木目を活かしつつ、白く塗装する
4つの白い塗料を紹介するよ
1.ワックス
2.オイルフィニッシュ
3.ステイン
4.着色ニス
この4種の白い塗料を紹介する。用途に合わせて選んでほしい
どれも木目を活かしながらも【白】に着色できるおすすめ塗料だ。
白い塗料の紹介
1.オールドウッドワックス ホワイト
すごく雰囲気が出て、塗りやすい!


ワックス業界で新進気鋭のターナーのオールドウッドワックス。そのホワイカラー。
フレッシュクリームのような硬さの塗料で塗りやすく、簡単に速く塗装できるお気に入りのワックスだ。
木目も美しく、手触りも良い

木目を活かしつつ、透き通ったホワイトに塗装してくれるワックスになる。手触りももちろんすべすべ。
ホワイトの着色を自然な風合いで塗装してくれるおすすめのワックスだ。ペンキみたいにベタっと上書きするような塗装ではなく、木目がしっかりと残る。
濃い色のワックスを使うと小口がかなり強調されるけど、ホワイトは控えめでナチュラルな雰囲気になる。
色移りも心配無し
オールドウッドワックスは夏でも色移ししないので、イスやテーブルに使っても問題無し。まあすごい。
節やへこみは少し塗装が厚めになる

ワックスなので、節などで少し着色が濃くなる。まあ仕方ない。あまり気にならないけどね。
ワックスのメリット
・簡単
・短時間で塗れる
・失敗しにくい
初心者にはワックスがおすすめ。扱いやすく、失敗しにくい。
ワックスのデメリット
・耐水性がない
・メーカーによっては色移りする
ワックスは耐水性は低いので、水回りに使うのはNG。水回りのDIYには、耐水性のある一部のオイルフィニッシュorウレタンニスを使おう。
ワックスは衣服に色移りすることがある。オールドウッドワックスは大丈夫だけど、ブライワックスは色移りしやすいので注意が必要。
イスやテーブルなどで接触することが多い場所にはオールドウッドワックスがおすすめだ。
ワックスの塗り方
2.オイルフィニッシュ タヤエクステリア ホワイト
食器や子供のおもちゃにも使える安全性

屋外でも使える耐候性、耐水性と
赤ちゃんのおもちゃにも使える安全性を兼ね備えた素晴らしいオイル。
透き通るような白

タヤエクステリアは木目を活かしつつ、透き通るようなナチュラルな白に塗装してくれる。
オイルなので塗りやすく、木の節でもダマができない。手間は掛かるけど、ウエット研磨をしてやればびっくりするくらいの絹肌が完成する。
オイルのメリット
・簡単
・失敗しにくい
・ナチュラルな白
・シルクのような手触り
・高い耐水性、耐候性
オイルフィニッシュは塗装が簡単で失敗しにくいのが特徴。
また、重ね塗りでシルクのようなツルスベ肌に仕上がり、高い耐水性と耐候性を獲得できるのもオイルの良い所。
(耐水性、耐候性はタヤエクステリアの性能)
仕上がりのきれいさはオイルフィニッシュが優れている。なので、気合を入れたDIYではオイルフィニッシュがおすすめ。
オイルのデメリット
・乾燥時間が長い
・手間がかかる
オイルフィニッシュは乾燥に一晩を要する。僕は安全を見て塗装1回目は24時間乾燥させている。
そこから、2回目12時間、3回目12時間と重ね塗りする。塗装だけで3日ほど掛かるのがデメリット。
塗装時間と手間ではワックスに劣る。まあ、気が付いたときにチャチャッと塗るだけなので手間はあまり気にならないけど。
オイルの塗り方
オイルフィニッシュの塗り方に興味があれば読んでほしい。
3.ステイン アサヒペン 水性ステイン ホワイト
ニスと合わせて使うのが前提
ステインは着色性能が高い。なのであざやかな白に塗装できる。
ただ、ステイン自体には保護性能がないのでニスなどの上塗りが必須になる。手間と時間は掛かるけど、しっかりと白さを出したいならステインが優れている。
しっかりとした白

