木くずやおが粉を家庭用掃除機で掃除するのは無理がある。DIY用の集じん機が欲しくなる。
そうなると集じん機を調べ始めて、リーズナブルな京セラAVCシリーズに行き着くと思う。
そこで今回は、僕が使っている京セラ「AVC-1150」をどのように選んだのかと、「VC-1150」「AVC-1100」との違いについて解説していく。
2分おきにフィルター掃除をしているDIYerの参考になれば幸いだ。
フィルターやゴミ捨てから解放されるのでぜひ読んでほしい。
京セラ集じん機「AVC-1150」と「VC-1150」の違いとは?

スペックに差はない
| AVC-1150 | VC-1150 | |
|---|---|---|
| 状態 | 現行品 | 生産中止 |
| 用途 | 乾湿両用 集じん機 | 乾湿両用 集じん機 |
| 集じん容量 | 乾燥 15L / 液体 12L | 乾燥 15L / 液体 12L |
| 吸引仕事率 | 280W | 280W |
| 真空度 | 25kPa | 25kPa |
| 風量 | 3m3/min | 3m3/min |
| 電源 | 単相AC100V、12A | 単相AC100V、12A |
| 消費電力 | 1,150W | 1,150W |
| 本体質量 | 6.5kg | 6.5kg |
| 電源コード長 | 5m | 5m |
| 本体サイズ | 長さ345 幅350 高さ435mm | 長さ345 幅350 高さ435mm |
| 付属品 | ・ホース(φ38×1.8m) ・乾式用カートリッジフィルター ・フィルタロック ・湿式用スポンジフィルター ・ホース接続ハンドル ・床ブラシ ・延長管 ・スキマノズル・キャスター | ・ホース(φ38×1.8m) ・乾式用カートリッジフィルター ・フィルタロック ・湿式用スポンジフィルター ・ホース接続ハンドル ・床ブラシ ・延長管 ・スキマノズル・キャスター |
結論から言うと、AVC-1150とVC-1150の基本的な性能やスペックに大きな差はない。
どちらも吸込仕事率280Wや集じん容量(乾燥15L・液体12L)は共通している。
VC-1150は生産中止(2020年ごろ)
では何が違うのかと言うと、VC-1150は2020年に生産中止となり、新たにAVC-1150がリリースされたということ。
京セラが旧リョービの電動工具事業を承継したことで、型番の統廃合が行われて「VC」シリーズの一部が無くなり、AVCへと移行したためだ。
なので、今から購入するなら、現行品である「AVC-1150」を選んでおけば間違いはない。
これから買うならAVC-1150一択
シリーズの住み分け プロ向けAVC、家庭向けVC
ではVCシリーズがすべて無くなったのかと言うとそうでもない。まだまだ現役。
現在のAVC・VCシリーズはしっかりと住み分けされている。
| AVCシリーズ | VCシリーズ | |
|---|---|---|
| 用途 | プロ向け | 家庭向け |
| ラインナップ | 多い | 少ない |
| 吸引仕事率 | 高め | 低め |
| 特徴 | 耐久性が高い | 価格が安い |
AVC=プロ向けはラインナップが多く、集じん機の基本性能である吸引仕事率が高い製品が多い。また、耐久性の高い部品を使っておりラフに使えるのが特徴だ。
VC=家庭向けは、吸引仕事率が低めの製品が多く、価格が若干安めなのが特徴だ。
DIYでは「吸引仕事率」が最優先項目。
吸い込み仕事率は単純に吸い込みパワーに直結するので、「素早く」「きれいに」「木片や小石も」吸い込むことができるので、DIYerは幸せになりやすい。
他の型式(AVC-1100など)との違いは?

1万円台で近しいスペックでAVC-1100、VC-1100がある。どれを買おうか悩んでいる読者も多いと思うのでスペックを比較してみた。
どれがベストなのかは用途や環境で異なると思うので、参考にしてもらえると幸いだ。
ちなみに僕はパワーのあるAVC-1150を選んだ
| AVC-1150 | AVC-1100 | VC-1100 | |
|---|---|---|---|
| 状態 | 現行品 | 現行品 | 現行品 |
| 用途 | プロ向け 乾湿両用 集じん機 | プロ向け 乾湿両用 集じん機 | 家庭向け 乾湿両用 集じん機 |
| 集じん容量 | 乾燥 15L / 液体 12L | 乾燥 15L / 液体 12L | 乾燥 15L / 液体 12L |
| 吸引仕事率 | 280W | 160W | 160W |
| 真空度 | 25kPa | 16kPa | 16kPa |
| 風量 | 3m3/min | 2.5m3/min | 2.5m3/min |
| 電源 | 単相AC100V、12A | 単相AC100V、12A | 単相AC100V、11A |
| 消費電力 | 1,150W | 1,050W | 1,050W |
| 本体質量 | 6.5kg | 5.5kg | 5.5kg |
| 電源コード長 | 5m | 5m | 2.5m |
| 本体サイズ | 長さ345 幅350 高さ435mm | 長さ345 幅350 高さ435mm | 長さ345 幅350 高さ435mm |
| 付属品 | ・ホース(φ38×1.8m) ・乾式用カートリッジフィルター ・フィルタロック ・湿式用スポンジフィルター ・ホース接続ハンドル ・床ブラシ ・延長管 ・スキマノズル | ・ホース(φ38×1.8m) ・乾式用カートリッジフィルター ・フィルタロック ・湿式用スポンジフィルター ・ホース接続ハンドル ・床ブラシ ・延長管 ・スキマノズル | ・ホース(φ32×1.8m) ・乾式用カートリッジフィルター ・フィルタロック ・湿式用スポンジフィルター ・ホース接続ハンドル ・床ブラシ ・延長管 ・スキマノズル |
| 価格帯 | 18,000円 | 14,000円 | 12,000円 |
- 大容量の15L
- 乾湿両用の汎用性
- 扱いやすいサイズ
- 共用できる消耗品、アクセサリー類
- 1万円台と低価格
3者ともにDIYで必要な性能を有しながらも、1万円台とリーズナブル。
集じん機のサイズに差はなく、使用できるフィルターなどの付属品・アクセサリーは共通で使える。
AVC-1150の高い吸い込み仕事率
大きな違いは「吸引仕事率」によるパワーの差。
AVC-1150は280W、AVC-1100・VC-1100の160Wと1.75倍パワーが違う。
なのでAVC-1150のほうが「早く」「きれい」に吸い込め、大き目の木くずや小石を吸い込むことができる。
AVC-1100、VC-1100の160Wは低いのか?
