作家デビューの4ステップ
ハンドメイド作家になるための【第一歩】と【コツ】を伝えようと思う
- STEP1:販売するサイトを選ぶ
- STEP2:作品を作る
- STEP3:出品する
- STEP4:梱包・発送する
基本的にこの4ステップで立派なハンドメイド作家になれる。
そのスタートを切る前に、みんなの心配事を解決していこう。
資格は必要か?
不要!!
ハンドメイド販売に資格、特別な学校や通信講座の受講などは必要ない。
食料品や化粧品・石鹸などは、特別な許可や届け出が必要になるけどね。
開業届は必要か?
初心者には不要!!
ハンドメイド販売が【事業】なら開業届が必要になるけど、初心者ハンドメイド作家ではまだまだ不要だ。
作家として【独立】し【継続して販売】し、その収益で【生計を立てる】ようになってからで十分だ。
会社にばれない?
バレない!!
正確には会社にバレる可能性は低い。特に初心者は。
会社に副業がバレてしまうトリガーは「確定申告による住民税」の増加になる。
ハンドメイド販売の【年間の所得が20万円】を超えると【確定申告】が必要になり、住民税が増える。その増えた住民税から会社が副業に気づいてしまうことがある。
なんだけど、初心者作家が売り上げではなく利益で年間20万円を達成するのは、かなり難しい。なので確定申告自体を考える必要性が低い。
そして、確定申告するくらい稼げても、増えた分の住民税を自分で納税すれば、会社にはバレない。
そんな感じで、難しいことをはないので気楽に作家生活をスタートしよう。
STEP1:販売するサイトを選ぶ

ハンドメイドはインターネット販売が主流。初心者でもスマホと作品さえあれば、すぐに出品できる手軽さが人気の理由だ。
代表的な販売サイト
minne(ミンネ)
作家数が多く、初心者が始めやすいハンドメイド用プラットフォーム。
Creema(クリーマ)
プロ、セミプロ作家が多く、作品単価が少し高めのハンドメイド用プラットフォーム。
メルカリ、ラクマ
初心者にとって出品しやすく、売れるスピードが早いのが魅力。
BASE、STORES
個人ショップを開設するための支援プラットフォーム。
Etsy(エッツィ)
海外向け販売サイト。
初心者におすすめの販売サイト
初心者は【minne】【Creema】と【メルカリ】の併用がおすすめ。
作品ジャンルやデザインの違いで売れやすいサイトは異なってくる。
合う・合わないがあるので、自身が売れやすい・続けやすいプラットフォームを見つけるのが大切だ。
僕は最初メルカリ10割。今ではCreema7割、minne3割になった。
各サイトの詳細比較は別の記事にまとめているので参考にしてほしい。
ECサイトは?
ECサイトとは個人のネットショップのこと。BASEやSTORESがこれにあたる。
ECサイトは自分のショップとなるので集客も自分で行う必要がある。
知名度や実績の無いハンドメイド初心者にはかなり難易度が高い。正直お勧めしない。
STEP2:作品を作る
何を作ればいい?
と不安に思う方が多いと思う。
まずは趣味で作った作品を出品するのが手っ取り早い。
それらを出品している間に、「作りやすく、需要がある作品」を調査しよう。
人気ジャンルは?
ジャンル選びは永遠の課題
個人的には作って楽しいものがベスト。
好きじゃないと続かない。だけど人気ジャンルのほうが圧倒的有利なのは確か。
アクセサリー、ファッションが圧倒的
まあ圧倒的。
ハンドメイド界隈で人気のジャンルに関しては下の記事でまとめているので調査の参考にしてほしい。
出品する
minneやCreemaを登録したら、初期設定しよう。
ショップ設定
まずショップ設定から
- ショップ名
- プロフィール(作家としての思い)
- ショップロゴ、バナー
ショップ名・プロフィールは購入者の印象に大きく影響するので憶えやすく、好印象なものを考えよう。
ショップロゴとバナーは最初は無難なデザインでOK。お客さんは気にしない。
これらは後から変更できるし、ショップの方向性を変えることもあるので、あまりこだわらないほうが吉。
ハンドメイド作品の写真
使用シーンを想像できることが大事
購入判断の8割は写真と言われるほど重要。初心者でも意識するだけで綺麗に撮れるので頑張ろう。
実際売れ行きの大きなウエイトを占めていると実感する。
- 自然光で撮る
- 白系の背景でシンプルに
- 正面・斜め・使用イメージの3カット
- サイズ比較できる写真を入れる
説明文の基本構成
作品の説明文は丁寧に書こう。冗長にならず、簡潔で伝わりやすい内容を心掛けている。まあ難しいけどね。
箇条書きのフォーマットを作って使いまわしている。
- 作品の特徴
- サイズ(重要)
- 材質
- 使用シーン
- 注意点
