インパクトドライバとドリルドライバの比較

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インパクトとドリルドライバ とっちがいいのか?DIY初心者におすすめなのは?

結論:家具の組立にはドリルドライバ、DIYにはインパクト、

先に結論を述べておくと、使用目的で最適解は異なるってのが僕の考え。
どっちも優れているし、どっちもいい。

そして最終的には両方買うし、3本くらいは欲しくなる。ほんとに。

それでも最初の1台目を買うなら、、、そんな条件で僕なりに考えてみた。

家具の組立:ドリルドライバ(電動ドライバ)

ドリルドライバが適しているDIY

IKEAやアイリスオーヤマの家具の組立に使うのであれば格安のドリルドライバーが最適だ。
あるだけでいい。素晴らしい電動工具の恩恵を享受できる。

ドリルドライバーは音が静かで、ネジ締めトルクを調整できるのでネジが壊れるのを防いでくれる。
家具の組立は手の10倍は早くて楽。いいことだらけだ。

もちろん壁に穴を空け、木材の穴あけもビス打ちもできる。
DIYでバンバンモノづくりをしないなら、有名メーカー品の2万円以上もするドリルドライバは不要。
5千円前後でバッテリー式のコードレスドライバが買えちゃう。

持っているだけでできることが増え、世界が広がる素晴らしい電動工具。それがドリルドライバ。

もしDIYで棚などを作るかもしれないなら、HIKOKIの18Vバッテリー付がいい。18Vバッテリーは丸ノコにも使えて腐らない。天下のHIKOKIで1万円は格安。


DIYでモノ作り:インパクトドライバ

インパクトドライバが適しているDIY

棚や机を作りたい、庭に柵を作りたい、そんなモノづくりをするならインパクトドライバが最適

穴あけ、ビス止めのスピードはドリルドライバより断然早く、パワーも優れる。
きめ細やかな動作はドリルドライバに劣るけど、その細かさを必要とするシーンは少ない。

そしてインパクトはビットの交換がすごく楽にできる。ドリル1本持ちで作業ごとにビットを交換するのはとてもめんどくさい。

世間の評価でも木工DIYにおすすめされるのはインパクトドライバ。僕もそう思う。
そして個人的にはハイパワーでありながら、圧倒的に軽く使いやすい10.8Vをおすすめしたい。

ではなぜインパクトとドリルドライバにどんな差があるのかを見てみよう。


インパクトとドリルドライバの具体的な違い

剛と柔

インパクトドライバ:パワーとスピード

ドリルドライバー:きめ細かな動作、力加減できる

ざっくりは違いはこんな感じ。

インパクトドライバの動作

回転する力に強力な打撃(インパクト)を加えてガツガツと力強くビス止め、穴あけができる工具。
パワーとスピードを兼ね備えており、ビス打ちと穴あけがとても速くて楽にできる。

なので、コーススレッドで木材にビス打ちする、堅い木材に穴あけするなどのパワーを要する作業に適している。

ドリルドライバの動作

打撃はなく、一定の力でなめらかに回転する工具。微細なコントロールが得意で回転トルクも調整できる。必要以上の力で回転することはないのできれいな穴加工、適切な力でビス止めができる。

この適切な力でネジ止めできる機能は家具の組み立てに適している。


ビット取付構造(チャック)の違い

インパクトとドリルドライバの先端形状の違い

インパクトは取付が簡単なスリーブ。スライドして脱着できる。
ドリルは3つの歯がしっかり挟むキーレスチャック。回転式で3つツメが開閉する。

ビットの脱着スピードはインパクトのスリーブ式が断然早い。

インパクトの先端形状 スリーブ

インパクトドライバのスリーブ式のチャック。

作業効率がいい

インパクトドライバのチャックはスリーブ式と言って、外周をスライドさせることでビットを簡単に脱着できる。
ビット脱着の簡単さとスピードはドリルドライバより断然優れている

DIY初心者が1台のドライバでやりくりすることを想定すると、インパクトがいいと思う。
下穴錐→皿取錐→プラスビットへの付け替えが楽になる。

ドリルドライバの先端形状 キーレスチャック

ドリルドライバの先端形状のキーレスチャック
ドリルドライバの先端形状のキーレスチャック
先端を回してグッと締める

正直めんどくさい

ドリルドライバの先端形状はキーレスチャックと言い、回転させてビットをツメが締め付ける構造になっている。
ボール盤などと同じ構造で、しっかりとビットを固定でき、芯ブレが少ないのがメリット。
しかし、チャックを回転させる手間があり、時間が掛かるのがデメリットになる。