木目を残しつつも、しっかりと着色できる。
ステインのメリット
・あざやかな白
・保護性能の高いニスが使える
・カラーバリエーションが多い
ステインはあざやかな白に塗装できるのが最大のメリット。
また、塗装の中でも耐久性が高いニスを上塗りするので、最終的な保護性能が高くなる。特に防水性は断トツ。
スノコ、水回りのDIYの下地としてステインは優秀だ。
ステインのデメリット
・上塗りが必要
・手間と時間がかかる
・木の手触りは残せない
・メンテナンスできない
ステイン単体だと保護性能がなく、色移りするので上塗りニスが必要になる。主にニスを使うことが多い。
なので、塗装の手間と完成までの時間は長くなるのがデメリット。
また、ニスで上塗りするので手触りはニスの工業チックなツルッとした感触になる。オイルやワックスのような木の手触りを残した仕上がりにはならない。高級感ではちょっと劣る。まあ好みによるけど。
そしてニスを使う特性上、再塗装できないのでメンテナンス性が悪くなり、10年20年と長期で使うには不向き。
ステインの塗り方
ステインの塗り方は下の記事を読んでほしい。
4.着色ニス カンペハピオ 水性ウレタン着色ニス ホワイト
下塗り不要のお手軽ニス

着色が同時にできる便利な着色ニス。ウレタンなので耐久性も高い。
着色ニスの中でもホワイトはきれいに着色できる色だ。
木目が薄くなる

着色ニスは顔料が含まれているので、重ね塗りすると色付きの樹脂層が厚くなる。
なので1回、2回塗りなら木目を残しつつもしっかりと着色できるが、それ以上の重ね塗りをすると木目がぼやけてしまう。
白の着色ニスはまだましだけど、黒などの濃い着色ニスはすごく顕著。木目が見えにくくなる。木材と言うより、樹脂でコーティングされた板って感じになる。
お手軽ではあるが、色と膜厚の調整が難しいのが着色ニスだ。
着色ニスのメリット
・お手軽
・保護性能が高い
最大のメリットは手軽さとウレタンニスによる高い保護性能。塗装回数が少なくて、サッと塗装できるのはありがたい。
着色ニスのデメリット
・木目が薄くなる
・木の手触りは残せない
・メンテナンスできない
先述したように着色ニスは重ね塗りに注意が必要。
また、ニスのデメリットと同じく工業製品っぽさのツルッとした手触りに仕上がる。そして基本的にメンテナンスできないのも同じだ。
着色ニスの塗り方
着色ニスの塗り方は下の記事を読んでほしい。
オイルとワックスの比較と使いどころ
同じ浸透性塗料のオイルとワックスを比較してみた。塗料を選ぶ時の参考になれば幸いだ。
SPFの2x4材に使用
素材はSPFの2x4
サンディングは両者ともに#180で下地処理している。塗装回数は1回。
両者ともに塗装後は、きれいな白になってくれる。手触りもすべすべだ。
それでもワックスとオイルフィニッシュと言う特性上、若干の違いが見られる。
色味は同等
塗装前の2x4

塗装で北欧風になるよ


左:オールドウッドワックス
右:オイル タヤエクステリア
両者ともに木肌全体がクリアなホワイトに塗装されている。木目部分も自然な白で、表情が柔らかくなったイメージだ。
針葉樹の木目の主張がちょっと和らいで、部屋のインテリアの邪魔にならない優しい表情になった。
北欧インテリアっぽさがあって、僕はかなりお気に入りだ。
節、へこみで差がある

上:オイル タヤエクステリア
下:オールドウッドワックス
オイルは木材に浸透するので、節やへこみでも着色度合いにそこまで差がない。ナチュラルな高級感が出やすいと思う。
対してワックスは深い木目や節部分の着色が強めになる。へこみ、傷、サンディング不足が目立つことがある。
上の写真でもわかるように、同じ#180でサンディングしてもオイルのほうが木肌はキレイだ。
これはワックスの特性で浸透力は弱めで木の表面に残る塗料が多いためだ。他の色でも起きているけど、ホワイトカラーでは目立ちにくい。個人的には気にならないけどね。
木口はワックスが濃い目になる

