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トリマーで簡単にサークルカット!トリマーの使い方とコツを徹底解説

トリマーのサークルカット方法を紹介する。治具や高い工具は不要で、トリマーに付属のトリマーガイドだけでサークルカットができる。DIY初心者におすすめの加工方法。

木材を丸くカットしたい、、、

そのために1万円の治具を買ったり、専用治具を作りたくないねん。

その治具を作るためにも工具を買わなあかんやん。。。。

もっと手軽に、シンプルに、だれでもサークルカットできる方法があればなー。。。

って調べたら、簡単にできる方法があった

以外にもネットであまり紹介されていないけど、トリマーの取説にはちゃんとサークルカット方法が記載されてるんやで。知らんかったやろ?

っていうマウンティングマウンテンをしつつ、僕も最近知った方法を紹介していく。

ドヤ顔をしながらトリマーのサークルカットを紹介するブログ主。
木材を円形にキレイにカットできる。トリマーガイドさえあればだれでも可能。

キレイな円形に加工できる。

この写真は直径30cmの大きさなんだけど、歪みなくきれいな円形に加工できた。

(中心の四角などは今回と関係ない加工なので無視してほしい)

直径7~50cmくらいなら調整可能。

トリマーで円形に木材をカットした。様々な大きさにカットできる。

使うのはこれだけ。

  • トリマー
  • 付属のストレートガイド
  • M6ボルト

ほとんどのトリマーにはストレートガイドが付属していると思う。なければこれとか。

このストレートガイドの一部を中心として円を描くようにトリマーを動かすだけできれいなサークルカットができる。

M6ボルトも工夫次第では不要。

ほとんどのトリマー取扱説明書にも記載されているので一度読んでみてほしい。

作業1.ストレートガイドを分解

ストレートガイドのボルトを外してパーツごとに分解。

トリマーのストレートガイドを分解する。

小さい円を加工する場合は上の写真の右側だけを使う。

大き目の円を加工するなら、下の写真のように組み付けて延長させる。

ガイド側のパーツ(下の写真右側)が外を向くようにして組みなおす。

分解したトリマーのストレートガイドをサークルカットできるように組みなおす。

作業2.トリマにストレートガイドを組み付け

ストレートガイドをトリマに組み付ける。

ストレートガイドがトリマーの接地面と水平にならない場合は、マスキングテープなどを挟んで調整する。

サークルカット用に組みなおしたストレートガイドをトリマーに組み付ける。

作業3.板にφ7の穴をあける

円加工したい材料の中心にφ7mmの穴をドリルで穴あけする。

円の中心を固定するための穴なので、釘などでしっかり固定できれば穴あけは不要。

円の中心となる場所に直径7mmの穴をあける

作業4.M6ボルトをφ7mm穴に差し込む

ストレートガイドをM6ボルトを使って先ほど開けたφ7mmの穴に差し込み、トリマーの中心位置を固定する。

この時のM6ボルトとトリマービットの距離が、円の半径となるのでしっかり固定しよう。

作業3で述べたように釘などでもOK。

サークルカット治具を中心穴に固定する。

作業5.円加工

トリマーでサークルカットする方法

M6ボルトを中心にトリマーで円形に加工する。

今回のトリマーの送り方向は時計回り(右回転)なので注意すること。

円の内側より外側のほうが切削量が多いので時計回りになる。

また材料にトリマービットが接触していない状態で電源をONすること。

ビットに材料が接触した状態で回転をスタートすると大きな衝撃が加わって危険なので注意してほしい。

12mmの合板を直径30cmに加工したらこんな感じ。

テンプレートならもっと薄くてもいいと思う。

トリマーを5周くらい回してちょっとずつ切削している。

また材料は両面テープで固定したほうがやりやすい。

円形にカットし終わった後に材料が動いてしまう可能性があるからだ。

トリマーできれいな円形にサークルカットができた。
トリマーで作るテンプレート。円形がきれいに加工できる。

基本的には今回の治具で円形のテンプレートを作成し、それを使って厚みのある木材の加工や量産作業をするイメージだ。

円形テンプレートを使ったほうが作業が安定するし速い。

なのでサイズ違いの円形テンプレートを数種類作ってくことをオススメする。

テンプレートは合板やMDFで作るので場所も取らないしね。

もちろん薄い材料ならこの治具だけで加工はOKだ。

その場合は材料が変形しないように両面テープでしっかり固定しよう。

実際に使っているテンプレートはこんな感じ。

合板、MDFの5~12mm厚で作って、変形しないように一応ワックスを塗っている。

さまざまな円形テンプレートをトリマーで作成できる。
時計用のテンプレートを作成できる。

市販のサークルカット治具とかも同じなんだけど、この治具で厚みのある材料を一度に加工するのは向いていない。

深い切削のために何周も治具を回転させるとトリマーが傾いたりして安定しないからだ。

なので先述したように円形テンプレートを作って、テンプレートビットやベアリング付きビットで加工することをオススメする。

硬い材料ならなおさら。

厚い材料をサークルカットするときはテンプレートを作ってから加工すること。一度に安定して加工はできない。

写真の材料はチェリー材で厚み25mmあった。これもテンプレートを作ってから加工した。

テンプレートの作り方や使い方は別の記事で詳しく説明しようと思う。

トリマー付属のビットではサークルカットがうまくいかなかった

切れの良くないビットだと余計な力が加わって切削面がゆがんだりするからだ。

よく切れるビットを使うと、今までの苦労を置き去りにするようにきれいにカットできた

なのでサークルカットするときにはいつもより切れ味のいいビットをオススメする。

安くて切れ味がいいのはこれ。

トミーグローバルの超硬エンドミル

超硬は正義。

全然切れ味が違って今までのような力を加えなくてもバターのように切削できる。

初心者にこそお勧めする。トリマーを扱う恐怖心が和らいでくれる。

わざわざ専用治具の購入や時間を掛けて製作する必要はないシンプルな方法を紹介した。

円形にカットできるとDIYの幅がグッと広がる。

作れるモノも増えるし、お金もかからないのでぜひ試してほしい。