | 9 | 7 | 23,000 | 3286 |


順調じゃない?
1年間の売り上げ推移を見ると結構順調じゃないか。
爆発的に売り上げが伸びた月はないけど、毎月売れたのはうれしかった。
悔やまれるのは出品数を増やせなかったこと。
出品数と販売数は比例しており最優先で力を入れるべき要素だった。
収益は月2万円を突破
9ヵ月目でどうにか月2万円を達成できた。正直もっと早く達成できたと思う。
収益のほとんどはメルカリだ。っていうか全部メルカリ。
minneではいまだに売れていない。
この部分が弱点で作家としての実績を積むことができなかった1年だ。
なので次の1年はminne、creemaでの販売を強化していきたい。
ハンドメイド販売 1年の振り返り


ハンドメイド業界の現状と1年間の生存戦略
【ハンドメイドブームが終わった】と言われる中でスタートした作家活動。
その中で1年間続けて感じたことをまとめてみようと思う。これからハンドメイド販売を始めようとする方の一助になれば幸いだ。
ハンドメイド業界の現状

楽観はできない
【ハンドメイドブームは終わった】のか?

ブームは終わった
ブームという上昇気流は終わったと思う。
ハンドメイド流通額で言うと、minneは近年顕著に減少している。Creemaは横ばい。
日本の2大プラットフォームがこの現状なので、ブーム終了と言ってもいいと思う。
作家人口は増加傾向
作家人口は顕著な増加傾向にある。ここ数年で4倍くらい増えている。
つまり、単純に一人当たりの作家が稼げる金額が低下しているってことだ。
なので小さくなっているパイの奪い合いが激化しているのが現状だ。
既製品の横行
これはここ数年で一気に増えた。
minne、creemaでハンドメイドっぽく見せた量産品、既製品が売られている。輸入転売業者と言うやつだ。
規約違反なんだけど、数年単位で運営している転売業者もいるので、運営側も取り締まっていないと思う。
数年前はハンドメイド保護区だったけど、今はそうじゃないのが現実だ。
プラットフォームとしての存在価値がある
ブームは終わり、転売業者と言う外来種がたくさんいるハンドメイド業界。
だけど、ネット販売できるプラットフォームは存在するだけで価値はあると思う。
20年前には無かった販売チャンネルだからだ。ネット販売と言う販売チャンネルはありがたい。
チャレンジできる場所があるだけでも良しとすべきだと思う。
売れない作家の生存戦略

個人で作家活動をする環境が厳しくなった。とは言え、淘汰されたくない。
まあ本音は、お金を稼ぎたい、独立したい、なんだけどね。ぐへへ。
なのでこの1年間の生存戦略を紹介しようと思う。
【何が売れる?】っていう基本的な考えはそのままに、個人作家に落とし込んだ考えになる。
戦略1:ニッチジャンルを狙う
【競合が少ないブルーオーシャン】を狙った。
先輩作家、プロ、輸入転売業者と戦わない戦略だ。
僕のような後発組が、先輩作家や転売業者がひしめくレッドオーシャンで戦えるとは思えないからだ。
作家実績ゼロで人気ジャンルに乗り込むにはちょっと厳しい。
ハンドメイド販売をスタートしたときからニッチジャンルの作品を作ることを心掛けている。
戦略2:A+Bの複合付加価値
Aと言う製品群だけでは、競合に勝てるビジョンが見えなかった。
なので違うジャンルであるBを足して、「A+B」を組み合わせるコンセプトにした。
A+Bを複合した付加価値であれば勝てそうだと思えたからだ。
でもこれはちょっと悪い面もあって、作品の幅が狭くなってしまったことだ。
戦略3:使用感をイメージさせる写真
作品の顔となる1枚目の写真は特に気を付けている。
使用感をイメージさせる写真を載せるようにしている。
清潔感とスタイリッシュな写真に仕上がるようにしたら、閲覧数は顕著に増えたので効果は大きいと思う。
僕は写真撮影も作品の一部と思うようになった。
戦略4:高単価への移行(予定)
なぜ販売単価を上げたいのかというと、利益率が良くなるから。
メルカリでは高単価商品を売るのは限界がある。これはひしひしと感じおり、現状の4,000円前後から上を目指すのは難しい。
そう言いつつも、いきなり高単価に移行するのも難しいので、メルカリ用とminne用で作品作りを分ける予定。
この1年間は悪くなかった
実際にハンドメイド販売を1年間続けた感想は「悪くない1年だった」だ。
スタートラインには立てた
先述した通り、ハンドメイド業界は作家が飽和して稼げないと言われている。
離職率もバカ高くて、1年続く人はほんの一握りだと思う。
そんな環境で1年続けることができ、少々の利益を残すことができた。
金額的には【趣味の延長じゃんww】と笑われるかもしれない。
だけど1年前の僕と比べたらハンドメイド作家のスタートラインにはしっかり立てているし、
少なくとも「あ~、なにもなかったな~」っていう1年ではなかった。
得られたものは多い
- スキル、知識
- 作業環境
- 新しい工具
- リサーチ能力
自分で考え、工夫して、試して得られた経験は楽しくもあり、苦しくもある。
いや特段苦しくはないか。
失われたのは自由な時間くらいで、1年が過ぎた今ではほんとに過ぎた時間。あまり気にならない。
サラリーマンで強いられる拘束時間に比べると、断然やりがいがあった。楽しかった。
ちょっとばかりの収入
生活の足しになった?
新しい工具と材料に消えていったよ。
一人焼肉と映画代くらいにはなったけどね。
ハンドメイド販売はオススメできるのか?
僕はこの1年で「お金になる趣味」にはなった。
現状は月2万円程度の収入で、緩いペースだけどちょっとずつ増えている。
そんな感じの、趣味の延長として始めるにはオススメだと思う。
- 自分の時間で働ける
- 好きなことで収入が得られる
- スキルが資産になる
- 楽しい
何をするのも自由なのはいい。
失敗しても失うものは時間くらい。何度もチャレンジできるのもいい。
毎日売れる作家になるのは難しい
でも、今すぐ稼ぎたいってひとにはお勧めしない。
短期間で人気作家になるのは難しい。
知名度も技術力もない一般人作家が1年くらいで毎日売れて困ることはない。
サラリーマンを辞めて、ハンドメイドに専念しても無理だと思う。
それくらい実績を積み上げるのは時間が掛かる。
今後の生存戦略
minne、Creemaで販売したい
実績のない新人作家であるほどハードルが高い。でも作家としてやっていくなら避けて通れない道だ。
単価、利益率の面から見てもハンドメイドに特化したサービスを利用すべきだと思っている。
ハンドメイドと言う既製品と違う側面に価値を見出してくれる場所で戦いたい。
自身の作品を安売りしたくないしね。
その近道として「特集掲載」を狙おうと思っている。シーズンに合わせた商品を用意して、年末に向けて仕込んでいく予定だ。
具体的な戦略
【特集記事を狙う】という漠然とした手法ではなくて、もう少し照準を合わせた戦略を取りたい。ライバルたちも注目されるために特集を狙うだろうから。
具体的な戦略はまだ未定だけど、自分の作品の特徴を棚卸すると思って、方向性を定めたいと思う。
結果が出たら、この月次報告でお知らせしようと思う。