「DIY用に丸ノコを買いたいけれど、刃のサイズはどれがいい?」
「125,147,165mm?どう違う?」
こう悩んでいる方は多いはずだ。少なくとも僕は結構悩んだ。
ってことで、これから丸ノコ(電動のこぎり)を買う人もしくは買い替えようと考えているDIYerに向けて、
刃のサイズ(チップソーのサイズ)の選び方を紹介しようと思う。
サイズの違うチップソーは使えない

同じ丸ノコで異なるサイズのチップソーは使えない!!
丸ノコ(電動のこぎり)は指定のサイズのチップソー(替え刃)しか使えない。
刃の内径(穴径)が同じなら丸ノコに取付できるが、使用は推奨されていない。安全装置やカバーが働かなかったりして、事故の原因となる。
マジでやめておこう。
先に結論:刃のサイズは165mmがおすすめ
最も汎用性が高い
・もっとも普及している
・値段が安い
・丸ノコ本体の選択肢が多い
・余裕をもって2x4をカットできる
DIY初心者には刃のサイズ「165mm」がおすすめ。
ではその理由を詳しく見ていこう。
一般的な丸ノコの刃のサイズは4種

丸ノコのサイズは主に以下の4つのサイズがある。
- 125mm:小型で軽量、取り回し抜群。主に合板用。
- 147mm:少しマニアックな中間サイズ
- 165mm:現在の主流・デフォルトスタンダード
- 190mm:デカすぎてプロ向け(DIYには不向き)
「大は小を兼ねるから190でいいのでは?」
「小さい方が軽くて扱いやすそうだから125mmでいいや」
そう思って適当に選ぶと、後から「切込み深さが足りなくて2×4(ツーバイフォー)材が切れない…」といった落とし穴にハマることになる。
丸ノコの普及度
165 > 125 >> 147 > 190
各メーカーの丸ノコのラインナップは上記の通り。
圧倒的に165mmが多く、次いで125mm。
そこから大きく引き離されて147mmと190mm。
このサイズの普及度に比例して、丸ノコ本体とチップソーの選択肢も多くなる。
最大切込み深さの差 2x4をワンカット
| 刃のサイズ | 切込み深さ(例) |
|---|---|
| 125mm | 47mm |
| 147mm | 46~57mm |
| 165mm | 57~66mm |
| 190mm | 68mm |
DIYで大事なのは「2x4」を1回でカットできること。
2x4の厚みは約38mm。
なので「125mmチップソーでも、十分切れるじゃん!」って思うかもしれないけど、実際はそうじゃない。
ではそれぞれの刃のサイズの特徴を見ていこう。
165mmチップソー:汎用性が高く、パワーもある
一番売れている
DIY用もプロ用も165mmが一番人気。
汎用性が高く、パワーもあり扱いやすい。
もちろん2x4も1回でカットできるし、45度の傾斜をつけてもカットできる。
丸ノコ、チップソーの種類も豊富で入手しやすく、どのメーカーも一番力を入れているので値段も安め。
初心者DIYerに最もお勧めできるサイズだと思う。
ちなみに僕が使っているのは下の機種。パワーがあり、静かで、きれいにカットできる。
125mmチップソー:合板メインならあり
125mm丸ノコはベニヤ板(合板)をザクザク切る用のサイズになる。
小さく軽いので取り回しがとてもいい。初心者よりもプロが使う傾向にある。内装の合板を切る用だ。
DIY向きではないのか?と言うとそんなことはなく、合板を中心に扱うなら非常に良い選択肢になる。
しかし、DIYで人気の「2x4」を使うならちょっと扱いにくい。
2x4の厚み38mmを1回でカットできない場合があるからだ。

上の写真はDIYの必需品ともいえる「丸ノコ定規」。厚みが9~12mmで作ることが多い。
この厚み9~12mm分だけ切り込み深さ浅くなってしまう。
125mm丸ノコの切り込み深さがmax47mm→35mmとなり、2x4の38mmを1度で切断できなくなってしまう。
丸ノコ定規を9mmでギリギリ切れるかどうか。5mmにすれば切れるけど、ペラペラ定規になってしまう。

