「原価率が高い！」
「利益が全然でない！」
ハンドメイド副業を始めたころは、こんな悩みがついて回る。
思いのほか稼げないやん。アルバイトのほうが儲かるのでは？
って何度も思った。
本業もつらいのに、副業もつらいの？
せめて、副業は効率よく稼げてもいいじゃん。切実にそう思っていた。
でもそれは最初だけで、目に見えて利益率が良くなっていくので安心してほしい。
今回は顕著に効果が見えた「利益を増やすコツ」をまとめようと思う。
利益率の改善
結論から言うと、利益が出ない主な原因は、「販売価格が低い」or「原価が高い」だ。
この二つを意識するだけで、利益率を改善することができた。
初心者であるほど、販売価格を低く設定するワナにかかりやすいので注意。
例にもれず僕もそうだった。（ドヤァ）
経験者したからこそ、この罠にかかってしまう理由がわかるので、ぜひ参考にしてほしい。
１．販売価格の見直し
市場相場よりも低い販売価格に設定したくなる気持ちは、なかなかあらがえない。
ライバルが多いジャンルだとより一層そう思ってしまう。
・ライバルよりも安くないと売れない
この一点につきる。
特に、出品してから売れない時間が長いと焦ってしまい、販売価格を下げたくなる。
気持ちが痛いほどわかるけど、やめておいたほうがいい。
主な理由は「安売り合戦」に参加してしまうからだ。
生産能力の高い設備を持っている、つまり資産を持っているメーカーに戦いを挑むようなものである。
まあ、勝てないよね。
個人勢が挑むなんて、修羅の道でしかないから。
過去の自分にも言って聞かせたい。
一般的な製品とデザインや機能が違うからこその、ハンドメイド・DIYだ。
なので、安易に安売りすることはおすすめしない。
２．原価を下げる
自分の努力次第で利益を伸ばすることができるのが、「原価を下げる」だ。
原価の内訳はこんな感じ。
- 材料費
- 交通費（お買い物、出荷時など）
- 送料
- 梱包費
- 人件費（自身の工数）
- 手数料
- 電気代、水道代、家賃、工具、消耗品など
優先順位は「人件費」「材料費」「送料」だ。
特に「人件費」「材料費」は工夫次第でどんどん下がるので、考えるだけでも楽しかったりする。
そして以外にも効果があるのは「送料」。
特に低価格帯の商品の場合に効果的で、この改善だけでも10%くらい利益が変わったりするので侮れない。
具体的にどんなことをしたのかを説明していこうと思う。
人件費の削減
もっとも効果がある項目。
特に初心者ほど、効果が大きくて、簡単にできる。
正直、僕は作業時間の短縮に主に力を入れている。だってどんどん作業時間を短くすることができるから。
商品を作るたびに、こっちの作り方のほうがいいな、順番はこっちがいいな、ってなる。
ほんとに、みるみる作業時間が短くなっていくのがわかって、楽しくなる。
注意点としては、作業手順はメモしておくこと。
一週間後には、作り方を忘れちゃうから。
具体的には「作業手順メモ」「部品リスト」を作って、ちょっとずつ時間短縮をした。
この2点だけでも、作業効率が上がし楽になる。なぜなら、迷うことが減って考える時間と確認する時間が減るから。
この部品だったっけ？ 先にこっちの組み立て？ 順番逆？ 部品間違えた！ が減るのだ。
材料費の削減
「材料自体の価格を見直すこと」が想像できると思うけど、実はほかにも大きな効果が見込める。
作業手順と一緒に考えることで、その素材を使わないようにすることだ。
この効果が大きくて、その作業自体をなくすことで「部品代の100％」「その作業工数の100%」を削減できるのだ。
例えば、２つの部品をつなぐ金具。
部品を見直して、2つの部品ではなく別の大きな1つの部品に置き換えることができたら、金具が不要になるし、金具を組み付ける工程自体をなくすことができる。
また、金具を接着剤に置き換える方法もかなり有効。なんせ、接着剤は安いし、作業も簡単。
こんな風に部品自体を使わない、または置き換えることで作業時間短縮もできるのでオススメだ。
送料の削減
ピアス、イアリング、アクセサリーなどを取り扱う人に特におすすめ。
さらに商品価格が1,000～3,000円くらいの時に特に効果がある。
商品サイズによって配送料が全然違うからだ。一定の大きさを超えると送料が大きく変わってしまう。
例えばメルカリであれば、ヤマト運輸の「ネコポス210円」「宅急便コンパクト450円」と2倍以上の差がある。
「宅急便60サイズ」になってしまうと750円にもなる。
商品価格が安いと、本当に馬鹿にできない。
なので、商品サイズを小さくすることで、送料を大きく抑えることができる。
残念ながら、僕の商品ではどうしても小さくすることができなかったので断念した。
まとめ
利益を増やすコツは大きく3つある。
その中でも最も効果があって、即効性があるのが「人件費」「材料費」を同時に見直すことだ。
この二つを意識するだけで、作業自体も楽になるし、儲けも大きくなる。
僕のように、利益率に悩んでいる人はぜひ試してほしい。
やればやるほど、利益が大きくなるので、考えるだけでも楽しいからだ。