ドライバを2台持ちするなら、ビットをつけっぱなしにするのであまり気にならないけど、1台で使いまわす時はちょっと面倒だ。

取付できるビット形状の違い

ドリルビットのシャンクの形状の違い

ビットの軸形状は2種類ある。「丸棒」「六角軸」の2種。
インパクトは「六角軸」のみ使用可能なので注意してほしい。
ドリルは「丸棒」「六角軸」の両方を使うことができる。
最近のビットはほとんど六角軸だけど、径の大きいザグリビット(ボアビット)は丸棒もありインパクトでは使えない場合もある。
変換用チャックが安く売られているので問題になることはないけどね。

トルク調整機能の有無

ドリルドライバのトルク調整機能

ドリルドライバの特徴

ドリルドライバにはトルク調整ができる。これはインパクトドライバには無い機能だ。
トルクレンチのような正確なトルク設定はできないが、一定の力以上になるとビットの回転が止まる機能だ。

なので、木材にコーススレッドなどのビスを打ち込みすぎることを防いでくれる。数段階の調整ができるので微調整しやすい。
木材への穴あけには最大トルクのドリルモードを使う。

この点は電動工具を初めて使う人にはとても使いやすい機能だ。

インパクトはカムアウトしにくい

プラスドライバの先端がビスの溝から外れてしまうことをカムアウトと言う。
ビスがナメる原因になる現象だ。このカムアウトはインパクトドライバでは発生しにくい。瞬間的に力が加わり引っかかりやすく抜けにくい。
ドリルドライバでは常にトルクが加わるのでどうしてもカムアウトしやすい。しっかりドリルを押さえつければ大丈夫だけど。

価格差 インパクト > ドリル

1~2割くらいインパクトドライバのほうが高い。

ドリルドライバは手首の負担が大きい

瞬間的なパワーはインパクトドライバのほうが強いが、実は手首にあまり負担がかからない。
インパクトは力が加わる時間が極めて短いので、手首が回転に負けてひねられることがない。

逆にドリルドライバは瞬間的な回転トルクは低いけど、常にそのトルクが手首に加わるので、回転に負けて手首を痛めやすい。
グリンってて感じで手首を持っていかれることがある。

音の大きさ インパクト>>>ドリル

インパクトはガガガっと大きな音がする。壁の薄い賃貸ではご近所問題に発展しかねない音の大きさだ。昼間ならいいけど夜は絶対に使えない。
対してドリルドライバは音が静か。夜でも使えるくらいだ。

金属の穴あけにはドリルが向いている

金属の穴あけは低速で行うので、回転を調整しやすいドリルドライバが向いている。
インパクトでも金属の穴あけはできるので、そこまで気にする必要はないけどね。SUSのごっつい板を加工するなら話は別だけど。
そもそもそんな場合はボール盤でゆっくりゆっくり加工する。


よくある質問、疑問点

インパクトで穴あけできるのか?

できる。問題ない。

木ダボでビス頭を隠す

インパクトドライバでもドリルとして使用できる。木材でも金属でもきれいに穴あけ可。木ダボの埋木用の穴もきれいに加工できる。
下穴も、皿取も、ザグリも問題ない。

インパクトでは木ダボを作れない?

埋木錐
埋木錐
木ダボをマイナスドライバで折る
木ダボを作る

作れる!

インパクトでも木ダボは作れる。ドリルドライバのほうが作りやすいのは事実だけど、インパクトが加わらないように慎重にやれば問題ない。

木ダボ、埋木のやり方ガイド

バイク、クルマに使えるのか?

ドリルドライバは使えない。50N・m前後ではトルクが全然足りない。ボルトを緩めることもできない。
インパクトは110~140N・mほどあるので十分なトルクだ。最後にトルクレンチで手締めは必要だけど。


まとめ モノづくりにはインパクト、使用頻度が低いならドリル

もしあなたがDIYを長く続ける予定ならインパクトドライバをお勧めする。あなたのDIYに産業革命を巻き起こしてくれるはずだ。
ただし、音を気にするならドリルドライバ一択。それくらいインパクトは音が大きい。

すでにドリルドライバを持っているなら、インパクトに買い替える必要はない。僕も最初はコーナンオリジナルの貧弱なドリルドライバだった。
机でも棚でも問題なく作ることができる。2台目にインパクトでいいと思う。

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