- メンテナンス方法
購入後のトラブル防止にもなる。
価格設定
とても大事
目標価格は原価の3倍。まあ難しい。
しかし、基本の計算方法は知っておこう。油断すると赤字になってしまう。
目標出品数 10アイテム
ショップの商品点数は多いほうが好ましい。商品点数が多いほど、たくさんの人に見てもらいやすいので販売機会につながりやすい。
逆に商品点数が少ないと販売機会の損失に加えて、お客さんの購買意欲低下にもつながるからだ。
ショップに並んでいる商品が少なすぎると、ちゃんと作家活動をしていないように見えるのでお客さんが不安になってしまう。
そんなショップから買いたいと思わないからだ。
なので、最低でも商品は5品以上。大変だけど目標は10品以上は揃えよう。
赤字にならないためのポイント
- 手数料を忘れない
- 時給を安くしすぎない
- 梱包材もコストに含める
- 送料を必ず入れる
忘れがちな【人件費】。つまりは作業時間。
minne、Creemaの手数料や送料を含んだ自動計算フォームも作成しているのでぜひ活用してほしい。
STEP4:梱包・発送する

梱包の基本ステップ
シンプルに
オシャレな梱包にこだわりたくなるけど、最初はシンプルな梱包がおすすめ。
作品サイズ、使用する梱包材、段ボールサイズも変わるので、定番商品ができてから工夫するので十分だ。
僕が梱包するときはこんな感じ。
- 作品を透明な袋に入れる
- プチプチ緩衝材で包む
- 箱に入れる
- 紙で隙間を埋める
具体的には下の記事でまとめている。
発送方法と料金
配送サイズと送料は一覧にしているよ
minneもCreemaも配送料にも手数料がかかるので、送料を抑えることはコストダウンにつながる。
梱包材の節約にもなるのでしっかり確認しておこう。
匿名配送について
基本的に匿名配送なのが現状
2025年11月現在ではminne、Creemaでも匿名配送ができる。
特にCreemaは配送料金もかなりお得で僕のショップではほぼ100%匿名配送が選ばれている。
ハンドメイド販売をする際の注意点
商標権や著作権、意匠といった法律に関する内容や、商売上のマナーは押さえておこう。
商用利用が禁止されているデザイン・素材を使わない
キャラやブランドロゴ、意匠登録された模様が入った素材は商用利用できない。
作品全体がオリジナルのデザインでも商用利用が禁止された素材などを使って商品を販売することは禁止されている。
レシピや作品の模倣はしない
ネットで見つけた商品と同じデザインや、公開されているレシピ通りの作品はNG。他の作家さんの真似をしてコピー品を作るのもNGだ。
ハンドメイドに著作権の対象にはならないけど、マナー的には良くないからだ。
商品によっては許可が必要
具体的には食品、化粧品が該当する。
食品衛生責任者、化粧品製造販売業許可という免許や届け出が必要になる。
ハンドクリームや石鹸なども該当する可能性があるので注意が必要。
ハンドメイド販売のコツ
モノづくりのコツやお金を稼ぐためのコツを紹介しようと思う。
ニーズのある作品を作る
顧客ニーズが無いと売れない。作家が良いと思っても、お客さんがいいと思わないと買ってもらえない。
日ごろからSNSやハンドメイド販売サイトで情報収集しよう。
試作をたくさん作る
実際に出品することでリアルなニーズ調査ができる。作家が思っている売れやすい商品と、実際に売れる商品に乖離があったりする。その乖離を埋めるためにいろんな種類の作品を試作して出品しよう。
さらに施策をたくさん作ることで、創作レベルがどんどんUPする。モノづくりの幅が広がると同時に、量産しやすい作品作りにも役に立つ。
検索ワードを組み込む
たくさんの人に見てもらえるように、検索キーワードを考慮したワードを作品に組み込もう。作品名や説明文にさりげなく組み込むと検索結果の上位に表示されやすくなる。
いわゆるSEO対策と呼ばれるテクニックになる。google検索だけでなく、minneやCreema内でもワード検索されることが多いので効果は大きい。
続けること
もっとも大事
初心者作家は、半年間売れない事なんてザラ。売れない期間に耐えられず、離脱率する作家さんが高い業界だ。
続けていれば、徐々に売れるようになってくる。
僕がそうだった。リアルな売り上げ報告もUPしているので見てってよ。
まとめ
ハンドメイド販売の初心者が最初に知るべき内容を、読みやすい順番でまとめてみた。
- 販売サイト選び
- 写真と説明文の基本
- 売れやすい作品の選び方
- 価格設定の考え方
- 梱包と発送
- トラブル防止
- 販売のコツ
この流れを理解しておくことで、ハンドメイド販売がより楽しく、スムーズに進められるはず。。。。だと嬉しい。