ではAVC-1100・VC-1100の160Wが全然足りないのかと言うとそんなことはない。
マキタやHIKOKIのコードレス掃除機は60W前後、ホームセンター製の集じん機は80W前後なので、160Wは集じん機としては十分な性能を持っている。
がしかし、マキタやHIKOKIのハイエンド機は220~300Wあるので、ちょっと物足りない。5万円くらいするけどね。
この160Wと280Wのパワーの違いに数千円出せるか?は人によると思う。
僕は、+数千円でハイエンド機なみのパワーがあるAVC-1150を選んだ。
必須の別売り品
もしあなたがこれから集じん機を買うなら「粉じん用フィルター」も買うことを強くお勧めする。
必須級だと断言してもいい。なぜかと言うと、
- おが粉、粉じんを吸うためのフィルターは付属していない
ためだ。
各社の標準装備のフィルターは乾湿両用でオールマイティーに使えそうだけど、サンディング粉・コンクリート粉などの粒度の細かい粉じんは防げない。
これらの粉じんを標準装備のフィルターで吸うとすぐに目詰まりしたり、吸引モーターが粉塵まみれになって故障の原因になることがある。
なので標準装備のフィルターに加えて細かな粉塵を取り除く「粉じん用フィルター」も取り付けよう。
AVC-1150、1100、VC-1100は下の高性能フィルターになる。各社メーカーで名称は違うので気を付けてほしい。
水洗いできて繰り返し使えるので僕はこれを使っている。
袋状の使い捨てタイプもある。
「集塵機の選び方」6つのポイント
「どれを選べばいいか分からない…」と言う方向けに、DIY初心者がチェックすべき選び方のポイントを解説しようと思う。
① DIYで「乾湿両用」は必須ではない
集塵機には乾湿両用と乾式専用がある。 しかし、木工DIYがメインの場合、液体を吸う機会はほとんどない。 少なくとも僕は1度もない。乾湿両用なら便利かもね、、、って感じだ。
② フィルターなどの「消耗品」が長く手に入る製品を選ぶ
個人的に重要視しているポイント。
僕はとあるホームセンターのオリジナルブランドの集じん機を使っていた。だけど、1年くらいでいつの間にか生産中止になってフィルターやホースが買えなくなった。もうどうしようもない。ほぼ強制で買い替えとなった。
なので、消耗品が長期間手に入りやすい大手メーカー品をおすすめする。集じん機が生産中止になっても、消耗品はその後も販売してくれたりする。
③ アダプターの豊富さと分かり易さ
集じん機は電動工具に接続して使うこともある。
丸ノコ、トリマー、サンダーと接続するためにアダプターの豊富さと分かり易さも重要。この点でも大手メーカー製品が優れている。純正アダプタが豊富で、他社電動工具との変換アダプタもたくさん売られている。
④ 吸引力(吸引仕事率)
掃除のために最も重要な項目が吸引仕事率。パワーisパワー。力がすべてを解決する。
吸引力はあればあるほど幸せになる。
コードレスタイプ:60W前後
低価格帯のACタイプ:80~100W
ハイエンド:220~300W
⑤集塵容量と外径サイズ
DIY初心者なら、容量15Lあれば十分で取り回しと容量のバランスが良くて最適。
⑤ ブロアー機能の有無
機種によっては、ホースの差し込み口を変えることで「ブロアー(風を送り出す機能)」として使えるものもある。必要な人は、機能の有無を確認しておこう。
本記事のAVCシリーズなどにはブロアー機能は無いので注意してほしい。
まとめ
今回は京セラの集じん機「AVC-1150」と「VC-1150」の違い、そして選び方のポイントについて解説した。
- AVC-1150とVC-1150の違いは、実質的な新旧・ブランド移行によるもの(性能は同じ)。
- 現行品を選ぶなら「AVC-1150」が安心。
- DIY用なら、消耗品の入手性や電動工具との接続のしやすさを重視して選ぶべし。
しっかりとした集塵機を導入すれば、作業後の掃除の手間が激減し、快適なDIYライフを送ることができる。 ぜひ自分にぴったりの一台を手に入れてほしい。

