「シーラーやニスが濁る、、、、」
「前は白くならなかったのに、、、」
「気温や湿度は気を付けているのに、、、、」
そんな方に向けて、サンディングシーラーやニスが濁ってしまう原因と対策を共有しようと思う。
下塗りのシーラーの白い濁り

見事に濁っている
いつもと同じように使っているのになぜか白く濁ってしまう。
主な原因は下の4つあり、その中で見逃しがちな原因は「塗料の劣化」なので気を付けよう。
上の写真の白濁も「塗料の劣化」によるものだ。
下地の色が濃いと濁りが目立つ
シーラーやニスの白い濁りは下地の色が濃いほどよく目立つ。
特に黒いステインなどでは白いモヤがかかったように濁りが目立つ。
ピアノブラックのような艶と透明感を出したいなら特に気を付てほしい。
濁ってしまったら削るしかない
白い濁りは、シーラーやニスを上塗りしても消えない。シーラー内部が白く濁っているので、塗装を剥がさなくちゃいけない。
#60ですごい頑張るしかない。ハンドサンディングなら結構な地獄が待っている。
そうならないように、白く濁る原因と事前にできる対策を見ていこう。
下塗りシーラーが白く濁る原因と対策
シーラーだけじゃなく、ニスにも共通する内容なので参考にしてほしい。
原因1:湿度が高い
雨の日は気を付けよう。特に夏場。
湿度が高い日に塗装すると、水分が塗膜に閉じ込められてしまい白く濁る(白化現象)。
これはシーラーだけじゃなく、ニス、アクリルスプレーなどでも起きることがある。
原因2:厚塗り
一度に厚く塗ると乾燥不良となり、原因1と同じように水分が塗膜に閉じ込めれて白く濁る。
また厚塗りは気泡も発生しやすい。
薄塗りしても気泡は少なからず発生するんだけど、薄いと自然と気泡が表面に移動して消えてくれる。
しかし厚塗りすると気泡が塗膜に閉じ込められてしまい、白い粒粒になる。塗装の基本通り、薄く薄く塗装しよう。
原因3:ゴミ、おが粉

やりがち
シーラーの乾燥中にサンダーなんて使ったらもう地獄。おが粉や空気中のごみがシーラーに付着して取れなくなる。
なので、塗装後の乾燥時間はできるだけ夜に充てている。
そして、風の強い日も気を付けてほしい。ほこりが舞う。
原因4:塗料の劣化
見逃しがちな原因
原因が分からなくて一番困った。いろいろ試してやっと原因を突き止めたのが「塗装の劣化」。
分かってしまえば簡単だけど、かなり苦労したので共有しておきたい。
塗装直後の滑らかさ比較

上の写真は劣化した【古いシーラー】と【新品のシーラー】を比較したもの。
両者ともに塗ってすぐの状態になる。
古く劣化したシーラーは全体に粒粒があるのが分かると思う。
新品の開封したばかりのシーラーはとてもなめらか。小さな気泡はあるけど、時間経過ですぐに消える。
乾燥後の白い濁りの比較

ピアノブラックには程遠い
サンディングシーラーを1回塗って2時間経過した状態。
古いシーラーは白い濁りがそのまま固まっている。手触りも悪くざらざら。
対して新品のシーラーは透明度が高く、手触りもツルスベ。
塗料の劣化による白い濁りの原因は?
劣化して固まった塗料が原因
シーラーやニスの容器は密封しているけど、開けるたびに空気が入り多少なりとも塗料が固まってしまう。
微小な量だけど、この固まって結晶化した粒が塗料に混じり、乱反射することで白い濁りになる。
特に大きな容器で残りの塗料が少なくなると起きやすい。
塗料が少なくなると、容器内の空気の割合が増え乾燥しやすくなる。
みんなも経験がないだろうか?容器の口の内側にジャリっとした塗料の塊が付着している状態を。


結晶が付着するのは上の写真の部分。掃除前は口の内側にジャリジャリの雪のような固着物が付着していた。
白濁の予防策
・シーラー、ニスは小口で買う
リットル単位で買うのをやめて、長期保存しないようにした。300mlくらいを買うことを心掛けている。
・使用前に「濾す」(濾し紙、ストッキングなど)
すでに濁りが出始めたシーラーは使用前に濾すようにしている。濾し紙orストッキングを切ってフィルター代わりに使っている。
めんどくさいけど効果はある。
おすすめの透明度の高いサンディングシーラー

サンディングシーラーは、メーカーによって透明度が違う。
なので僕は下地を濃い色で着色しているときは「透明度の高いシーラー」を使うようにしている。
僕が使っているのは
「アサヒペン 水性サンディングシーラー」・・・油性ニスも使える。大きい容量がある。
「和信 水性サンディングシーラー」・・・水性ニス用。透明度が高め。
両方とも優秀で使いやすいシーラーだ。
透明度が高い 和信 水性サンディングシーラー
黒い下地におすすめなのは「和信 水性サンディングシーラー」。
僕が常用しているのは「アサヒペン水性サンディングシーラー」だけど、透明度が欲しいときはこっちを使っている。
若干だけどアサヒペンより透明度が高い。下地が黒以外ではほぼ誤差範囲だけどね。
和信さんのほうがボトルの口が小さく乾燥しにくいし使いやすい。
弱点は油性塗料には使えないこと。水性専用だ。
油性塗料にも使える アサヒペン 水性サンディングシーラー
僕が常用しているのはアサヒペンの水性サンディングシーラー。値段が安め。
水性、油性ニス、アクリルスプレーの下地に使える。さすがにラッカーには使えないけどね。
和信より少し透明度が劣るけど、並べて比較しないと分からないくらいには透明。
弱点は300mlのビンボトルは口が広いのでちょっと使いにくところだ。
まとめ
サンディングシーラー、ニスの白い濁りは、塗り方と環境、日頃の保管方法で十分に防ぐことができる。
- 湿度の高い日は避ける
- 薄く塗る
- ゴミ、おが粉に気を付ける
- 結晶化したら濾して使う
- 開封後は早めに使い切る
- 少なめのボトルを買う
塗装剥がしは地獄を見るので、そうなる前に十分準備してDIYに臨んでほしい。