左:オイル タヤエクステリア
右:オールドウッドワックス
オイルは色が薄めで、ワックスが濃いめ。これは好みが分かれると思う。
手触り、質感
1回塗りではほぼ同等。
ただオイルは、塗装直後にウエット研磨すると驚きのシルク肌に仕上がってくれる。
オイルは重ね塗りして耐水性や手触り、保護性能を向上させるのが前提の塗料なので、ワックスはちょっと分が悪いかな。
ワックスは時間を掛けずにサッと塗装できるのがいいところだからね。
メープルにホワイトはよく合う

広葉樹のメープルにオイル塗装したら、色白の木肌が良い一層際立って、すごくかわいくなった。写真では分かりにくいけど。
メープルを使った引き出しの記事もあるので興味があれば読んでみてほしい。
白い塗装 どれがいい?
初心者にはワックスorオイル
ワックスorオイルフィニッシュがおすすめ。
どちらも失敗しにくい塗料で使いやすいので、初心者向きの塗料だ。
スノコのように耐久性と耐水性が必要な場合は「ステイン+ニス」がいいと思う。
塗装の代名詞であるニスは結構難しいし手間と時間がかかるので、チャレンジするときは慎重に作業してほしい。
着色ニスは耐水性が欲しいけど、サッと終わらせたいときにいいと思う。
僕が各塗料を使い分ける例を挙げるので参考にしてほしい。
オールドウッドワックスの使いどころ
・短時間で塗装したい
・水が掛からない使い方
・ビンテージ、オールド感
短時間で塗装ができるという点はワックスの大きな強み。
弱点は水に弱いという点。
この2点を考慮した作品にオールドウッドワックスを使うことが多い。
また使用感を出したいビンテージ風にはオールドウッドワックスが合うと思う。
オイルフィニッシュ タヤエクステリアの使いどころ
・気合を入れたDIY
・水が掛かる可能性がある作品
・テーブル天板
・屋外作品
塗装に時間が掛かるけど、その分メリットが大きいのがオイルフィニッシュ。
特にタヤエクステリアは強い耐候性と耐水性があるので、テーブル天板や水回りには最適だ。
そして、高級感とナチュラルな風合い。
それらを考慮すると気合のいれたDIYではタヤを使うことが多いかな。
タヤエクステリアの耐水性について
タヤエクステリアはドイツのリボス社のオイルになる。
リボス社のオイルは他のオイルと違って水に強い特徴がある。【屋内用アルドボス】、【耐候性のあるアルデット】、【さらに耐候性のあるタヤエクステリア】はどれも水に強い。
下の写真はラジアタパインに屋内用アルドボスを塗装したテーブル天板になる。
5年以上使ってもコップの輪ジミや水滴の跡はできていない。素晴らしい耐水性だ。
タヤについては屋外使用も可能なのでさらに耐水性がある。テーブルのように頻繁に水拭きする場所にも使える塗料だ。

ステイン+ニスの使いどころ
・耐水性、耐久性が欲しいDIY
耐水性と耐久性を必要とするシーンにはステインを使う。具体的にはスノコ、テーブルなど。
飲食店のように頻繁に拭き作業するテーブルではニス、特にウレタンニスの耐久性がほしくなる。
ピアノデザインのスノコを作った時にはステインを使っている。白鍵の鮮やかな白+高い耐久性が欲しかったためだ。
着色ニスの使いどころ
・耐水性、耐久性が欲しい
・手軽に塗装したい
手軽にサッと終わらせたいときに活躍するのが着色ニス。棚、キッチンラックのような日常使いする家具で、そこまで木目の有無が影響しないDIYで使うことが多いかな。
まとめ
ホワイトに塗装するとグッとナチュラル感が出て北欧風DIYに仕上がってくれる。
そのナチュラル感は他のインテリアの邪魔にならないので部屋に合わせやすいと思う。
ぜひチャレンジしてほしい塗料だ。






