DIYのクオリティーをワンランクUPさせてくれるユーティリティープレーヤー。それがトリマー。
その中で最も使用頻度の高いビットである【ストレートビット】【ベアリングビット】のおすすめを紹介しようと思う。
切れるビットをおすすめする理由

切れ味?必要なの?
って思うかもしれない。僕も最初はそう思っていたけど、切れるビットを使うと世界が変わった。
- 作業スピードがUP
- 切削面が抜群にきれい
- トリマーがブレにくい
- 焦げにくい
- 静か
ビットの切れ味が良いと切削面のキレイさが段違いであると同時に、無駄な力が要らないので、微細な加工・動作が抜群にやりやすくなる。
なのでビットの切れ味は仕上げを担当するトリマーの性能を大きく左右する要素だと思う。
最強の切れ味のストレートビット 超硬エンドミル


超硬エンドミルが最強
木材がバターのように削れていく。ああすごい。
軽い力でどんどん溝が掘れ、切断面も美しい。まあすごい。
トリマーで一般的なストレートビットの上位互換。1本持っておいて損はない。
なぜ切れるのか
【ハイス(ハイスピード鋼)】のビットもあるけど、必ず【超硬】を選ぼう。
超硬のほうがハイスより固いため、切れ味が段違いに良い。
なので切れ味抜群だ。最初に使ったときは

え?軽?
ってなるくらい驚いた。
長持ちする
また超硬はハイスよりも耐摩耗性、耐熱性に優れている。
トリマーのような高速回転して切削するビットでは、刃の部分が高温になる。
刃物は高温になると切れ味の落ちが加速してしまう。
実際の使用感でも超硬エンドミルの切れ味は長持ちするのを体感できる。
刃の形状が違う

ストレートビットは刃が一直線になっており、材料を一度にドカッと削るので力が安定しない。
さらに材料に対して刃がまっすぐ当たるので、包丁を押し当てるかのような動きだ。
なのでストレートビットではトリマーへの反動が大きくて、力強く押し込む必要がある。あと音もでかい。

対してエンドミルはらせん状の刃であり、材料に常に刃が接するため力が安定する。
材料に対しても斜めに刃が当たるので、包丁を引くような動作で良く切れる。
らせん状の刃は木屑の排出も促してくれ、刃の温度が上がるのを防いでくれる。つまり長持ちする。
これらの点から見て、らせん状のエンドミルはストレートビットの上位互換と言っていい性能をしている。
その優秀な超硬エンドミルは安い。なぜかと言うとエンドミルは金属加工用で流通量が多いからだ。
木工用のらせん刃であるスパイラルビットもあるけど、めちゃくちゃ高い。超硬エンドミルの4倍くらいの値段。
でも性能差はほとんどない。
なので僕だけじゃなく多くのDIYerは超硬エンドミルを使っている。
特に人気なのがトミーグローバルさんのビット。
2枚刃と4枚刃があって、トミーグローバルさん曰く木工には4枚刃のほうが人気があるそうだ。
僕は両方使ってみたけど違いは分からなかった。個人的には木屑を排出しやすい2枚刃のほうが好みかな。
テンプレートガイドに最適
超硬エンドミルの抜群の切れ味はテンプレートガイドを使った加工に力を発揮する。
テンプレートを使って倣い加工をするときは長めのL-75mmが活躍する。
ベアリング付きビット


ストレートビットの次に使用頻度が高い
トリマー加工の最大の特徴である【倣い加工】。
その倣い加工の時に必須となるベアリング付きビット。

ベアリングが先端にあるタイプはトリマーテーブルを使うときや、フラッシュ構造の加工をするときによく使う。

ベアリングが根元にあるタイプはトリマーを手に持って倣い加工するときによく使う。
両方ともにけっこう使い分けることになる。
あとビットのL寸は短いものが使用頻度が高い。
僕が使っているCSOOMの8本セットはもちろん超硬ビットで切れ味抜群。
8本セットで3,000円。格安。
倣い加工に最適



ビットについているベアリングがテンプレートと呼ばれるコピー元を沿うことで同じ形状に切削することができる。
控えめに言って現実世界のコピペだ。詳しくは関連記事を読んでほしい。
まとめ
今回は僕が常用している切れ味抜群のトリマービットを紹介した。
トリマーは仕上げ、精密加工の要なので切れ味の良いビットは必須だ。
それと音。
切れ味の良いビットを使うと音は格段に静かになる。
ぜひ参考にしてほしい。