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【ハンドメイド副業】初心者でも稼げた方法 vol2 値段の付け方

ハンドメイド副業で作品に値段を付ける方法とコツを説明。

ハンドメイド、DIY作品を販売するときに「販売価格はどう決めればいいの?」と悩む人が多いと思う。特に初心者は。

「安すぎると利益が出ない」「高すぎると買ってくれない」「適切な価格設定が知りたい」などなど。。。

でも、悩むと同時に「どれくらい高く売れるかなー、ぐへへ」となってしまう時間でもある。

自分の作品が世に出て売れることを妄想するのだからしかたない。楽しい時間だ。

では、実際にどのようにして販売価格を設定したのか紹介しようと思う。

簡単に設定できるし、自分に合った調整もできるので参考にしてほしい。

最後に実例も紹介するのでそちらも併せて見てほしい

この記事を読んで分かること

販売価格の設定方法

原価の内訳

実例

ハンドメイド販売の販売価格と原価の設定方法。

販売価格の内訳は上図となる。

販売価格とはお客さんに買ってもらう価格。

「販売価格」=「原価」+「利益」

この「原価」「利益」を設定せずに販売価格を決めてしまうと、最悪赤字になってしまう。

売れば売るほどお金が出ていく、意味の分からない状況になるので注意しよう。(笑えないリアルな経験あり)

1.原価

「原価」には「材料費」「送料」「手数料」「人件費」などが含まれている。

人によって異なるので、一度ピックアップしてみよう。僕の場合はこんな感じ。

  • 材料費
  • 交通費(お買い物、出荷時など)
  • 送料
  • 梱包費
  • 人件費(自身の工数
  • 手数料
  • 電気代、水道代、家賃、工具、消耗品など

大まかな数字でいいので自分の作品の原価を出して、原価率を計算する。

交通費や電気代なんかは毎回計算するのがめんどくさいので、固定金額を材料費にぶち込んで算出している。

2.原価率

ハンドメイド副業の原価計算のコツ。

一般的に、原価率は30~40%と言われているのでこれを目標に設定しよう。

、、、、ほんまか?

みんなそんな低い原価率で作ってる??

と疑うくらい、そんな低い値にならない。

なんせ初心者だから、、、効率よく作れるはずがない。(真理)

まず「人件費」(=工数)がでかい。量産するための知識も、知恵も、設備も、治具も、何にもない。

手探りの状況で作っているから、時間がかかるかかる。

そして「材料費」も大きい

初心者のうちは、材料を少量ずつ用意することになるので、こちらも必然的に割高になる。

「最初からたくさん材料を購入すればいいじゃん」と思うかもしれないが、これはほんとにお勧めしない

ほんとにお勧めしない。(大事なことなので2回繰り返す)

大量に買った材料が不良在庫になる可能性が大いにあるからだ。(実体験済み)

ちなみに、僕の初期の原価率は70%over、、、、だった。

でも安心してほしい、この値は徐々に下がっていく。

3.利益

ハンドメイド副業の利益の計算。

一番大事

このために副業をしている。(本音)

「利益」=「人件費」として、安売りする人もいるけどお勧めしない。

ハンドメイド副業を続けるなら、新しい工具や機械、設備の導入、新商品の試作が必要になってくる。

その費用を人件費から捻出すると、手元に残るお金が無くなるからだ。

そのためにも、しっかり利益は確保すべき。

初心者の頃は利益は小さいが、だんだん利幅は大きくなる

作ることに慣れたり、製造工程の工夫、構造・材料の見直しなどで改善されていく。

実際、原価70%over商品は、2か月後に原価50%まで下げることができた

しかも、まだまだ下げられる。

どうやって原価を下げたのか、詳しくは別の記事にしようと思う。

その記事がこちら。

販売価格の内訳が理解できたら、次は実際に販売価格を決めよう。

方法はたくさんあるが、

初心者は「1:市場調査して相場に合わせる」がおすすめ

逆におすすしないのが「3:周りの知人に聞いてみる」だ。

ほんとうにおすすめしない、、、

販売価格の決め方

1:市場調査して相場に合わせる

2:原価率30~40%として計算

3:周りの知人に聞いてみる

1.市場調査して相場に合わせる

minneやCreemaに出品されている似たハンドメイド作品を参考にする。

思いのほか高い価格設定がされていることもあるので、創作意欲がわいてくる。

まあ、そういう商品はプロが高級素材で作ってたりするのだけど、、、(遠い目)

自分の作品と同等の商品の価格設定と比較することを心掛けよう。

大事なことは「ハンドメイド品」を参考にすることで、「大量生産品」と比較しないこと。

メーカーの大量生産品に、僕たち個人勢が生産力で立ち向かうのは無謀だからだ。

2.原価率30~40%として計算

この価格設定が本来は正解と思うのだけれど、初心者では難しい。

なので、選ばれた人だけの選択肢。

初心者でも実現できるひとは才能があると思う。将来的にはもっと原価率を下げて、たくさん儲けるんだろーなー。(うらやましい)

3.周りの知人に聞いてみる

この方法はほんとにお勧めしない。

他の副業ブログではおすすめしているところもあるけど、個人的には全く参考にならなかった。

聞く相手を選ぶからだ。

 ・商品ジャンルの相場を知っている

 ・ハンドメイドと大量生産品の違いを知っている

 ・あなたが作った作品のポイントを理解できる

これくらいの条件がそろっていないと、参考にならないのだ。

そんな人身近にいます?(ボッチが悪い)

僕の作品で5,000円で売れている作品がある。

この作品を出品する前に、知人に「相場はどれくらいだと思う?」と聞いてみたところ、

1,000円

と絶望する答えが返ってきた。

材料費にも満たない価格である。これは聞く相手を選ばなかった僕が悪いのだけど。

そもそも、そのジャンルに興味がない、作品を必要としていない、だからお金を払う価値がないのである。

同様に数人に聞いたが、同じような価格だった。

絶望するだけだったので、僕は鋼の精神をもって聞かなかったことにして、もくもくと市場調査を始めた。

もしあなたの周りに、同じジャンルの作家がいれば相談することはいいことだと思う。

僕の最初の作品の価格設定の内訳を紹介しようと思う。

内訳値段メモ
販売価格5,000-市場価格を参考
利益112822.6%利益少なすぎ
材料費120024%最初なので割高
人件費150030%1,500円/1時間
送料52010.4%小さければ安い
梱包費1002%段ボール、プチプチなど
手数料55211%サイトにより異なる

原価率は驚異の77.4%

一般的な原価率の2倍にもなった。

ハンドメイド初心者であっても、かなり悪い数値だと思う。

でもあまり心配はしていなかった。原価の大きなウエイトを占めている「人件費」と「材料費」はどんどん下がるだろうと予測できたからだ。

実際、2か月後には原価率50%を下回るくらいまで改善している。

なので、これからハンドメイド副業を始める人たちも、最初の原価率にあまりこだわらずにチャレンジしてほしい。

安売り合戦に巻き込まれないように注意は必要だけど。