ベアリングの固定によく使うC型止め輪。
別名Cリング、スナップリング。
C型止め輪は軸用、穴用で形状の違いがあり、同じ呼び径であってもサイズが結構違う。
今回はそのC型止め輪のサイズ識別方法を解説していく。
Eリングのサイズを確認したい方は下の記事を読んでみてほしい。
目次
C型止め輪の外観と規格

C型止め輪は上の写真の右のようにアルファベットのCのような形状をしている。
別名、Cリング。またはスナップリングと呼ばれる金具だ。
主な用途はベアリング固定用になる。
C型止め輪 軸用、穴用の違い

C型止め輪には2種類あり、シャフトに取り付ける軸用とケース溝にはめ込む穴用に分かれる。
C型止め輪 呼び径とは?
C型止め輪はJIS規格になっており、サイズも規格化されている。
そのサイズのことを呼び径と言う。
では呼び径とはどこのサイズを指しているのかと言うと、「軸用=軸の直径」「穴用=穴の直径」になる。

上の図面で言うと軸用も穴用も「d1」が呼び径になる。
呼び径=10mmなら、
軸用・・・軸の直径が10mm
穴用・・・軸が通る穴の直径が10mm
ミスミさんの公式HPが各寸法を一覧にしてくれている。リンクを貼っておく。
ミスミ公式HP
呼び径と一致する寸法は止め輪にないので、どこか識別できる寸法を探すしかない。
どこの寸法が呼び径を識別しやすいかと言うと、「d3」になる。
サイズの測り方
軸用は内径、穴用は外径

軸用は内径d3を測る。
穴用は外径d3を測る。
具体的な数字で表すと下の表になる。
軸用の呼び径と内径サイズ
| 呼び径 | 軸用の内径 |
|---|---|
| S-10 | 9.3mm |
| S-12 | 11.1mm |
| S-15 | 13.8mm |
| S-17 | 15.7mm |
| S-20 | 18.5mm |
軸用の呼び径は頭にSが付く。よく使うのはφ10用の呼び径S-10で内径9.3mm。ベアリング6000番の固定に使われる。
穴用の呼び径と外径サイズ
| 呼び径 | 穴用の外径 |
|---|---|
| R-26 | 27.9mm |
| R-28 | 30.1mm |
| R-32 | 34.4mm |
| R-35 | 37.8mm |
| R-42 | 45.5mm |
穴用は呼び径の頭にRが付く。こちらもベアリングサイズに合わせた上のサイズが一般的。最もポピュラーなベアリング6000番にはR-26を使うので、C型止め輪の外径は27.9mmになる。
C型止め輪の取り外し方
詳しくは別の記事にまとめている。興味があれば読んでみてほしい。
まとめ C型止め輪のサイズは内径と外径を測る
軸用C型止め輪は内径、
穴用C型止め輪は外径を測ることで、サイズを識別することができる。
C型止め輪はベアリングごとに穴用軸用をセットで使うことが多いので事前にしっかり確認しよう。

