サビ、、、錆!
ドリル、トリマーのビットだけでなく刃物全般のメンテナンスで大事なのは防錆。
どんなに高価な刃物でも、メンテナンスを怠るとあっという間に切れ味が落ちてしまう。
ドリルビットを毎週交換できる富豪ならさておき、僕を含めて一般DIYerは数年間は使いたい。
ってことで、今回はDIY初心者の方でも今日から実践できる「ビットの清掃・防錆・保管方法」を分かりやすく解説していく。
なぜメンテナンスが必要?最大の敵は「錆」!

ビットの切れ味が落ちる最大の原因は、使用時に付着した木くずや空気中の水分によって発生する「錆」。
刃先に目に見えない小さな錆が発生するだけで、木材との摩擦が増えて切れ味が格段に落ちてしまう。
なのでメンテナンスの目的は、ズバリ「徹底的な防錆(ぼうせい)」にある。
基本的なステップは「清掃」「防錆」「保管」の3つ。
- 清掃: 木くずやヤニをしっかり落とす
- 防錆: オイルやスプレーを塗布する
- 保管: 刃先が触れない環境で保管する
ひとつずつ詳しく見ていこう。
ステップ1:清掃(木くずをしっかり落とす)

使い終わったビットには、木くずや樹液(ヤニ)が付着している。
まずはブラシやウエス(布)を使って、刃の溝に入り込んだ木くずをきれいに払い落とそう。
頑固なヤニの場合はパーツクリーナーやヤニ取りスプレーを使うとスッキリ落ちる。
みんな大好き竹用ドリルビットは先端がとても大事なので念入りに掃除しよう。
ステップ2:防錆オイルの塗布

清掃が終わったら、表面を保護するために防錆オイルを塗布する。
ドリルビットには直接スプレーしてもOK。
防錆オイルは定番の「クレ556(KURE 5-56)」や「WD-40」。
防錆スプレーはビット表面の水分と油分を置換してくれるため、高い防錆効果を発揮してくれる。
両者の違いは「浸透力のクレ556」「防錆性能のWD-40」と言う感じ。
DIYのビットメンテナンスとしては両者ともに十分な性能なので、どっちを選んでもOK。
クレ556のほうが汎用性が高いので、使いやすいかと思う。
【重要】トリマーのベアリング付きビットへの注意点!

ここで一つ、注意点がある。
クレ556やWD-40には溶剤が含まれている。ベアリング付きのトリマービットに直接吹きかけると、ベアリング内部のグリスを溶かしてしまい、ベアリングの摺動性が低下する原因になる。内部のボールベアリングのサビの原因となるからだ。
なのでベアリング付きビットにクレ556などを使用する場合は、以下の方法を守ってほしい。
- 直接吹きかけず、ウエスにスプレーを染み込ませてから刃先だけを拭く
ベアリング表面は軽ーくなでるくらいで十分。


初心者に一番おすすめなのは「シリコンスプレー」

使い分けるのがめんどくさい!
「オイルの種類を使い分けるのは大変…」「最初から何本もスプレーを揃えたくない」というDIY初心者の方には、シリコンスプレーがおすすめ。
プロもシリコンスプレー1本だけの人もいる。
防錆性能自体は防錆オイルより少し劣るけど、DIYの刃物のメンテには十分な性能を持っている。
シリコンスプレーは金属表面を滑らかにする効果が高いだけでなく、防錆効果もある。
また下のような効果もある。
- 表面がツルスベになるため、木くずやヤニが付着しにくくなる
- 木くずの排出をスムーズにし、熱による刃先へのダメージを軽減する
- 丸ノコのベースプレート、引き出しの滑り、蝶番など、他のDIY用途にも使える
ちなみに僕は、ドリルビットや手ノコにはクレ556を使い、トリマービットにはシリコンスプレーを吹き付けて使い分けている。
もしシリコンスプレーを使うなら【溶剤が入っていない】タイプを選ぼう。
ステップ3:刃先が接触しない環境で保管する

最後は保管方法。
刃先ができるだけ接触しない環境が望ましい。なにかと接触しているとサビが発生しやすい。もらいサビと言うやつだ。
- 専用のビットスタンドやケースを活用する
- スポンジや木ブロックに穴をあけた自作スタンドに立てて保管する
このように、「刃先同士が触れない環境」を作って保管することが長持ちの秘訣。
まとめ:正しいお手入れで工具を愛着を持って長持ちさせよう
ビットのメンテナンスは、短時間で簡単な作業なのですぐになれると思う。
- 使用後は木くずを払う
- 初心者はシリコンスプレー1本で防錆すればOK
- ベアリング付きビットに防錆オイルを使うならウエスに染み込ませて拭く
- 保管は刃先が触れないよう
しっかり手入れされたビットは切れ味が長持ちし、DIYの仕上がりも格段に美しくなる。ぜひ次回のDIYから取り入れてみてほしい。


