ワイヤーストリッパーの使い方

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ワイヤーストリッパーの使い方と【芯線を傷つけない】コツと使い方

「ワイヤーストリッパーで芯線にキズが付く」
「より線の一部が断線してしまう」

そんな方に向けて、ワイヤーストリッパーの種類ごとの使い方と、失敗しないコツを紹介しようと思う。

ワイヤーストリッパーの種類

芯線の種類:2種類

ワイヤーストリッパーは電線ケーブルの種類で大きく2種類に分かれる

・単線用
・より線用

単線、より線はそれぞれ太さの規格と単位が異なる。
単線は直径mm、より線は面積m㎡(もしくはSQ)

なので、基本的にワイヤーストリッパーは単線用、より線用で使い分けが必要

構造の違い:3種類

構造の呼び方はメーカー様々だけど、構造は大きく分けて3種類。

構造1:手動式
構造2:機械式
構造3:自動調整式

構造1:手動式

ワイヤーストリッパーで有名なホーザンのP-960。シンプルで使いやすいのが特徴。

シンプルで使いやすい

シンプル、コンパクトで、0.3sqなどの細い電線ケーブルに対応できるのが特徴。
昔は値段が安かったんだけど、昨今は機械式などと値段がほぼ同じ。

構造2:機械式

ベッセル3000Cワイヤーストリッパーの使い方。電線をブレードにセットして、グリップを握ると自動で被覆を切断して剥いてくれる。

機械的に被覆も同時に引き抜いてくれる

被覆剥きが不要、安定した作業品質、手が疲れないのが特徴。
主に0.75sq以上の電線ケーブルに対応。
小さい力で処理できて、同じ作業を繰り返すときはとてもいい。
刃の切れ味が悪くなったら交換できるし、単線、より線で刃を交換することもできる。

構造3:自動調整式

ワイヤーストリッパーPAW-01 エンジニア。より線、単線のどちらにも使える万能工具。
PAW-01ワイヤーストリッパーはワイヤー太さ径の自動調整と被覆を剥く長さを調整することができる。

機械式+電線径を自動調整してくれる

ここ数年で爆発的にシェアを拡げている自動調整式。機械式同様に被覆剥きも同時にやってくれて、かつ電線径をある程度自動で調整してくれる優れモノ。
工場などで同じサイズの処理だけなら機械式がいいけど、DIYにはこの自動調整式がとても便利。
めちゃ細い0.05sq~太い8sq(単線 0.25〜3.2mm)まで刃の交換無しで対応できる。より線も単線も。
芯線サイズが大きく違うとつまみでの微調整は必要だけど、0.5sq・0.75sqのように近いサイズなら調整不要。


ワイヤーストリッパーの使い方

では各種ストリッパーの使い方を見てみよう

手動式ワイヤーストリッパー

手動式ワイヤーストリッパーの使い方
手動式ワイヤーストリッパー HOZAN P-960

今回使うのはワイヤーストリッパーの代名詞的なHOZAN P-960。王道中の王道。
10年以上使っている頼もしい相棒。

手動式ワイヤーストリッパーの使い方2

根元に切れ味の良いニッパーがあるので、電線ケーブルをカットできる。

手動式ワイヤーストリッパーの使い方3

電線ケーブルをサイズに適した刃の位置にセットする。今回は0.5sqを使用。

手動式ワイヤーストリッパーの使い方4

グッとグリップを握って被覆とカットする。
そのあとに、力を少し抜いて刃を緩めよう。これがすごい大事。
少し緩めた状態で、親指で電線ケーブルをゆっくり引き抜こう。まっすぐにゆっくり。

