Cリングの外し方、取り付け方とコツを紹介する

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Cリング(C型止め輪)の外し方ガイド 代用工具で傷をつけずに外す方法 

どうやって外すのか? Cリング
変形して戻らないぞ Cリング

無理に外そうとして、指にマイナスドライバーの痛恨の一撃を食らう前にぜひ読んでほしいCリングの外し方。

専用プライヤーがなくてもCリングの取付、取り外しができる方法をシェアしていこうと思う。
みんなの参考となれば幸いだ。


Cリングとは?

Cリングの種類。軸用Cリング、穴用Cリングの2種類がある。

正式名称は【C型止め輪】。Cリング、もしくはスナップリングと呼ばれる。
JISで規格化されている。(JIS B 2804
呼び径(サイズ)で組み付けできる軸径や工具が違うので注意してほしい。

Cリングは何に使われている?

・ベアリングの固定
・歯車、車輪の固定
・軸、部品の抜け止め

などなど、車、バイク、モーター、リールなどに幅広く使われている。

Cリングは軸用、穴用の2種

Cリングの使い方

Cリングは「軸用」「穴用」の2種類に分けられる。

軸用Cリング

Cリング軸用をプライヤーで開く
軸用Cリングでベアリングをシャフトに固定する方法

「軸用」はシャフトや軸の溝にはめ込んで使う。プライヤーでCリングを拡げつつ、シャフトに通してはめ込む。
ベアリングの位置固定、軸の抜け落ち防止に役立つ。
別種の止め輪であるEリングと近い使い方になる。

穴用Cリング

Cリング穴用をプライヤーで閉じる
穴用Cリングでベアリングを配管や軸受けに固定する方法

穴用はプライヤーでCリングを閉じて軸受け、配管の溝にはめ込む。
そうすることで、ベアリングや挿入した部品が抜け落ちるのを防いだり、位置を固定する。

取付穴のないCリング(同心止め輪)

たまーに使われる

同心型のCリング

使われることは少ないけど、取り外し用の穴がないCリングもある。同心止め輪と言う。
プライヤーでつまむ穴がないので、マイナスドライバーでぐっと押し込んで取り外す。

古き良き機械やリールに使われているイメージがあるかな。特にスペースが限られた小さな場所のベアリングや車軸。


Cリングの取り外し、取り付け方

Cリングはプライヤーがあったほうがいい

Cリングの工具

Cリングはほかの工具で代替が難しい。スナップリングプライヤーがあるほうが断然いい。
特に上の写真の右側の穴用Cリングは、プライヤーがないと取り外すのがめちゃくちゃ難しい

と言いつつも、プライヤー無しでも取り外せる方法も紹介しようと思う。
まずはスナップリングプライヤーの紹介から。

スナップリングプライヤー 軸用

軸用Cリング スナップリングプライヤー
Cリング軸用をプライヤーで開く
軸用Cリングプライヤーの使い方
スナップリングでCリングを拡げて軸に通す

軸用のスナップリングプライヤーは、握ると先端が開く構造になっている。
プライヤー先端もちょっと外側に開いており、Cリングが逃げにくい構造になっている。

スナップリングプライヤーにはストレートと曲がったベントタイプがある。組付け構造で使い分けよう。
下に紹介しているフジ矢のプライヤーは先端を交換できるので便利だ。
次買うならこれを買うかな。1500円くらいでやすい。

スナップリングプライヤー 穴用

穴用Cリング スナップリングプライヤー
Cリング穴用をプライヤーで閉じる

穴用スナップリングプライヤーはペンチと同じ構造で、握ると先端が閉じる。

ペンチなどとの違いは先端が細くて、少し内側に曲がっている。これもプライヤーを握った時にCリングが逃げないようにするためだ。


代替工具でCリングを取り外す方法

スナップリングプライヤー無しでもCリングは頑張れば取り外すことができる。
100均のペンチを改造すれば、代替は可能。昔は僕もこの方法を使っていた。

100均ペンチを加工する

Cリングプライヤーをペンチで代用するために加工する
100均のペンチ先端を細く削る
Cリングプライヤーをペンチで代用するために加工する
軸用、穴用で溝の位置が異なる

100均ペンチの先端をCリングの穴に通るように細く削る。結構しんどい。焼き入れ加工されているので、金属ヤスリでも大変。

100均ペンチを細く削ったら、先端に溝を掘る。
この溝はCリングをつかみやすくするためなので、軸用と穴用では溝の位置が異なるので注意してほしい。両面削って軸穴兼用にしてもいいと思う。

僕は穴用は大きめのCリングを使うことが多く、力を加えることが多かったので専用工具にして使っていた。

精密ドライバ、六角レンチでも可

細い精密ドライバ、六角レンチでもCリングの代用工具にできる。。。。けどおすすめしない。まあ難しい
精密ドライバ、六角レンチは先端に溝がないのですべるすべる。
さらに細めを2本用意しなくちゃいけないし、握力が結構必要になる。
ああ難しい。

Cリングには向きがある

Cリングの向き

Cリングには面取り側とバリが出ている面がある。ベアリングなどの回転体側に面取り側が来るように取付よう。キズ防止、摩擦低減のためだ。

ちいさいCリングでも手で触ると識別できる。バリ側はバリバリ。


Cリング サイズ・材質

サイズ

JIS B 2804で厳密に規格化されている。
ミスミさんの技術資料が見やすいのでリンクを貼っておく。(ミスミHPC型止め輪)

呼び径の考え方が軸用、穴用で異なるので注意してほしい。またEリングの呼び径とも違う。
Cリングやプライヤーを買うときにはよく確認しよう。

材質

三価クロメートでメッキされた「バネ鋼」が標準的。耐食、耐水性なら「SUS」。
ミスミさんならどっちも売っている。


使い方が違う Eリング

EリングとCリング、スナップリングの比較

Cリングに似た形状のEリングと言う止め輪もある。
Eリングは軸の横から取り付けられる特徴があり、使用目的もちょっと違う。

CリングのスナップリングプライヤーをEリングで使うことはできないので注意してほしい。

EリングとCリングの使い分け

取付方法特徴
Cリング
(スナップリング)
軸の先端から通す保持力が高い
Eリング軸の横から押し込むメンテナンス性、作業性に優れる

詳しくは別のページで解説しているので興味があれば読んでみてほしい。


まとめ Cリングは無理せず、プライヤーを使おう

Cリングの脱着は難易度が少し高い。

専用のプライヤーなら簡単だけど、代替工具ではちょっと難しい。

どうしても難しいと感じたら、スナップリングプライヤーを使うことをおすすめする。

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