また、精度よくたくさんカットするために「丸ノコスライド台」を作ることもあると思う。
そのような治具に使うと、125mmチップソーでは全然切込み深さが足りない。
ってことで、「125mm」チップソーは扱いやすいけど汎用性に欠ける。
190mmチップソー:「大は小を兼ねない」
では丸ノコ刃のサイズは大きければいいのかと言うと、そうでもない。
数字上はチップソー190mmが切込み深さ68mmで一番深い。
が、165mm丸ノコの切込み深さは57~66mm。丸ノコの機種によるけど数mmの違いしかない。
なのに、190mm丸ノコは重く大きくとても使いにくい。そしてめちゃくちゃ怖い。マジで怖い。
なのでDIYで190mm丸ノコを選ぶメリットは少ない。
ちょっとの汎用性と扱いにくさをトレードオフすることになる。
そもそもDIY向けで190mm丸ノコはほとんど売っていない。
147mmチップソー:中途半端感は否めない
125,165ほど特徴がない
125mmほど取り回しが良くなく、
165mmのようなパワーがない、
中途半端感は否めないのが147mm丸ノコだ。
僕は10年くらい147mmを使ってきたので、思い入れもある。
軽くて小回りが良いので愛用してきた。機種はMW-46A(京セラ)。
機種によるけど切込み深さは46~57mmあり、丸ノコ定規9mm厚なら2x4を1回でカットできる。
がしかし、45度の傾斜をつけると2x4を1回でカットできない。
また147mm丸ノコは165,125に比べるとかなりマイノリティーで選択肢が狭い。DIYモデルで147mm丸ノコがないメーカーもある。



そんなわけで、ちょっと中途半端感がある147mmだけど、初心者DIYerには悪くない選択肢だ。
初心者が45度カットすることは少ないので困ることはないと思う。何より軽いのはいい。
実際147mmのMW-46A(京セラ)は入門用として評価が高く人気だ。
僕もいまだに使うことがあるくらい。
丸ノコの「刃(チップソー)」の選び方
DIYモデルの丸ノコに最初から付属しているチップソーの切れ味はすごく悪い。
そのまま使うと木材の切断面がザラザラでバリがでやすい。
なので、基本的には良く切れるチップソーに交換する。
では、どのように選べばいいのかと言うと、「刃数」と「用途」で選ぶことになる。
① 刃数の選び方
刃数は、切断速度とキレイさに直結する。
- 刃数が少ない(30〜40P):切り口はやや粗いが、サクサク早く切れる
- 刃数が多い(60〜72P):切り口が非常に滑らかで綺麗だが、切断スピードは落ちる
一般的な木工DIYであれば、「50前後(45P〜55P)」を選んでおけばOKだ。 スピードと綺麗さのバランスが最も良い。
② 用途ごとの選び方
- 木工用(DIYの基本)
- 金工用(金属用)
- リフォーム用(釘打ちされた古い木材向け)
- 石膏ボード用
木工DIYなら木工用チップソーを使おう。
木工用チップソーで金属や石膏ボードを切ると一瞬で切れなくなるので注意してほしい。
金属用や石膏ボード用は必要になったら買うでいいと思う。
4. 迷ったらこれ!間違いのないおすすめチップソー3選
有名なチップソーを3つ紹介する。
- 鮫肌(サメハダ) :マキタ。プロも愛用する超定番。切れ味が抜群で長持ち。迷ったらコレ。
- 黒鯱(クロシャチ) : HIKOKI。滑らかな切れ味と耐久性が魅力。鮫肌のライバル。
- くろ+(クロプラス):藤原産業の コスパ最強チップソー。価格は抑えつつも、切れ味抜群。
僕は165mmは「黒シャチの45P(刃数)」、147mmは「くろ+の64P」を使っている。
めちゃくちゃよく切れて長持ちする。
特にSK11の「くろ+」は、予算を抑えたいDIY初心者に激しくおすすめ。すごく安い。

まとめ:初心者は165mm+刃数50前後がおすすめ
丸ノコのサイズ選びはDIY電動工具の第一歩になる。
DIYのできることの範囲だけじゃなく、ストレスの軽減にも直結するので慎重に選んでほしい。
今回の内容をシンプルにまとめるとこんな感じ。
- サイズ選び:迷ったらデフォルトスタンダードの「165mm」
- 刃の選び方:刃数50前後がおすすめ
- おすすめの刃:鮫肌、黒シャチ、くろ+
ぜひ自分の用途にぴったり合った丸ノコを手に入れて、快適なDIYライフをスタートさせてほしい。