手動式ワイヤーストリッパーの使い方5

スッときれいに被覆が抜け落ちてくれる。
引き抜くときに強く握っていたり、斜めに引き抜くと芯線にキズがついてしまいがち。失敗しないように注意しよう。

0.2sqにも対応しているSK-11のワイヤーストリッパー。
電子工作にはこっちも使いやすいと思う。SK-11さんも電気系の工具あるんだね。知らなかった、

DIYなら電工ペンチもあり

0.75sq以上の電線ケーブルしか使わないなら電工ペンチでもOK。
ギボシやカプラーのカシメもできて便利。


機械式ワイヤーストリッパー

ちいさめの機械式ワイヤーストリッパー3000C。汎用性は少し劣るけど、小さく握りやすいので女性におすすめ。

ベッセルの3000C。昔から愛用している小型で使いやすい機械式ワイヤーストリッパー。

ベッセル3000Cのブレードを変えると、単線にも対応することができる。

刃は単線用のA、Bと、より線用のCがある。付け替え可能。

ベッセル3000Cワイヤーストリッパーの使い方。電線をブレードにセットする。

電源ケーブルのサイズに合った溝にセットして

ベッセル3000Cワイヤーストリッパーの使い方。電線をブレードにセットして、グリップを握ると自動で被覆を切断して剥いてくれる。

グッとグリップを握ると被覆をカット+引き抜きも同時に処理できる。すごく便利。
ワイヤーストリッパーの使用頻度が高い人におすすめ。

被覆をまっすぐ引き抜いてくれるので、芯線にキズのキズやより線の断線を防いでくれる。
失敗しにくいのがメリットだ。

僕が使っているのは信頼と実績のあるベッセルの3000C。より線0.9sq、1.25sq、2.0sq、3.5sq、5.5sqに対応。
細い単線用3000Aは0.5、1.2、1.6、2.0mm。太い単線用3000Bは1.0、1.6、2.0、2.6、3.0mm。

細いより線にはアイウィスのこれがいいと思う。0.35〜5.5sqに対応している。


自動調整式ワイヤーストリッパー

高い汎用性と安定品質

PAW-01ワイヤーストリッパーはワイヤー太さ径の自動調整と被覆を剥く長さを調整することができる。

電線ケーブルの径に合わせてつまみを回して調整。被覆を剥く長さもストッパーの位置を固定することで調整できる。

ワイヤーストリッパーPAW-01の使い方。ワイヤーを自動でつかんでくれる。

ワイヤーストリッパーにセットして、グリップをグッと握る。
ある程度の電線ケーブル径に合わせて刃の力を調整してくれる。

PAW-01の使い方説明。ハンドルを握ると自動で被覆を切って抜いてくれる。

グリップを握りこむと、被覆を切断+引き抜きを同時にやってくれる。

被覆をまっすぐ引き抜くので芯線のキズや断線を防いでくれ、作業品質が安定する。
僕は最近はこのPAW-01ばかり使うようになった。

特に細い0.1sqの3芯フラットケーブルで重宝している。3本を同時に処理してくれる。

3芯フラットケーブル

芯線にキズをつけない、失敗しないコツ

ワイヤーストリッパーの失敗例。芯線にキズや断線してしまう

より線の断線

よくある失敗は芯線を切りすぎて発生する「より線の断線」「単線のキズ」。
それらの失敗を防ぐコツがいくつかあるので紹介しようと思う。

特に手動式ワイヤーストリッパーを使う人は注意して作業しよう。

コツ1:引き抜くときにグリップ緩める

ワイヤーストリッパーの失敗しないコツ

被覆を抜くときは力を緩めよう!

グリップを強く握ったまま引き抜くと芯線にキズを付けてしまう。
なので、ちょっとグリップを握る力を抜いて、刃に隙間を作って被覆だけを抜くようにしよう。

コツ2:まっすぐ、ゆっくり引き抜く

ワイヤーストリッパーの上手な使い方2

上の写真のように電源ケーブルを斜めにセットしたり、斜めに引き抜こうとすると芯線にキズが付きやすい。

まっすぐ、ゆっくり引き抜くときれいに処理できる。

コツ3:刃のサイズを確認

ワイヤーストリッパーを上手に使うコツ

上の写真のP-960は「右側の目盛り=より線」「左側の目盛り=単線」になっている。
初心者の方は間違えやすいので注意してほしい。

ちなみに刃の向きは表裏で指定はないので、どちらから引っ張っても大丈夫。

コツ4:被覆は手で引き抜く

ワイヤーストリッパーを上手に使うコツ。被覆は手で引き抜く。

めんどくさいけど、被覆は手でねじりながら引き抜く。
ワイヤーストリッパーで被覆に切れ目を入れて、あとは摘まみながらねじって引き抜くと被覆が簡単に外れてくれる。

ワイヤーストリッパーの刃の径が合わないときにも役に立つコツだ。

おすすめのワイヤーストリッパー

単線用、より線用のおすすめワイヤーストリッパーは別の記事にしているので参考にしてみてほしい。


まとめ 芯線にキズをつけずに、きれいに被覆を剥ける

ワイヤーストリッパーはちゃんと使うと誰でもきれいに被覆を剥くことができる。

初心者は失敗しにくい「機械式」「自動調整式」がおすすめ。
コンパクトで使いやすい「手動式」は慣れが必要なので、初心者にはちょっと難しいかもしれない。
まあそんなに難しくもないけどね。

-作り方&やり方
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