一度にたくさん作って、楽して稼ぎたい。。。。ぐへへ
みんなもそう思うはず。少なくとも僕はそう思った。
でも現実はそう甘くなかった。
気づけば、無駄な作業や材料を生み出すゴミ製造マシーンとなっていた。
その結果、僕の財布から偉い人の肖像画がたくさん出て行ったのは苦い思い出。
今回はリアルな失敗談をもとに、「初心者はいきなり量産するな」という持論を展開したい。
DIY、ハンドメイド副業をこれから始めようとする人ほど読んでほしい。
利益の改善に関する記事を読んでもらえると、分かりやすい。こちらの記事から。
試作は利益の生る木
ザコが何言ってんだ?と思わず聞いてほしい。
ハンドメイドやDIY初心者が完成度の高い設計ができるわけがない。原価率もよく、作りやすい設計が最初からできるのは天才だけだ。
おそらく商品開発や設計を生業にしている人でも難しいんじゃないかと思う。
にもかかわらず、初心者の僕はたくさん作ったほうが効率的じゃん! と思っていた。
まあ、最初の1週間くらいだけやけどね!
もちろん商品開発の経験もなく、ぺーぺーな僕は試作を繰り返す。
でも試作を繰り返すことで、材料費、工数を下げることができ、利益率を改善することができた。
量産は急ぐな
結論から言うと、「時間」と「材料」を無駄にするからだ。
最初に述べた通り「ゴミ製造マシーン」になってしまうから。
理想と違って、現実はこんな感じ。
- 穴だらけの設計
- 材料をたくさん用意
- 部品を一度にたくさん作る
- あれ?
- 部品変えよう、デザイン変えよう
- 使わない材料の山
そう、作っているうちに、もっといい作り方やデザインがどんどん思いついてしまうのだ。
せっかく作っても使わない材料や無駄な仕掛品の山が生み出される。
僕の負の遺産を見てほしい。やる気に満ちて30個も加工したけど、使ったのは1個だけ。
ほんとゴミの山。
そして何よりも、「作った作品が売れるとは限らない」からだ。
不良在庫となった作品は精神衛生上よくない。
その時は「最高の作品や!」「絶対売れる!」と思っていたものが、時間が経つと
「なんでこんなデザインなの?」「んんん?、、、カッコいいか?これ?」と陳腐化してしまう。
負の遺産となって、部屋のいたるところに鎮座してしまう。
まあ、押入の奥底に封印してしまうよね。見たくないから。
試作のメリット
これがPDCAなのか!と実感できる。(真偽は不明)
でも、いいスパイラルに入ることは確か。
- 試作する
- いいアイデアが浮かぶ
- 利益が改善、短時間できる
- また試作する
- またいいアイデアが浮かぶ
- もっと利益改善、もっと時間短縮できる
こうやって試作を繰り返すうちにどんどん利益率が改善されて、作るのが楽になる。
実際に僕の初作品は、試作を1回するだけで利益率が30%→50%に大きく改善した。
ここで作った試作品はもちろん販売してもいい。
デザインが変われば別作品なので出品しても全然OK。
スキルUPできる
利益の改善のほかに、試作を繰り返すことで得られるものがある。初心者にとってありがたいもの。
そう、経験値だ。
ライン作業のように同じものを作り続ける経験値も大切だけど、試作で得られる経験値はとても貴重だと感じた。
ゴミ製造マシーンで得られた経験値はほとんどないに等しい。
試行錯誤を繰り返すことで、ものづくりの考える力、気づく力が鍛えられる。
そして、自分のスキルで作れる範囲がちょっとずつ拡がるのを実感できる。
いままで「作れそうにないなー」と思っていた技術が、「意外にもできそうだ」だと思えたり、「いやまだまだ遠いな」と推測できるようになる。
この経験値のおかげで、ある程度作れそうなものが想像できるようになるのだ。
まあそのおかげで、プロの人達の技術力がすごいことにびっくりするんだけどね。(遠い目)
まとめ
今回は試作の重要性をまとめてみた。
たぶんだけど、試作を繰り返してスキルアップしていくスタイルは今後も継続すると思う。
まだまだハイハイ状態で、つかまり立ちもできない初心者にはちょっとずつ積み上げていくしかないからだ。
進みは遅いかもしれないけど、着実に利益が上がっているし、作業効率もよくなっているので頑張ろうと思う。
本業よりもずっとやりがいあるしね!